・テニスセンサーの使用感について
・有効性=使う意味があるのか考察してみた!
・スマートセンサー独自の機能を他センサーで再現
・上達に繋げる為のセンサーの使い方について
テニスセンサーは面白いけれど問題も多い
使い初めて半年以上が経過したZEPPのテニスセンサー。
色々な使い方や検証を経て、ある程度有効な使い方が見えて来ました。
今回は
①データ
②使い方
この2点からZEPPテニスセンサーについてインプレしつつ、上達に繋がる有用な使い方について解説します。
付けるだけではほとんど意味が無い・・・
最初に結論なんですが、テニスセンサーをつけてデータを取るだけではほとんど意味がありません。
工夫しないと、おそらくほとんどの人にとって単純に最高速度を計測する為のだけのアイテムになってしまう事でしょう。
YouTubeでも解説しています!
移動中に聞きながら、作業しながら!という方に、YouTubeにて音声メインで解説しています!
①データ:精度はあくまで目安の数値
まずはテニスセンサーとデータについて考察します。
僕の持っているテニスセンサーで計測出来るのは項目は以下の通り。
1.球数
2.球速(平均、最高)
3.回転数(平均、最高)
4.インパクトの場所( = ヒッティングポイント)
データはあくまで推定値
まずこのデータの精度に関してですが、いずれの数値も推定値です。
つまり、実際に放たれたボールとは多少なり誤差があります。
センサーで100km/hと表示されていても、実際に100km/hのボールが打てているとは限りません。
球速だけならスピードガンを使ったり、より高精度なデータ分析を行うならPLAY SIGHT(外部リンク)などの解析システムを使用するべきだと思います。
スピードコンテストになりがち
センサーを導入してしばらくの間は楽しく使っていたのですが、数ヶ月も経つとサーブの球速測定くらいにしか使わなくなって来ました。
Twitterをみても、サーブの最高速度を測る為に使っている人が多いように感じました。スピードコンテスト状態。
②使い方:オープンな状況では計測が難しい
ここからはセンサーの実際に使用する状況・環境についてまとめています。
センサーを試合でも使ってみようと感じている人もいると思いますが・・・ただセンサーをつけてデータ収集していても正直あまり意味は無いと思います。
試合のデータは取れるけど、分析には不向き
例えばサーブの最高速が180km/hを記録したとして、データを見ただけではそれがインなのかアウトなのかを判断する事は出来ません。
単純に数字データだけが蓄積されていったとしても、それが上達や勝利に繋がるような情報になる可能性は少ないと思います。
比較しやすいクローズドな状況では有用
試合では微妙ですが、球出し練習などクローズドな環境であればデータは活用しやすいですね。
結果がコチラ。
— TRUEMAN@アドバンテージ・ブログ (@ADVNTG_kotodama) February 4, 2020
・フォア球速は狙ったように同じ、でも回転数ではレッドコードが上。
・バックも球速はほぼ同じ、レッドコードが回転数で上回る。
・フォア、バックともに、レッドコード⇨アルパワーで回転数が30%減。
・フォアよりスライスの方が回転数多い、、、切り過ぎてる? pic.twitter.com/qHQNXNTUd4
球出しなど、クローズドな状況でのデータ収取&比較であれば非常に有用だと感じています。
Twitterに載せているように、2種類のストリングでどちらが回転数が多い?どっちが速い?といったデータの比較が簡単に出来ます。
プラスα:リアルタイムデータを画面録画
ただセンサーを付けただけではあまり有用性がないのですが、ちょっと工夫をするだけで分析をしやすくなります!
プレー動画+リアルタイムデータを1画面に表示
この動画のように、プレーしている動画とセンサーのリアルタイムデータが1画面に表示出来るようになると一気にデータ分析がしやすくなりますよね!
センサーのリアルタイムデータはスマホの画面録画機能を使って記録しています。iPhoneなら設定を少しいじるだけで使えるようになるのでオススメです。
プレーは別のスマホorデジカメで撮影し、動画編集ソフト(iMovie)を使って、2つの動画を1つにまとめています。
手間は掛かるけど、やる価値はある
複数の機器が必要だし色々と手間がかかりますが、実際に編集して1画面にするだけの価値はあると感じています。
ソニーのスマートセンサーにしか出来なかったプレー+データを、他のセンサーでも実現しませんか?
まとめ:テニスセンサーは使い方に工夫を!
・センサーの数値には誤差がある
・ただつけるだけではあまり意味のあるデータにならない。
・試合よりも球出しなどで客観的な比較に使うとGOOD。
・プレー動画+リアルタイムデータを1画面に編集するとグッと分析がしやすくなる!!
<この記事で紹介した製品一覧>
ラケットを選ばず、複数の取り付け方法が用意されているのがZEPP TENNIS2センサー。
使い方を工夫する事で、ソニースマートセンサーに負けない機能性を発揮してくれます。
HEADラケットユーザーであれば、迷わずHEADテニスセンサーを選びましょう。
手にも干渉せず、現状では1番完成度が高い製品だと思います。
機能などはZEPPのセンサーとほぼ共通です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます!
テニスセンサーは登場から結構な時間が経ち、盛り上がりというよりは若干の衰退の雰囲気が・・・。
とはいえ、一個人が気軽にデータ化が出来るというメリットは大きいので、もう少し小さい+もう少し機能的なものが登場すれば一気に普及するはずと感じています。
うむ・・・メーカーさん頑張っておくれ!笑
それではまた次回の記事でお会いしましょう!