福岡県で行われた国内最大級車いすテニストーナメント、飯塚国際車いす大会を観戦してきました!
あの有名選手のプレーを目の前で堪能出来る素晴らしい環境でした!
国枝選手が4年ぶり、9回目の優勝!
先週行われた飯塚国際車いすテニス大会 (JAPAN OPEN)にて国枝慎吾選手が4年ぶり、9回目の優勝を果たしました!
Round | 対戦相手 | スコア |
1st | 竹田 浩之 | 6-0 / 6-0 |
2nd | 三木 拓也 | 6-2 / 4-6 / 6-2 |
QF | Gordon Reid | 6-1 / 6-0 |
SF | Tom Egberink | 7-5 / 6-0 |
F | Stephane Houdet | 7-6(4) / 7-5 |
決勝戦では、これまでにも数々の熱戦を繰り広げてきたHoudet選手と対決。
この飯塚でも大熱戦となりましたが、最後は国枝選手が押し切っての勝利となりました。
結果として失セット数はわずかに1。
2回戦の三木選手戦のみとなっています。
参考までにですが・・・・
獲得セット数は10、失セット数1なので、大会中のセット獲得率は約90.1%。
獲得ゲーム数67、失ゲーム数27なので、大会中のゲーム獲得率は約71.2%。
決勝戦:vs Stephane Houdet
前記の通り、決勝戦はStephane Houdetとの戦いになりました。
独特な車いすを使用
膝立ちのような姿勢の車いすを使用しているが特徴のHoudet選手。
本体はカーボン素材、ホイールもCorima製4スポークカーボンホイールを使用と、他の選手とは大きく異なるスタイルになっています。
このような姿勢で乗る為、体幹部の動きが大きく使えるというメリットがあります。その分、身体機能はもちろん、筋力的な強さを求められる車両でもあります。
(それと特注品なのでめっちゃ高い。笑)
試合前、コートにラケットバックを担いで歩いてくるおっちゃん誰なんだろう?選手のトレーナーかな?っと見てたら、その人がHoudet本人でした。笑
(※左大腿部の切断なので、普段は義足で歩いてます。)
使用しているラケットはフランスのメーカー、バボラのピュアアエロです。
フランス人だもんね!
「お互いの持ち味が出た最高の試合」
決勝戦は国枝選手曰く、「お互いの持ち味が出た最高の試合だったと思います。」というほどの熱戦に。
YouTubeで探したんですが、決勝戦の映像は残念ながら見つからず!
(今後見つけたらリンク貼っておきます)
本当見に行きたかった・・・。
国枝選手 vs 三木選手
ちなみに、わたくし個人は大会二日目、国枝選手vs三木選手の試合を見てきました。
そう、唯一フルセットの戦いとなった試合でした。
(日本人相手にセットを落としたのは12年ぶりだったそうです!)
それはもうハラハラしました!
1stセットは国枝選手が取り、2ndセットは三木選手が取ってセットオール。
スピンの効いたボールで相手を追い込んでいく国枝選手に対し、三木選手は高いポジションからフラット気味の強打が入る!入る!
3rdセット序盤までは三木選手優勢かな?と思う瞬間もありましたが、最後まで国枝選手が崩れない。本当にすごい。
長い打ち合いもポイントにつなげると、最後は押し切って勝利。
見てて本当に興奮しましたね!
国枝選手の道具について
今回優勝した国枝選手。
現在はヨネックスのイーゾーン98 (EZONE 98)を使用中。
そしてストリングも同じく明るい緑色のソリンコ・ハイパーG。
セッティングはハイブリットにして使用されているようです!
ハイパーGは今度試してみようと思っているので、近々レビューもお届けしたいと思います!
国枝選手のラケットやストリングについては、別記事に詳しくまとめています!実際に同じ組み合わせを使ったインプレもありますのでぜひ!
飯塚国際車いすテニス大会は良い大会!
実際に飯塚の大会会場まで行ってみて感じたのは、本当に世界トップクラスの戦いを目の前で見ることが出来る!ってことでした。
本当に息遣いまで聞こえてくるくらいの距離での観戦は、迫力・興奮がテレビなんかでは決して味わう事のできないものです!
そしてボールのスピード、回転、スイングのスピードをぜひ生で一度見てもらいたい!めっちゃすごいです。
ボールなんてギュインギュインです。
そしてそれをハーフボレーばりのライジングで振り抜いて打ち返す姿は、異次元と言っても良いかもしれません。
来年はパラリンピックもあります。
飯塚大会も今年以上に盛り上がる事でしょう。
オリンピック前哨戦として飯塚に行ってみませんか?