<この記事のポイント> ・3世代目となる新型ピュアストライクが発売 ・全6機種のラインナップで登場 ・今回からTOURが復活 ・ 鋭い打球とコントロール性を実現したモデル |
<TOPICS>
2019年新型ピュアストライク発売
ついに発売となったバボラのコントロール系ラケット・新型ピュアストライク。
契約選手の1人、ドミニク・ティエム(Dominic Thiem)も2019フレンチオープンから使用を開始。
2019年全仏では、2年連続の準優勝を達成。
強烈な回転のサーブから、全身を使って打ち抜くストロークを左右に打ち込んで行くプレースタイルは、まさにピュアストライクの哲学そのもの。
全仏の準決勝ではジョコビッチ相手に、フルセットの戦いで勝利。
フォアもバックも強烈なショット。
屈指のディフェンスを誇るジョコビッチも届かないショットを連発。
まさにラケットのコンセプトである「鋭い打球とコントロール性」を体現!
ピュアストライク:新しくなったところ
2019年モデルで新しくなったところをまとめていきます!
この新しいモデルのコンセプトから。
従来のコントロール性能や打感の良さに加え、強打で鋭い打球を狙うことができる技術を集結させました。
http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2019/sp/2019_s72.html
ハードヒットにおける安定性と反発性、そしてピンポイントで狙える鋭角なコントロール性を同時に実現しました。
バボラのコントロール系ラケットとして、さらにコントロールに磨きをかけた今作。
新しく投入されたテクノロジーを見ていきましょう。
①デザイン刷新
2017年モデルは白ベースのミニマルなデザインが特徴的でしたが、2019年モデルではより赤の比率が上がり、ロゴもグラフィカルでより男性的なデザインとなりました!

②ヨーク部の樹脂パーツ:形状変更
2019年モデルではヨーク部分の樹脂パーツも形状が変更されています。
上の写真を見て頂けると分かるのですが、2019年モデルではヨーク部の樹脂パーツが赤くフラットな形状になっています。

2017年モデルでは、丸く隆起したウーファー形状になっていました。
プレスリリース等ではこの形状変更については言及されていないので、はっきりとした効果のほどは分かりません。
想像ではありますが、2019年モデルで平らな形状になった事により、より一層クリア・ダイレクトな打感に変化。
補足になりますが、ヨーク部分を除くグロメット(樹脂パーツ)に関しては、色以外の変更はありませんでした。

ピュアドライブ、ピュアストライクが相次いで内蔵型に変更されていたので、今回のピュアストライクに変更がされなかったのは逆に驚きでした。
③「C2ピュアフィール」の採用
(ピュアストライクシリーズに採用)
歴代「ピュアドライブ」、「ピュアアエロ」シリーズに搭載され進化を遂げてきた「ピュアフィール」テクノロジーを採用。
SMAC社の高機能素材をフェース部に配置、振動吸収性の最適化を図りより心地よい打球感を実現しました。
最新の航空機などに使われている独自の素材(SMACWRAP=細い粘弾性のゴム)を応用しています。
「C2エボフィール」(ストライク エボに採用)
SMAC社の高機能素材をフェース部4ヶ所に応用し、優れた振動吸収性とソフトで快適なフィーリングを実現しました。
新型ピュアストライクのインプレはこちら!
ピュアストライク16×19(2019)のインプレをアップしました!
詳しい感触、性能などはこちらからチェックしてみてくださいね!
ラインナップ&スペック
2019年モデルのラインナップは全部で6種類。
・ピュアストライク ツアー
・ピュアストライク 18 x 20
・ピュアストライク 16 x 19
・ピュアストライク 100
・ピュアストライク チーム
・ストライク エヴォ
各スペックはこちらから。
ピュアストライク ツアー
モデル名 | ピュアストライク ツアー (PURE STRIKE TOUR) |
フェイスサイズ | 98 平方インチ |
重さ | 320 g |
バランス | 315 mm |
フレーム厚 | 21.0 ~ 23.0 mm |
フレーム長 | 27インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 |
フレックス(RA値) | 70 |
定価 | 34,000円+tax |
発売予定 | 2019年10月 |
今回から再び登場となったTOUR。
荒いストリングパターン、より重たいフレームを採用する事により、パワーのあるプレイヤーにはこれ以上ない強烈なボールを打ち込める1本。
ピュアストライク 18 x 20
モデル名 | ピュアストライク 18 x 20 (PURE STRIKE 18×20) |
フェイスサイズ | 98 平方インチ |
重さ | 305 g |
バランス | 320 mm |
フレーム厚 | 21.0 ~ 23.0 mm |
フレーム長 | 27インチ |
ストリングパターン | 18 x 20 |
フレックス(RA値) | 70 |
定価 | 34,000円+tax |
発売予定 | 2019年10月 |
ドミニク・ティエム使用の18×20モデル。
ストリングの目が細かい事により、ボールを潰して打つ、高速スイングを受け止めてしっかりとしたボールコントロールを実現。
速いスイングとコントロールを両立したプレイヤーにオススメの1本。
ピュアストライク 16 x 19
モデル名 | ピュアストライク 16 x 19 (PURE STRIKE 16×19) |
フェイスサイズ | 98 平方インチ |
重さ | 305 g |
バランス | 320 mm |
フレーム厚 | 21.0 ~ 23.0 mm |
フレーム長 | 27インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 |
フレックス(RA値) | 70 |
定価 | 34,000円+tax |
発売予定 | 2019年10月 |
このシリーズのスタンダードモデルである16 x 19。
振り切ればパワーの出る305g / 320mmのフレームに、16 x 19のストリングパターンによって十分なスピン量を実現。
黄金スペックを上回るコントロールが欲しい人にオススメ。
ピュアストライク 100
モデル名 | ピュアストライク 100 (PURE STRIKE 100) |
フェイスサイズ | 100 平方インチ |
重さ | 300 g |
バランス | 320 mm |
フレーム厚 | 21.0 ~ 23.0 mm |
フレーム長 | 27インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 |
フレックス(RA値) | 72 |
定価 | 34,000円+tax |
発売予定 | 2019年8月 |
黄金スペックに慣れた人にもぜひ一度試してもらいたいのが100。
重さ、バランス、フェイスサイズは300g / 320mm / 100平方インチで黄金スペックと同じですが、わずかに薄いフレームを採用している事によって、操作性とパワーを残しつつもコントロールしやすくなったモデル。
ピュアストライク チーム
モデル名 | ピュアストライク チーム (PURE STRIKE TEAM) |
フェイスサイズ | 100 平方インチ |
重さ | 285 g |
バランス | 330 mm |
フレーム厚 | 21.0 ~ 23.0 mm |
フレーム長 | 27インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 |
フレックス(RA値) | 72 |
定価 | 34,000円+tax |
発売予定 | 2019年8月 |
285gのフレームを採用する事により、女性やジュニアプレイヤーでも十分に使う事が出来るのがチーム。
抜群の操作性と十分なパワーで、プレーのレベルを引き上げてくれます。
ストライク エボ
モデル名 | ストライク エボ (STRIKE EVO) |
フェイスサイズ | 102 平方インチ |
重さ | 280 g |
バランス | 320 mm |
フレーム厚 | 23.0 ~ 25.0 mm |
フレーム長 | 27インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 |
フレックス(RA値) | 70 |
定価 | 22,000円+tax |
発売予定 | 2020年2月 |
新たに設定されたのがこのストライクエボ。
ジュニアや初めてテニスをする人にも十分に使ってもらえるスペック、そして22,000円という破格の値段設定。
ちゃんとテニスを始めよう!という人にオススメしたいモデル。
まとめ:打つのが楽しみ!
いかがだったでしょうか。
新しいピュアストライクシリーズが8月より順次発売となります。

2代目はフレームの正面厚がアップし、扱いやすさが増した事でユーザー数も大きく増やしました。
今回のバージョンアップの内容は必要最低限に抑えられている印象。
前作からの乗り換えもスムーズに行えそうですね。
僕も2017年モデルのピュアストライク100、ピュアストライク16×19を愛用していましたが、打感はマイルドではあるものの若干ボヤけた感じもあったので新作の打感がどのように進化しているか早く試してみたいですね!!