トーナメント・大会

世界レベルを目の前で!- 飯塚国際車いすテニス大会(JAPAN OPEN)

JAPAN OPEN 飯塚国際車いすテニス大会へ行ってきた!

みなさん、こんにちは。
今日はアジア最大級の車いすテニスの大会、「JAPAN OPEN 飯塚国際車いすテニス大会」へ行ってまいりました!
(大会公式ページ:JAPAN OPEN 飯塚国際車いすテニス大会
<会場情報>
筑豊ハイツテニスコート(県営筑豊緑地テニスコート
住所:福岡県飯塚市仁保8-25


車いすテニスをニュースで見たことはあるけどよく知らない・・・
国枝選手の名前は知っているけど試合はよく分からない・・・

そんなあなたにこそぜひ一度観戦してもらいたい大会がこのJAPAN OPENなのです!
なぜですかって?
それはこのJAPAN OPENには世界トップクラスの選手たちが集まっているからなのです!!

日本で見られる世界レベルの戦い!

この大会のすごいところはなんといっても世界トップクラスの選手達がいっぱいエントリーしている事なんです!

日本のレジェンド国枝慎吾選手

まずは日本を代表するアスリートの一人、国枝慎吾選手。(Shingo Kunieda.com
ニュースで見かけるだけの有名人・・・いえ、違います。
飯塚に来れば観れます、会えます!!
観客席もコンパクトなので、1番前の席に座ればカメラのズーム無しでもこんな感じで撮影出来ます!
(携帯のシャッター音はご注意を。)

国枝選手のラケット/ストリングに関する記事もアップしたので合わせてよんでみてくださいね!

これまでにグランドスラム大会で何度も国枝選手と熱戦を演じてきたステファン・ウデ ( Stephane Houdet )も出場。

Stephane Houdet

膝立ち姿勢のような形で乗る独特の車両も必見。
確か2000万とかなんとか・・・

ウデ選手は膝立ちのような姿勢が特徴

その他にも
シングルス世界ランク9位の眞田卓選手。( Takashi Sanada )
国枝選手と同じユニクロをスポンサーに持つ世界ランク6位:ゴードン・リード ( Gordon Reid )
リオパラリンピックで国枝選手を破った世界ランク3位:ヨアキム・ジェラール ( Joachim Gerard )
など、多数のトップ選手が参加しています!

そんな選手達を日本で、しかも間近で見ることが出来るんです。

これがATPなら、フェデラーはいるしジョコビッチはいるし、ズベレフやチチパスまで参戦してる!ってくらいのレベルなのです。笑

車いすテニス = 超人達の戦い

そして僕が1番伝えたい、見てもらいたいポイントは、車いすテニス選手というのは本当に超人だという事です。

縁あって国枝選手と打ち合いをしたこともあるのですが、本当にボールが重たい
回転がしっかり掛かっていて、バウンド後の伸び・弾み方は予想の遥か上をいっていました。
しかもそのボールが車いすに乗った状態から繰り出されているのです・・・本当に驚きの体験でした。
立位なら出来ることが、車いすでは当然大幅に制限されます。

高いボールが来てもジャンプは出来ません。
ボディーにボールが飛んで来ても真横には動けません。
踏ん張ろうとしてもタイヤは勝手に転がってしまいます。

トップ選手達は厳しいボールもいとも簡単に(簡単そうに)返球してしまいます。
その技術の凄さ、それを実現するまでに費やして来た時間や努力・・・それを思うと、コートで繰り広げられている戦いが、どれだけすごいものなのかをより強く感じる事が出来るはず。

国枝選手のフォアハンド

例えばこの一枚。
フォアハンドを打っているシーンです。
ボールとの距離を取るために車両は左方向(写真奥側)を向いたまま、インパクトを迎えています。
上半身の可動域をフルに使っているのが分かります。
立位だとここまで上体をターンした状態で打つことは通常ありえないのですが、そこから強打が生み出される光景は本当にすごいの一言。

サーブの瞬間

車いすテニスのサーブは、立位のような打点では打てないので当然回転系のボールになります。
それがまたすごい。
まず単純に速い。

立位の人もスピンサーブ習得の為に、イスに座ってサーブを打つ練習をやったり見たりした事が一度はあるのではないでしょうか?
その時どんなサーブでしたか?
僕はヘロヘロのサーブしか打てませんでした。笑

そういう意味ではテニス経験者の人ほど、この車いすテニスの凄さが分かるんじゃないかなと思います。

国枝選手 VS 三木選手

そして僕が今日観戦して来たのがこちらの試合。
国枝慎吾選手三木拓也選手
この試合はフルセットの熱戦となりました!

三木選手のサーブ

国枝選手はポジションを前後左右に大きく動かしながら強烈なドライブが掛かったボールで揺さぶりを掛ければ、一方の三木選手はベースライン上からフラットの強打・ボレーへの展開で応戦。

最後は国枝選手が押し切り、6-4 / 2-6 / 6-4での勝利となりました。

国枝選手が勝利!

僕自身、車いすテニスの大会をしっかりと観戦するのは初めてだったのですが、間近でみる迫力っていうのはテレビでは絶対に味わえない素晴らしいものでした!

使用してるラケット、車いす、プレースタイルも選手によって大きく異なり、それぞれの戦い方がぶつかるのは見ていてもとっても楽しかったです。
すぐにでもテニスをやりたくなりました。笑

車いすだからこその戦い

僕は全豪オープンを観戦した事があるのですが、試合の面白さは車いすテニスも決して負けていないと思います。
ATPツアーレベルの迫力はすごいですし、ボールのスピードなんて異次元。
でも逆に車いすテニスはそこまでボールが速くはないからこそ、戦術や駆け引きを感じ取りやすい・共感しやすいと思うのです。
2バウンドまでOKなのでラリーが長く続く事もしばしば。

自分の長所、短所、障害の種類や程度。
そういったいろんな要素を加味して、一人ひとりのプレースタイルが確立されています。

その戦う姿からは、僕たちが学び取れるもの、学び取るべきものがたくさんあると思うのです。

国枝選手のフォアハンド

テニス専用の車いすの特徴

みなさんはテニス用の車いすを見た事がありますか?
ハの字型に傾いた大きな車輪が2つ、前と後ろにはキャスターと呼ばれる小さい車輪がそれぞれついています。
これはスプリント→方向転換を繰り返すので、素早く・安定して動けるようにする為、このような形になっているのです。

これはそれぞれの選手に体格やプレースタイルに合わせて作られたオーダーメイドの車両となっています。
この車両も実に奥深いんです!
例えば大きな車輪の傾きをほんの少し変えるだけで、旋回性や加速性能が大きく変化します。
座っている高さ、足の位置でもパフォーマンスは変わって来ます。

例えば・・・座っている位置を高くしていけば、その分だけ高いボールを打ちやすくなります。
しかし、一方で車輪を漕ぐパワーが減ってしまったり、重心が高くなる分だけ旋回性が悪くなってしまったりもするのです。
なので選手は、1番良いバランスを見つけようと日々試行錯誤しているのです。

障害も違えば、車両も違う。道具が違えば戦い方も違う。
それぞれの個性がぶつかり合う、そんな戦いを日本で、そして間近で見る事が出来る大会、それがJAPAN OPENなのです。

入場は無料ですので皆さん是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?