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アドブロがインプレで考えている事。

日々ブロガーとしてインプレ記事をアップしているわたくしTRUEMANが、インプレするにあたって考えている事や、大切している事を本音で語っています。
・しっくりくるラケットに出会えていない
・インプレ動画を見てもモヤっとするw
・実はTUREMANのインプレが好きだ
・テニスを筋道立てて考えるのが好き
・ラケットとストリングの話が大好きだ!
これらに当てはまる人は間違いなく楽しく読んで頂ける内容となっています!
もちろんそれ以外の方にとっても、ラケットやストリングの選び方などのヒントとして頂けると思いますのでぜひ一度読んでもらえると嬉しいです!!
現在のテニス市場:選択肢が増えた?増えすぎた?

過去にも触れた事があるのですが、現在の大手メーカーのテニスラケットってラインナップがものすごく細分化されているんですよね。
ここではHEAD(ヘッド)のラケットを例に、2007年カタログと2021年現在のモデル数(=スペック数)を比べてみました!


一目で分かるモデル数の違い!
2007年のカタログに掲載されていたラケットは17本!
ハイパワー系(AirFlow,Metalix)を除いた、競技志向のモデルに限定すると実質10本だけだったのです。
14年後の2021年1月時点では、29モデルが現行品として販売されています。
PWRを除けば、2007年のように”明らかなハイパワー系”モデルは少なくなっています。
モデル数が増えたブランドも多い!

その他のブランドをみても、10数年前に比べるとモデル数が増えているパターンの方が多いですね。
特にHEAD、WILSON、YONEXはモデル数・スペック数が大きく増加し、選択肢が非常に増えました。
選択肢が増えた事は単純に嬉しい。
Embed from Getty Imagesモデル数・スペック数が増えた事自体は全くもってありがたいと思うんです!
『ストリングがもう少し粗めならスピンかかるのに!』
『もう少しだけ軽めだと振りやすいんだけどなぁ』
『あともう少しだけ違えばドンピシャなのに!』
って2007年ごろに感じてた人も、きっと今のラインアップなら満足出来る一本と出会えているのではないでしょうか?
でもラケット選びに悩む人増えてない?
Embed from Getty Imagesでも一方で、ラケット選びに悩んでいる人 = ラケット選び難民が増えている、そんな気もしているんですね。
選択肢が増えたにも関わらず多くの人にとって問題解決には至っていない、そんな空気を感じています。
なぜ今もラケットの悩みはなくならないのか

ここからは、ラケットの選択肢が増えたのになぜ悩みが減っていないのか?という問題の原因を考察しています。
アドブロとしては大きく3つの原因があると考えています。
・モデル数増加+セールスのパワー
・ラケットを試せるような環境は限られてる
・そもそも合う/合わないの基準が感覚頼り
① モデル数増加+セールスのパワー
Embed from Getty Imagesまずはとにかくモデル数が増えた事によって、アレもコレも気になる!!という状況が頻発するようになった事が挙げられます。
基本的に多くのブランド/ラケットが2年サイクルでモデルチェンジしている為、『新製品出たからこっちに注目!』という回数も増えてます。
さらに”限定色・限定デザイン”も登場するようになり、悩ましい誘惑が増えてます・・・本当に。
加えて〇〇選手使用モデル!など、色んな手法で僕たちを魅了してくるセールストークも(笑)
もちろんそれ自体は決して悪い事ではないんですけど、魅力的に見えすぎると自分に合う合わないを無視して買いがち。
② ラケットが増えても試せるとは限らない。
Embed from Getty Imagesアレもコレも気になる!ってなるのは自然な事だとしても、実際に気になるラケットを試せるチャンスはとても少ないというのが現実ですよね。
・試打出来るショップ/イベントがない
・試打出来ても1本だけ
・試打出来たけどストリングが劣悪コンディション
・小さなスペースだからフルスイング出来ない etc…
そもそも試打出来る環境に無い人も多いですし、仮に試打が出来てもストリングの条件が普段と違い過ぎて、違いがよく分からないという事も珍しくないです。
気になっても試せない、もしくはとにかく買ってしまうしかない・・・そんな感じですよね。
③そもそも合う/合わないの基準が感覚頼り
Embed from Getty Imagesそしてここが1番重要だと思うんですが、ラケットの良し悪しを判断するには感覚が基準になりますよね。
人間の感覚はとても敏感で、機械ではほとんど違いが分からないような事でもハッキリと知覚する事が出来ちゃうんですよ。
(インパクトでの接触時間は概ね3/1000秒程度と言われていますが、セッティング次第で何倍も違って感じられますよね!)
ただ一方でその感覚が365日24時間いつでも同じように発揮されてるか?ってなると、多分そんな事はないんです。
身体が凄く軽くスムーズに動かせて気持ち良い時があれば、とにかく重くて全然うまく行かなかったり・・・同じラケットでも日によって感じ方に大きな差が生じる可能性があるんですよね。
結局、合う合わないの判断がしづらい
これらの要素が組み合わさって、最終的にテニスラケットが自分に合っている/合っていないを判断するのは結構難しいものになってます。
メルカリに沢山ラケットが出品されている背景にはこういう現状も影響してると思うのです・・・。
感覚と数字(データ)の話。
そんなインプレ界隈ですが、わたくしアドブロは出来るだけ感覚と数字(データ)の両方をバランスよく発信するように心がけています。
なぜそう感じたのか?という点を数字で示す事が出来れば、信頼性と再現性が高まると考えているからです。

例えば、先日行ったハイパーGとハイパーGソフトの比較・検証では、フォアハンドなどをデータ比較しました。
数字で示す事で、柔らかいハイパーGソフトの方が僅かにフラット系寄りのショットが打ちやすい・・・というのをイメージしやすくするのが狙いでした。
感覚は最も大切!でもそれだけじゃゴールは遠い
勿論、ラケットやストリングを変えた時にプレイヤーがどう感じるか?というのは最も大切な要素です。
ただコレだけ沢山あるテニスラケット&ストリングを全部試すのは無理ですし、感覚以外に判断出来る要素を少しでも増やして行かないと・・・新製品が増えるほどに選び方が分からなくて困る人が増えていくだけなんじゃ無いかと思うんですよね。
いつかこんな事が出来たら!っていうお話。
とにかく感覚の数字(データ)の両輪で回して行かないと、どこかにしわ寄せががくる・・・という事が分かって頂けたのではないでしょうか!
ここからは僕個人の、いやアドブロとして実現したい夢を共有させてください!
テニスで使える正確な計測器が欲しい!
データ化には計測機器が必要なのは言うまでもありません!
SONY、HEAD、ZEPPなどがテニス用のセンサーを販売していましたが、現状ではすでに適正価格で購入する事はほぼ不可能となっています。
いやもうどこにも売ってねぇ(笑)
現状ではTrackmanやPlaySightなど、ラケットではなくコートに設置するタイプの計測器を活用出来ないか?と思案中です。
こんな感じで、気になるラケットを打ち比べ&データ取集出来たら良いですよね!
まぁ個人で所有出来る金額の代物ではないのは知ってますが・・・欲しい(笑)
最近YouTubeにTrackmanが頻繁に出てくるようになって、うらやましいぃーと思いながら見てます・・・
テニスの技術・体力テストがあってもいいのでは
あとはコレらを活用したフィッティング(打ち比べ)だけでなく、テニスの体力テスト(?)みたいなのものもやってみたいと思ってます!
例えば3,4月に1度くらい、サーブやストロークのスピードや回転数を調べる事が出来れば上達の指標にもなるでしょうし、モチベーション向上も図れると思うんです。
ご自身の技術を具体的に分析するイベントがあっても楽しいと思いませんか?(゚∀゚)
— アドブロ(ADVNTG.BLOG) (@ADVNTG_kotodama) January 15, 2021
・自分の技量を一度確認したい🤔
・宮地コーチにアドバイスもらいたい👆
・アドブロとテニス談義してみたい👬
まだ何にも動いてませんが、気になってる人がいればぜひリアクションして貰えたらうれしいなぁ😘 https://t.co/zF07zCYfYz
今はまだ妄想に近い夢ですが、いつか実現させてみたいと思ってます!
ラケット選びを楽しくやれたら最高!
インプレなどの手法はこれからも考え続けて行くべき課題だと思います・・・
ただ忘れずに伝えておきたいのは、とにかくラケット選びって楽しい!ってこと!
もちろんコストも時間も掛かるっていう側面はありますが、道具の違いによるプレーの変化や自分にあった道具を見つけた時の感動、これってすごい快感なんですよね!
みなさんとこの気持ちをシェアしたくてブログ書いているようなもんですもん(笑)
分析方法や伝え方は超真剣に考えるけど、ラケットを選んでテニスをプレーするという部分は最高に楽しみながらやって行こうと思います!
まとめ:数字と感覚、両方大事にして。そして楽しく!
・ラケットのモデル数は増加
・選択肢はすごく増えている
・ラケット選びに悩む人も増加
・色んな要因が影響しあっている
・感覚もデータも大切!
・いつか正確な計測機でインプレ!
・技術を測るテストも構築したい
・でもとにかく楽しさを伝えたい!