12/18 Singer Bag練習会に行って来たよ!
データ収集や打ち比べのインプレをしている人間として、非常に気になっていた存在のSlinger Bag(スリンガーバッグ)。
今回、埼玉県川口市にあるレイムテニスセンターにてSlingerバッグを使った練習会に参加して来ました!
実際にスリンガーを体感した感想や、メリットやデメリットについてレビューしています!
現地で目撃したプリンスO3 TATTOO 100については、別記事にまとめているのでそちらもチェック!!
Slinger Bag(スリンガーバッグ)ってなに?
『そもそもスリンガーバッグってなんなん?』という方の為にざっくりおさらい!
Slinger Bagは2020年夏から本格的に販売をスタートしたテニス用球出し機。
高額・重い・運ぶのが大変といった従来品の問題点を大きく改善した製品なんです!
これまでの球出し機の価格帯は20〜30万円と高価なものが多く、重量も20kg以上あったり、ローラーがついておらず持ち運びが非常に大変だったのです・・・。
横から見たスリンガーバッグ。
イメージとしては大容量の旅行用キャリーバッグっていう感じでしたね。
しっかりとしたホイール(キャスター)がついており、スムーズに持ち運び・移動させる事が出来ます。
ボールを100個以上入れたままでも簡単に持ち運びが可能!
今まで球出し機とは別に1カゴ持って行っていたのを考えると、一気に楽になりますよね。
またラケットを収納出来るスペースがあるのに加え、充電式バッテリーで駆動するので場所を選ばずに使用する事が出来るマシンなのです!
球速・間隔・角度を調整可能+リモコンスタート
簡単に持ち運べるにも関わらず、機能面も非常に充実しているのがSlingerの大きな特徴でもあります。
・スピード
・打ち出す間隔(時間)
・発射する角度
メニューに合わせて調整し、繰り返し練習する事が出来ます。
スタート/ストップはリモコンで操作出来る為、『本体スイッチを押したらポジションに急いで走るぅー!!』という必要もなし!笑
アップからチャンスボールまで1台でOK!
イベントではアップはもちろん、ストロークやボレー練習までスリンガーが大活躍!
実際のイベント映像はないのですが(笑)、使い方が分かるこちらの動画を参考にしてみてください!
・緩めのボールを近くからストローク
・スリンガーを遠くしてストローク
・チャンスボールを打ち込む練習
・ハーフボレーからボレー etc….
と複数のメニューをこれ1つでやれます!
スリンガーで的当てゲームもやったよ!
ラフィノさんの動画でも行われていた、Slingerを使った的当てゲームも体験してきました!
動画と全く同じボードを使って、10球のうちに何個の的を倒せるのかというルールでトライ!
高額景品をどうしてもゲットしたかった筆者、T-Fight RS300にPrince TOUR XX SPIN 17を張ってコントロール性を高めておいた結果、8球で4枚撃破!
無事に高額景品をゲットする事が出来たのでした(笑)
Slingerの良い所:価格+機能+デザイン
・税込77,000円〜
・充電式駆動
・デザインも良い
・利便性は非常に高い
・リモコンで開始/停止
・低〜ロブまで可能
スリンガーのメリットはこんな所!
まぁ正直、特徴や仕様とかは公式HPを見てもらえればほとんど分かるので(笑)、ここからは実際に練習会に参加してみてスリンガーの気になった所・注意点を解説していきます!
Slingerの気になる所:スピン量がエグい(笑)
イベントに参加して感じた”気になった所”が1つだけありました。
スリンガーの構造を簡単に表したのがこちらの画像。
コンパクトさを実現した大きな要因が、単一のモーター(回転部分)とガイドによって射出出来るようになっているから。
その構造ゆえにある要素がすごいんです・・・
スピンがエグい。
ギュッーン!って来る!
ナダルいんの!?って錯覚してしまいそうなくらい、バウンド後に加速してくるトップスピンボールを体感出来るのです。
(いやまぁナダルのボールなんて受けた事はないけどもw)
慣れるまではとにかく詰まされてしまって、狙ったコースに返せない!笑
そして、勘の良い人ならすでにお気づきかもしれませんが・・・
球速を高めるほどスピン量もアップするという恐ろしい仕様。
普通の人間って球速上がればそれに反比例して回転量が下がるんですけど、そんな理屈は通用しないがスリンガー。
対ティエムを想定してんの?っていうヘビースピンボールも練習出来てしまうのです。
『じゃあ対スライスを練習したい時はどーすんの?』とか聞かないでね(笑)
個人的評価:なんだかんだ球出し機では頭一つ抜けた存在
実際に体験して上での評価ですが、なんだかんだ球出し機の中では頭一つ抜けた存在なのは間違いないですね。
スピン量が調整出来ないという短所はありますが、従来品のイメージを覆すデザインや高い利便性・10万円を切る価格設定などの長所を考えれば全然問題はないレベル。
『球出し機が欲しい!』ってなった人はまずはスリンガーを基準として検討する事を強くオススメします。
そこから予算や利便性の面でも許容範囲を広げられる人だけが、従来品と比較・検討していくという流れが妥当ですね。
スライスも練習したい人には従来型も◎
スリンガーの価格や利便性は革新的かつ非常に魅力的!
ただ、スライスが選べなかったり、首振り機能はオプションだったり・・・と、もっともっと機能性が欲しい人も少なからずいるはず。
値段は気にしないから機能を充実させたい!
そんな人にはこちらを。
従来の2ローター構造で回転量(スピン〜スライス)を調整出来るのはもちろん、球速・首振り・間隔・上下角度も調整可能。
スマートフォン連動によって操作とドリル機能が使えるのも大きな特徴。
安さ優先ならトスマシンでも十分かも。
1万円未満で買えるトスマシンも工夫すれば結構使える便利アイテム!
マガジンを延長して12球連射出来るように改造してます(笑)
まとめ:利便性が高いスリンガーバッグ!
・Slinger Bagを体感!
・アップから練習まで1台でOK
・圧倒的利便性がすごい
・移動も楽々!
・スピンによる伸びがエグい