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2020年全仏オープン特集!ROLAND GARROS

開催中の2020年の全仏オープン。
この記事では注目のトピックスやニュース、気になる選手のプロフィールや使用アイテムなどについても深掘りして解説!
大会期間中、随時更新をしていきます!

QFは因縁浅からぬ対戦カードが目白押し。

ベスト8が決まり、メンズシングルスの準々決勝の組み合わせは以下の通り。
ノヴァク・ジョコビッチ[1] vs パブロ・カレーニョ・ブスタ[17]
アンドレイ・ルブレフ[13]
vs ステファノス・チチパス[5]
ディエゴ・シュワルツマン[12]
vs ドミニク・ティエム[3]
ヤニック・シーネル
vs ラファエル・ナダル[2]
それぞれ因縁(?)浅からぬ試合となっています。

ジョコvsPCB:全米と同カード。

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非常にセンセーショナルな出来事となった全米でのジョコビッチ失格。
その試合の対戦相手こそ、PCBだったのです。
前回は相手の失格により勝利しましたが、今回こそは実力でベスト4を勝ち取りたいところ。
どちらもストローク主体のスタイルのため、ジョコビッチが有利というのが大方の予想だと言えそうですが・・・一矢報いたいところ。
過去の対戦成績はPCBの1-3となっています。

ルブvsステフ:ハンブルク決勝の再現!

全仏前哨戦であるハンブルク決勝を戦った2人が、全仏QFの舞台で再び対戦することに。2人とも1回戦では0-2の窮地からカムバックを果たし、その後は順当に勝ち上がってきました。
ハンブルクでは2-1でルブレフが勝利していますが、チチパスもGSでの経験値は上。熱い戦いになりそうな予感。
過去の対戦成績はルブレフの2-1となっています。

シュワルツマンvsティエム:親友同士の戦い

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ダブルスを組んだ事もある親友同士の2人。
過去の対戦成績は6-2でティエムがリード。クレーだけを見ても3−1でティエムがリード。シュワルツマンがクレーで勝ったのは地元アルゼンチンのブエノス・アイレスで、この時はファイナルセットタイブレークの接戦。
ただティエムが4Rでガストン相手に3-2フルセットだった事による消耗もありそう。
どちらが勝つにしても、良い試合になる事を願うばかり。

5セットマッチをシュワルツマンが制する!

この戦いは7-6/5-7-6-7/7-6/6-2という5時間越えの5セットマッチをシュワルツマンが制し、自身初のGSベスト4入りを果たしました!

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健闘を称えあった2人の姿に、スポーツマンシップの真髄を感じた人も多かったのではないでしょうか。ティエムはがガストン戦に続いて5セットマッチになってしまった事で、体力的にも限界を超えていた模様。
全米からのハードスケジュールの中、全てを出し切ったと言えるのではないでしょうか。
あとはシュワルツマンに願いを託しましょう。

シーネルvsナダル:初出場と絶対王者の対決!

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全仏12回の優勝を誇るナダルと、今大会が初めての出場となったシーネル。
ナダルは初出場で初優勝を遂げているので、シーネルとしてはその再現といきたいところ。
なお今回が2人の初対戦。ヘビースピンのナダル、ジョコビッチにも近い攻撃的なストロークを打てるシーネルのラリーは激しいものになるはず。

序盤は競るものの、ナダルが振り切って勝利

序盤は一進一退の接戦になるものの、中盤以降はペースを掴んだナダルがシーネルを振り切って勝利。次戦はシュワルツマンが相手。
2018全仏で2人は対戦しており、序盤はシュワルツマンがナダルを圧倒する状況だったものの・・・雨中断以降はナダルが復調して逆転勝利。
今年は果たして?

新たな新星シフィオンテクはTOUR100(290g)!

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今大会、女子シングルスで最大のインパクトをもたらしているのがI・シフィオンテク選手。契約無しでプリンスのTOUR100(290g)を使用中。
2013年WBのバルトリ以来となるプリンスラケットのGS決勝進出となりました。果たしてあらたな女王が誕生するのか・・・要チェック!

ボールがBabolatからWILSONに変更

今大会が始まる前から話題になっていたのが、大会公式球が変更された事。
これまでに使用されていたバボラのボールから、ウイルソンのボールへと変わっています。

打球感が重すぎて飛ばないらしい!

ただボールの変更による選手のリアクションはいまいちで、「打球感が重い」「飛ばない」といった声が続出。
ただでさえ気温が低い10月のパリ・・・余計に飛びにくくなっている模様。

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Some of these balls, you wouldn’t give to a dog to chew.

https://www.essentiallysports.com/atp-tennis-news-wouldnt-give-to-a-dog-to-chew-dan-evans-slams-new-tennis-balls-at-french-open-2020/

『いくつかのボールは、犬にだって噛ませないでしょうね。』
1Rで錦織選手と5セットマッチを演じたDan Evansもこんなコメントをしていました。

誰に有利なボールなのか・・・

以前であれば、サーフェスやボールが遅くなるほどタフなストローカー(≒ クレーコーター)が有利になる印象がありましたが、今大会ではまだなんとも言えないところですね。
シャポがカルバレスバエナに破れたかと思えば、アンダーソンがジェレ&ラヨビッチというタフプレイヤーを連続で撃破。

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ボールの影響を判断するには、もう少し戦況を見守る必要がありそうです。

日本人選手は2Rまでに全員敗退。

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本戦シングルスに登場した日本人選手は錦織圭、西岡良仁、杉田祐一、内山靖崇、土居美咲、日比野菜緒の6選手。
錦織/西岡/日比野の3選手が2回戦進出を果たしたものの、いずれも敗退。

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どの試合も「あの時、少し流れが変わっていれば・・・」と思わされる内容だっただけに、悔しく感じた人も多いのではないのでしょうか。
飛びにくいWILSONボールが体格的不利をさらに助長したのか・・・など、色々と考察出来そうな結果となりました。

239位の伏兵:ウーゴ・ガストン(Hugo Gaston)のドロップショット

RGの1st Weekで最も大きなインパクトを残したと言っても過言ではないのが地元フランスのウーゴ・ガストン(Hugo Gaston)。

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173cm/68kgと小柄な選手ですが、ヘビースピンからどフラット系ショットまで緩急自在なストロークに加え、有りえないほど高精度・高頻度で放ってくるドロップショットが大きな特徴となっています。
相手に的を絞らせない緩急、トリッキーなプレーは同じフランスのセバスチャン・グロージャン(Sebastien Grosjean)を彷彿させます。

有りえないくらい高精度・高頻度なドロップ

ドロップショットは通常であれば1セットで数回見れるかどうか。フェデラーがゲームをリードしている時に、タッチの確認(半分遊び?)でドロップを連続して放つ事は有りましたが、ガストンのそれはもう完全に別次元。
1ゲームに2,3回ドロップを打つのも珍しくなく、しかもネットギリギリに落ちる高精度。

ジャンビエール、西岡、ワウリンカを連続で撃破。4Rでは全米王者のティエムをドロップショットで翻弄し、フルセットの接戦へと持ち込みました。

ラケットはWILSON BLADE 98 16×19

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ガストンが仕様しているラケットはウイルソンのBLADE 98 (16×19)です。
21mm厚でしなやかなフレームは感覚的なショットをコントロールしやすく、16×19の少し粗め(※ATPではBLADE18x20が多数派)のストリングパターンによってパワーとスピンを実現しています。

タッチもパワーも犠牲にしたくない、そんな人にオススメな1本。

片手打ちBHの新星:アルトマイヤー

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全仏予選を突破して本戦入りを果たし、F・ロペス/J・ストルフ/M・ベレッティーニという強敵を次々に撃破したのがドイツのダニエル・アルトマイヤー(Daniel Altmaier)。
191cm/88kgの恵まれた体格から、しなやかに大きく振り抜く片手バックが特徴の選手です。

YONEX EZONE 98を使う珍しい片手打ちBH

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アルトマイヤーが使用しているのはヨネックスのEZONE98。
細く絞りこまれたシャフトによってしなりとパワーを高次元でミックスしています。