この2本ってどう違うの?
今回はこの2種類(16×19と100)の違いを徹底解説!
2017も2019もそれぞれ2種類ずつ所有していたので、その経験も踏まえつつ情報をまとめています!
結論から言うと、この2本は見た目こそソックリですが使い心地や性能に関してはハッキリと差があります!
そもそも98と100って違いあるの?
今のテニスのマーケットには、同一モデルに98平方インチ(もしくは97)と100平方インチの両方をラインナップするラケットって結構多いですよね。
・VCORE 98/100
・VCORE PRO 97/100(JP)
・EZONE 98/100
他にもまだありますが、パッと思いつくだけでもこんなにあります!
98/100でスペックがハッキリ違うものが多い
でも先ほど挙げたラケット達の98/100ってフレーム厚にも差があって、パッと見た感じも結構違います。
パワーのある”黄金スペック系”の100、よりコントロール性を高めた98、のようにしっかりと味付けを変えてあります。
それと比べると、ピュアストライクって違いが分かりにくすぎやしないか?(笑)
そう思って今回の解説記事を書くに至ったのです。
ピュアストライク16×19と100の外観比較!
今回16/19モデルと100モデルを比較していくのですが・・・まずはこちらの写真をご覧ください。
これがピュアストライク16×19か、ピュアストライク100か見分けられますか?
これがノーヒントで見分けられるぞ!!って人はバボラの関係者か、ただのテニス変態か、です!
(変態とはそっと距離を取っておきましょう。)
ちなみにこちらが100です!
こうやって比較しても、違いが分かりにくいっ!!笑
パッと見で見分けられたらほぼ変態
ちなみに正解はストライク16×19。
ちょっと見ただけでは本当に違いが分からないピュアストライク。
なにせデザインは全く一緒ですんで!
両方を手に取って見ても、ほとんど違いは分かりません。
スペック比較:ピュアストライク16/19・100
モデル名 | ピュアストライク 16 x 19 | ピュアストライク 100 |
フェイスサイズ [ 平方インチ ] | 98 | 100 |
フレーム厚 [ mm ] | 21 – 23 | 21 – 23 |
重さ [ g ] | 305 | 300 |
バランス [ mm ] | 320 | 320 |
ストリングパターン | 16 x 19 | 16 x19 |
RA値 | 70 | 70 (2017) 72 (2019) |
・98平方インチ or 100平方インチ
・305グラム or 300グラム
・RA70 vs RA72(2019モデルの100のみ)
この3点が主な違いとなっています!
このちょっとの違いが結構な違いを生む結果に!
性能:初速が出る100・打ち込める16/19
性能を比較すると、小さなスイングでも初速が出やすく弾道も上がるのが100、反発力では劣るものの直線的な弾道で打ち込んで行きやすいのが16/19という感じ。
特に2019年モデルは違いが大きい
性能的にも結構な違いのある16/19と100ですが、2019年モデルだとこの差がより顕著に出る印象。
2019年のピュアストライク100がRA70からRA72に変わったのは大きく、2017年モデル以上の弾きがあって”黄金スペック”っぽさが増した印象!
別記事ではこの2017&2019年モデルの違いについて深掘りしています!
あわせてチェックしてみてくださいね!
実は大きく異なるストリングパターン!
実はかなり違いがあるのがストリングパターン。
どちらも同じ16×19のパターンなのですが、100はクロスのストリングが上下に目一杯広げてあるのに対し、98は若干ですが密なパターンになっています。
(密と言っても、他のラケットと比べれば標準か少し荒いぐらいですが!)
100はクロスストリングの1番上がより高く、1番下がより低い位置になっています。
これによって100は相当目が荒くなっていて、ボールの引っかかりが強くなっています。
この差は打球感にも影響していて、100は反発や引っかかりが強い一方で少しだけボソッとした打球感。
16/19は反発力や引っかかり感は少し抑えめですが、強く打った時にもコントロールがブレなくて安心感がありました!
どっちが自分のプレーに合うのか??
反発力:一般男性プレイヤーならどっちでもOK
ピュアストライクは98平方インチでもそれなりに反発力・パワーがあるので、305g/320mmの取り回しに問題がなければどちらを選んでもOK。一般男性プレイヤーの体力なら、16/19でも問題なく使う事が出来ると思います。
フレーム自体の反発力を最優先する人には2019年モデルの100がオススメ。
粗いストリングパターン・硬くなったRA72のフレームは、今回比較した中ではおそらく最大の反発力。
16/19モデルも重みの分、100に負けない推進力のあるボールが打てるラケットです。
・・・コロナでなまった僕の体では、2時間が16/19を振り切れる限界だったので(笑)、ここでは100を推させてもらいました。
柔らかい打球感:あえて2017年モデルもアリ!
柔らかい打球感が良い!という人には2017年モデルがオススメ。
2019年モデルはC2ピュアフィール(コアテックス)、新形状の樹脂パーツ、RA72への変更(100のみ)などによって、打球感は引き締まった感じ。
人によっては硬く感じる事もあるかもしれません。
2017年モデルですが意外とまだ在庫が残っているようなので、安く複数本ゲットしておくのも大いにアリ!
スピン性能:100を選ぶべき!
スピン性能の面では間違いなく100がオススメ!
100平方インチのフェイス、上下に大きく広げられたストリングによって、強い引っかかり感を実現。
高い弾道のトップスピンを打ちやすい設計になっています!
2017/2019でフレーム形状に差はないので、スピンのかかり具合もほぼ同等。
2017の方が少しマイルド、2019の方がハッキリした打感になってます。
コントロール性:2019の16/19がオススメ!
ボールのコントロール性を高めたい、高い精度でコースに決めて行きたい!と考えている人には2019年モデルの16/19がオススメです。
100に比べセンターが密になっているストリングパターンのおかげで、強打してもブレないコントロールや安定した弾道を実現。
また2019年モデルはインパクトがよりクリアに感じ取れるようになった事で、感覚的にもコントロールしやすくなったと思います!
まとめ:似てるけどしっかり違いもある!
・ピュアストライク16/19と100の違いを解説
・外見はソックリで見分けがつきにくい
・スペックも割と近くて、差が分かりにくい
・ストリングの間隔が広いのは100
・スピンは100の方が掛けやすい
・コントロール性に優れているのは16/19
・100は反発力、16/19は重みによるパワー
・2019の100はRA72で少し硬い打感に。
・2017年モデルの方が柔らかい打球感。
・あえて2017年モデルをゲットするのもアリ!
いかがでしたでしょうか?
2019年モデルになってラインナップも増えましたが、16/19か100を選んでおけば失敗しにくいと思います!
ぜひ今回の記事を参考に、ピュアストユーザーになるのを検討してもらえたら嬉しいです!
またこのブログではピュアストライク以外にも、いろんなラケットのインプレを用意しています!
1本ずつ出来るだけ分かりやすく、そして正直に解説をしているので、ラケット選びの参考にご活用ください!