・チチパスを詳しく解説!
・美しい片手バックハンド
・実際に使用ラケットはBLADE
・ストリングは4G
Cover : “File:Stefanos Tsitsipas (4) (43079343854).jpg” by JC is licensed under CC BY 2.0
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年
・ATP観戦歴も約20年
・オールラウンド器用貧乏
・TOUR100 290gを愛用中
・片手バックハンドの選手大好き
→ 詳しいプロフィール
ステファノス・チチパス
(Stefanos Tsitsipas)
ギリシャ出身のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)。
2019年シーズン最終戦であるATP FINALSでは、予選でメドヴェデフ、ズベレフという若手筆頭の選手たちから勝利。
準決勝ではフェデラー、決勝ではティエムを撃破して初出場&初優勝という快挙を成し遂げました!
プロフィール:ステファノス・チチパス
名前 Name | ステファノス チチパス |
年齢 Age | 23 (1998.8.12) ※2022年1月時点 |
身長 Height | 193cm |
体重 Weight | 85kg |
利き手 Plays | 右利き |
バックハンド Backhand | 片手打ち |
出生地 Birthplace | ギリシャ アテネ |
居住地 Residence | モナコ モンテカルロ |
コーチ Coach | Apostolos Tsitsipas |
キャリアタイトル Career Titles | 7 |
ギリシャ出身のチチパス。
コーチのアポストロス・チチパスはお父さん。
両親は共にテニス選手だったそうです。
お母さんはロシア出身で、ジュニア時代には世界1位、ソビエト代表としてフェドカップにも出た・・・というまさにテニス一家。
2018年は若手のみの上位選手で争われるNextGen Finalsを制覇し、その1年後にATP Finalsを制するという爆発的な成長を見せた選手でもあります。
キャリアタイトル数は7。
グランドスラム大会では、2021年のローランギャロスで決勝進出を果たしています。
いつGS大会を制してもおかしくないパフォーマンスを見せているだけに、待望の初優勝がいつになるか・・・楽しみな選手です!
チチパス使用ラケット:ウイルソン BLADE
Embed from Getty Imagesチチパスが使用しているのはウイルソン・ブレード。
しなりを生かして威力のあるボールを生み出すこのシリーズ。
市販品のスペック&チチパスが実際に使用しているスペック(パーソナルスペック)についてまとめました。
[市販品] BLADE 98 18×20 v8
チチパス使用モデルとされているのがウイルソン ブレード 98 18×20 v8です。
モデル名 | ウィルソン BLADE 98 18×20 v8 |
フェイス サイズ | 98平方インチ |
ストリング パターン | 縦18本 横20本 |
重さ | 305 g |
バランスポイント | 320 mm |
フレーム厚 | 21 mm |
フレーム長 | 27インチ |
定価 | 税込30,800円 |
Stiffness | 60 ※TWより参照 |
角度によって違った色に見えるデザインを採用したBLADE V8。
価格も引き下げられているのは大きなセールスポイントです!
旧型(2019年モデル)についてはこちら
→ [新型] ウィルソン・ブレード2019年モデル | 今度は縦方向へのスイングでしなる!
[パーソナルスペック] 旧型ブレードがベース
チチパスが使用しているとされるスペックがこちら。
参照元:https://impactingtennis.com/2019/01/29/stefanos-tsitsipas-racket/
フレーム | おそらく旧型ブレード |
重さ | 315g グリップテープ含む |
バランス | 317 mm |
スイングウェイト | 308 (ストリングなし) 343 (ストリングあり) |
カスタム内容 | グリップ内に10gの型取り用樹脂を充填 |
中身はどうやら旧型(2013モデルの真っ黒なやつ?)のブレードを使っている模様。
グリップテープ含めて315gだとしたら、BIG4のラケットに比べると随分と軽い事が分かります。
そしてグリップの内部には、樹脂が充填されているようです。
ウェイトのチューニングにはシリコン材が使われる事がほとんどなんですが、情報が正しければそれよりも硬質な樹脂を使用しているようなので、振動減衰性能などに違いがあるかもしれませんね。
グリップ内にこのようなシリコン剤を注入して重量・バランス・SWを調整するカスタマイズに関しては以下のリンクから詳細ご確認頂けます。
→ 3本のピュアストライク16×19をスペック計測+チューニング![ラケットチューニング]
2021年6月追記:少し重ためのスペックに変更した?
チチパスのブレード
— ポップテニス (@poptennis_) June 15, 2021
ストリングとグリップ込み
Weight – 335g
Balance – 32.7cm
SW – 359
Tension – 25/24kg
(tenniswarehouse) pic.twitter.com/DHGrkmTYhy
最近のスレッドには、先程のパーソナルスペックとは異なる情報が載っている模様。
Strungで335g、SW359まで増えており、おそらくですがフィジカルの成長に合わせてより重たい仕様に変わったのではないかと思われます。
X-BLADE BX315が近いのでは?
チチパスのパーソナルスペックをみて自然と思い浮かべたのがX-BLADE BX315。
315g/320mmという重量バランスはチチパスのラケットにも近く、しなり感も十分。
ギリシャカラーバージョンも使ってました。
Embed from Getty Imagesブレードのv7.0が登場するまでは、こちらのギリシャカラーバージョンを使用していました。
もちろん使っていたのはチチパスだけの限定モデル。
海外ではウイルソンラケットのカラーカスタマイズが出来るので、お金さえあればこんな風に自分専用のデザインにして購入する事が出来ます。
ええなぁ・・・(笑)
チチパス使用ストリング:ルキシロン4G
チチパスのツイッターにこんなやりとりがありました!
I use personalized rackets. I use Luxilon 4G as my strings. The tension goes to 25/24.
— Stefanos Tsitsipas (@StefTsitsipas) 2017年12月25日
質問者
「ラケットは市販品、それともパーソナライズされたものを使ってるの?ストリングのテンションは?」
チチパス
『パーソナライズドされたラケットを使ってるよ。ストリングはルキシロンの4Gを使ってるよ。テンションは25/24(kg)。』
まさかの本人による回答でした。笑
ポンドに換算すると約55 / 53ポンド。
本人が答えてるので信頼性は高いんじゃないでしょうか!
12mカット品だと1200円くらいなので、気になった方は一度試してみるのがオススメです。
ツイッターのやりとりがあったのが約2年前なので、もしかしたら変化があるかもしれないので、新しい情報が見つかったら追記していこうと思います。
チチパスになるためのセットがこちら!
大変お待たせしました。
全世界のチチパスファンへ送る、チチパスへなりきるためのセットがこちら。
ラケットはもちろんブレードの18×20を手に入れましょう。
ストリングは4Gを55/53ポンドで!
アディダスのウェアを揃えるのはもちろん、ヘッドバンドも忘れずに装着しましょう!
シューズはアディダスのバリケード、もしくはソールコート・ブースト。
剛性と衝撃吸収性を両立させたこのシューズで、コート上を激しく動き回り、強烈なボールを相手コートに突き刺して行きましょう。
あとはチチパスのプレーを脳みそに焼き付けるだけ!
ライバル比較:ズベレフはグラビティ使用
次世代を背負っていく選手の一人、アレキサンダー・ズベレフはグラビティを使用。
Strungで343gと言われているので、フレーム重量はチチパスとほぼ同じと推測されます。
またこれ以外にもトッププロのパーソナルスペックをまとめているので、合わせてチェックしてみてくださいね!
→ プロが実際に使用するスペック!(パーソナルスペック)
これを契機にGS上位進出が現実味を帯びてくるかも?
まとめ:ステファノス・チチパス
・チチパスはBLADEを使用
・中身は過去のモデルをカスタム
・ストリングはルキシロン4G
・ウェア/シューズはアディダス
・GS大会初優勝が期待されるひとり