先日ゲットしたプリンス ツアープロ95XR。
(PRINCE TOUR PRO 95XR )
今回のモデルはトワロンが入っていない旧型になります。
このラケットの詳細については先日の記事をご覧ください!
[インプレッション] 緑色した王子様 – Prince Textreme Tour Pro 95XR
買ったはいいものの、このところの雨で打てずにいました。
先日ようやくしっかりとテストすることが出来ましたので、実際に打った感触、性能などをまとめていきます!
ツアープロ95XRの打感:カッチリとした硬め打感
打感はかっちりとしていて、硬めでした。
(使用したストリングはバボラ ブリオ130を45ポンドです。)
スペックが95平方インチ、22−22−20mmの厚さという事もあって、打感はどうなるかな?と思っていたんですが、実際打ってみるとやっぱり結構硬めの打感。
プリンスでは1番ハードなモデルですし、ここは予想通り。
反発力は95平方インチのモデルの中では平均並み、もしくはちょっと抑えめくらいなくらいです。
ただ球離れはそこそこ良いので、インパクトで手に来る重みはそこまでしんどくはないです。
頼りなさは皆無。
フレームの厚み、テキストリームのによる剛性化などの恩恵なのか、頼りなく感じることは全くありませんでした。
ほぼボックス形状のフレームですが、しなりはそんなに感じませんでした。
(僕のスイングスピードでは・・・です。)
スリクソンCX2.0 TOUR(95平方インチ)のほうが多少はしなり感を感じやすかった気がします・・・ただ、どちらもパワーがある男性、スイングスピードが出せる人が使えばコントロールも良く、使いやすい1本だと思います。
縦にスーパースマッシュ1.20、横にブリオ1.30のハイブリッドも試しましたが、こっちの方が打感がマイルドでスピンもかけやすかったです。
ブリオの一本張りの時はストリングの動きがイマイチで、ホールド感もあまり出ませんでした。
TOUR PRO95 XRにはポリを入れたハイブリッドや、細めのポリ系ストリングの方がマッチするんじゃないかと思います。
反発力・スピン性能:スペック通り。
反発力は95平方インチとしては並みか、ちょっと抑えめかなと。
ウィルソンのBURNも95平方インチですが、明らかにBURNの方がボールは飛びます。
このツアー95XRの良いところだと思うんですがフレームに癖が無いので、ストリングの種類・テンションの違いで大きく印象が変えることが出来ます。
オススメは細めのポリを使ったハイブリッドですが、プロハリツアー1.30の一本張りにしたら超ひっぱたき系ストロークラケットに出来るし、X-ONEバイフェイズのような球持ちの良いウレタン系ストリングを張って繊細なタッチ・コントロール重視のラケットにも出来ると思います。
(どんなストリングにしても大きな反発力を期待するのは難しそうですが。)
振り抜きが良い!
95平方インチなので振り抜きはよく、スイングスピードはあげやすい方のラケットだと思います。
というよりもスイングスピードを上げるのは必須条件で、合わせてるだけじゃ試合は一方的にやられるボールになってしまうかもです。
頑張ろう!笑
スピン性能に関しては95平方インチ、縦長フェイスにしてはそこそこ掛けやすい方だと思います。
(もちろん、ピュアアエロみたいにはかからないので、スペックよりはかかるという意味で。)
ストリングの間隔は縦も横もかなり広げられているので、この目の荒さがスピンに貢献してると思います。
(振り抜きの良さ)+(ストリングの目の粗さ)を生かしてフラットドライブを安定して打ち込んで行く様なストロークには良く合うと感じました。
大きく困る事はないけれどアシストもない
取り回しも悪くないので、ネットプレーのような場面でもそこまで困ることはありませんでした。
ただ、スイートスポットは大きくはないので、当たり・外れはシビアだったかな・・・外すと全自動ドロップショット。
あぁしんどい。
振り抜きの良さがあるので、スイングスピードを活かせる速いサーブ、速いスライス系のサーブは打ちやすかったですね。
ただ、スピンサーブを丁寧にコントロールする、ボールを弾ませる・相手を押し込むのは難しかったです。
コントロールしようとしてスイングスピードが落ちると途端に球威が・・・。
全体的にシビアではあったものの、慣れてしまえば色々とやれそうなラケットかなと思いました。
フラットドライブ系で打つ人、コントロール重視の人、十分なパワーを持っているなんかは大いに活躍してくれるラケットだと思います。
意外とプロスタッフ好きに合うかも?
このラケット、22mmの厚みはありますが素直なBOX形状をしています。
打感はかっちり、ムダなたわみやしなりは出ないです。
僕はプロスタッフツアー90を長らく使ってきましたが、TOUR95XRの使用感は意外と近いものがあるように感じました。
Six-One95だとラウンド形状なので、性能や使用感って別物でしたよね。
90平方インチのプロスタッフを、使用感は大きく変えずに少し剛性を足したらこのTOUR95XRになるんじゃないかと・・・そう感じました。
<この記事で紹介した製品一覧>
高い剛性、優れたコントロール性能を誇るTOUR95。
しっかり振り切れれば武器になる、そんな1本です。
トワロンが追加された新型も安くなってます!
100平方インチモデルもあります
パワーの面でちょっとキツいなー、っていう方は100平方インチがおすすめ!
100平方インチのフェイスに16×18という粗めのストリングパターン。
ラケットパワーを活かしつつスピンで抑え込める、こちらも優秀な1本。
この他にもラケットのインプレをいくつも用意していますので、合わせてチェックしてみてくださいね!
→ ラケットインプレッション一覧