クラッシュって難しい・・・
みなさんこんにちは。
「ウィルソンの革命」と銘打たれたウィルソン・クラッシュシリーズについて、いくつか記事を書いてきました。
・詳細スペックきました!
・ウィルソンクラッシュ100打ってきました!
・僕ならこう使う!カスタム編
良いところも悪いところも正直に書いて来ました。
そして先日、テニスをする人なら一度は見たことがあるであろうラフィノさんのインプレ動画にて、クラッシュにいろんなストリングを張ってテストしてみる!という企画を発見。
(リンクを以下に貼っておきます。)
NXTシリーズからルキシロン・エレメントまで、いろんなパターンでテストされていましたね!
動画をみていて「僕もそう思ってた!」、「あぁ、そう思ってたのは僕だけじゃなかったんだなぁ」とホッとした(嬉しかった。笑)ので、そこらへんに触れていきたいと思います。
『しなるせいなのか、ボールが飛ばしづらい。』
最初にこれは!と思ったのが後半に出てくるこちらのフレーズ。
自分もクラッシュ100にヨネックス・ポリツアープロ1本張りのものを使わせてもらいましたが・・・確かに飛ばしづらい。
反発力がないわけでもないんですけど、100平方インチ・24mm厚のフレームとしてはボールが出ていかないんですよね。
ポリツアープロはポリとしては軽快・シャープと言った印象のストリングだったので、もう少し気持ちよく弾いてくれても良いんじゃないかな、と思ってたんです。
普段使っているピュアストライクではしっかりスピンが掛るスイングも、クラッシュに持ち替えると球威が半減。とても難しい。
「ボールが出ていかない」+「ボールが伸びない」の二重苦。笑
思ってたよりも楽チンラケットじゃないです。
それだけにターゲットになる層がわかりにくい。
パワーアシストいらない上級者の方が使うとしたら、高速スイングとの相性はイマイチ。
初心者の方が使うとしても、パワーアシストが少ないし、スピンもかけにくい。
前にも書きましたが、クラッシュがドンピシャでハマる人はそんなに多くないと思います。
『まぁ、これにポリ×ポリ張るんだったら違うラケットで良いんじゃないかな・・・』
そして次がこちらの一言。笑
上級者の高速スイングに合わせるとしたら、マルチ系じゃ球持ちが良すぎて無理だと思うので、必然的にポリ系になると思うんですよね。
ただ、そうなると・・・そもそもクラッシュを選ぶ理由がなくなってしまうわけですもん。笑
ポリ×ポリにして、せっかくのしなりを活かしにくいセッティングにしてしまうわけですから。
しかも100平方インチの中厚ラケットは非常に競合が多いゾーン。
ウィルソンならウルトラ、ヘッドならラジカルやインスティンクト、バボラならピュアドラやピュアアエロ、ヨネックスにはブイコア・・・
と、競技レベルの高い人、ポリ×ポリを好むようなスイングの速い層が純粋に使いやすいと思えるようなラケットがいっぱいあるわけです。
そんな中でクラッシュがどうポジションを築いていくのか、興味深いところではありますが・・・・・このラケットにあうセッティングを探すのは大変だと思います。
総括:クラッシュがしっくりくる人はそう多くはない。
(けど刺さる人には超刺さる!笑)
なにはともあれ一度打ってみることをオススメします。
クラッシュが合う人からしてみればこんな記事、「なーに言ってんだか!」って感じで一蹴されちゃうと思いますが!