・最も実用性の高いスペック
・バランスが335mmに変更
・軽やかでシャープな打球感
・スイングの速度/大きさで飛ばす
・実戦でも扱いやすい性能
・発売予定日は2023年1月24日頃
2023年1月下旬に発売を迎えるダイアデム(DIADEM)のエレベートライト v3 (ELEVATE LITE v3)をインプレッション!
言うまでもなく”使い手を選ぶラケット”ではありますが、製品としてのポテンシャルは非常に高く、良い意味で「凄く尖ったラケット」に仕上がっています。
メリット | デメリット |
・しっかりとした打球感 ・優れた操作性 ・ブレないフレーム ・スピードを出しやすい ・ターゲット層が広い ・完成度が高い |
・若干押し込まれる感覚 ・カスタム性が低い |
ダイアデム・エレベートライト v3
(DIADEM ELEVATE LITE)
2023年1月発売予定のダイアデム・新型エレベート98 v3(2023年モデル)はデザインを一新。
深い青、少し紫色に近いような色をベースに、要所にブランドロゴを白地でペイント。
スペック:シリーズで最軽量の290g/335mm
モデル名 | DIADEM ELEVATE LITE v3 |
ヘッド サイズ | 98平方インチ |
重さ | 290g |
バランス | 335mm |
スイング ウェイト | – |
厚さ | 21.5mm フラットビーム |
フレックス | RA64 |
ストリング パターン | 16×20 |
長さ | 27 |
グリップ サイズ | 1,2,3 |
価格 | 税込 38,500円 |
発売予定日 | 2023年1月 |
重量は290gで、エレベートシリーズの中で最も軽いスペック。
スペックとしては前作エレベートライトがバランス330mmだったのに対し、新型は335mmと若干トップヘビーになっています。
RA64となっており、CX200LSやEZONE98L、SPEED MPなどと同等の数値となっています。
(※98はRA64、TOURはRA67)
軽量モデルだけど佇まいは98/TOURと同じ!
21.5mmの薄いフレームに、比較的スリムな縦長フェイス形状。
98/TOUR/LITEの3スペックすべてで同じフレーム形状となっており、単純に重さ・バランス・フレックス(Stiffness)での選び分けとなります。
打球感をインプレ!
ストリングがエボリューション(ナイロン)だったこともあって、他のスペック(※ソルティス張り上げ)よりもシャープで軽やかな打球感でした。
手応えも軽めになったことで、テイクバックからフォロースルーまでスムーズに振り抜くことが出来ます。
ただ、フレーム自体の感触は305g・315gとほとんど同じ感じであり、重さ・バランスで選び分ければOKですね。
前作と比較:打ち応えが増したかも
前作のエレベートライトと比較をすると、新型(v3)の方が若干ですが打ち応えがアップしているような感じがします。
決して大きな差ではないので乗り換え自体はスムーズに出来ると思います。
性能をインプレ!
反発力 | +1 |
パワー | 0 |
ホールド感 | -1 |
弾道の高さ | 0 |
トップスピン | +1 |
スライス | +1 |
安定性 | +1 |
操作性 | +1 |
振り抜きやすさ | +1 |
快適性 | 0 |
性能を端的に表すなら「フィーリングをそのままに操作性を向上させたエレベート」といったところ。
ストローク:振り抜きやすく球速が出る
290g・335mmはとにかく振りやすく、ヘッドが走ってくれるので球速を出しやすい!
少し低めの弾道で、球速のあるドライブ系を快適に打ち込むことが出来ました。
特にTOUR(315g)では絶望的な片手バックハンドのトップスピンでしたが、ライトではしっかり振り切って打ち込むことが可能。
弾道の調整もしやすく、実際の試合でも十分使えると感じられる使い心地でした。
スライスは305g・315gとはかなり感触が違い、エレベートライトだとスイングの速さと大きさでボールの飛距離を調整出来ますね。
個人的にはこちらの方が使いやすいと感じました。
ボレー:高い操作性で調整しやすい
シリーズで最も操作性が高く、特に素早い対応が求められるネットプレーでの恩恵は大きかったです。
ストロークのスライスと同じように、重さで飛ばすというよりもある程度スイングで飛距離を出すイメージになりますね。
サーブ:楽にスピードが出せる
サーブにおいても振りやすさ・操作しやすさは大きなメリットになってます。
楽にスピードが出せるため、プレイヤーとしてはコントロールに集中することが可能。
結果としてコースの打ち分けなどが非常にしやすく感じました。
好きなところ:完成度が高い
このエレベートライトv3は非常に完成度が高いラケットだと思います。
軽量で操作性が高いのでどのショットも打ちやすく、打球感も300g超のスペックと比べても遜色がないくらいにしっかりしています。
軽いけどしっかり打って試合を展開していくことが出来る、非常に実用的なスペックに仕上がっています。
イマイチなところ:もうイジるところがない感じ
完成度が高いことの裏返しだと思いますが、正直カスタムする余地がない感じがします。
バランスがかなりトップ寄りの335mmであること、もともと人工皮革のグリップなのでレザーにしてもあまりバランスが引き下げられないこと、グリップ内部構造の問題でシリコン充填が難しい・・・
なので「305gは重いから290gを自分好みにカスタムしたい!」っていう人は悩ましいところですね・・・
ライバルラケット:98+軽量は選択肢少ない
重量が290g前後でフェイスサイズ98平方インチのラケットを探すと大体以下の通り。
・CX200LS
・ULTRA TOUR95J v4.0
・XCALIBRE 290
・Mantis PRO295Ⅲ
・EZONE98L
・VCORE98L
ハッキリ言ってかなり選択肢が少ないことが分ります。
というのも98平方インチの軽量スペックが用意されるのは非常に稀で、マーケット的には100平方インチモデルで補われることがほとんど。
最も近しい存在と言えそうなのがCX200LSですね。
CX200LSは技巧派向けの味付け、エレベートライトはフィジカルを駆使して戦う武闘派向けの味付けといった印象。
味付けはだいぶ違いますが、しっかり振り切って球威で攻め込むという点では共通しているのがウルトラツアー95J v4.0。
エレベートライトは球威を出しつつタッチも欲しい人、ウルトラツアーは球威で押し切りたい人向けでしょう!
エレベートライト v3を選ぶ理由は?
・CX200LS以上のパワー
・XCALIBRE以上の安定性
・Mantis PRO以上のスピード
同カテゴリーのライバルと比較すると、フレームのしっかり感・安定性という面では頭一つ抜けた存在なのは間違いありません。
軽さから生まれるスイングスピードを生かしつつ、高い精度で打ち込んで行きたい人には非常に魅力的なラケットと言えるでしょう。
発売予定日:2023年1月24日
エレベートv3は2023年1月24日発売予定となっていて、すでに予約は開始されています!
おそらくそこまで生産数も多くはないはずなので、確実に手に入れたいという人はお早めに!
エレベートと同色のラケットバッグも発売に!
今までのティールからカラーリングが刷新されたエレベートに合わせて、ラケットバッグにも新色が登場。
これでコーディネートも完璧です!
【朗報】有料試打プログラムがあります!
取り扱いがグローブライドになったことで、ついにダイアデムのラケットも有料試打プログラムを利用してお試しすることが出来るようになりました!
・ELEVATEx3本、SUPERNOVAx3本
・合計6本セットで試打が出来る
・レンタル期間は10日間
・オンラインで申し込み可能
・費用は3,100円(送料込み)
・推奨ストリング張り上げ
・グリップサイズはすべて#2
・クラブプリンス登録で500pt
一気にダイアデムラケット全機種=6種類を試すことが出来、出費は必要になるものの6本を10日借りられることを考えたら相当お得なプログラム。
お友達と複数人で借りたら相当金額も抑えられますし、電車に乗ってお店に試打ラケットを買いに行くよりお得かもしれません。
気になっている人はぜひぜひ!
まとめ:ダイアデム・エレベートライト v3
・非常に完成度の高い1本
・高い操作性で扱いやすい
・ヘッドが走り球速が出る
・ネットプレーしやすい
・サーブも楽に飛ばせる
・幅広い層におすすめ出来る1本
・一般プレイヤーはこれでOK