グリップの握り心地には人一倍うるさいテニス系ブロガー:アドブロです。
最近はグリップ2と3の間で揺れ動いていて『2だと少し細いのに3だとちょっと太く感じる』っていう感じなんですよね。
そんな時に、元グリップ(リプレイスメントグリップ)を交換する事でグリップを1〜0.5サイズ細くできるアイテムを発見したのでご紹介します!
意外と知らない人が多い、手軽なグリップサイズダウンについて解説させていただきます!
グリップサイズを上手く調整出来れば、プレーしやすさや安心感がアップする事間違いなしです!
・グリップサイズを少し細くしたい
・気に入らなかったら元に戻したい
・大掛かりな加工やコストは避けたい
テニスラケットのグリップを手軽に細くする!
テニスをしていて『もうちょっとだけグリップを細くしたい!』と感じたことはありませんか?
というのもテニスラケットのグリップの太さ・形状はメーカー/ブランドによって異なり、「同じグリップサイズ2のはずなのに握り心地が違う!」っていうこともしばしば。
太すぎるグリップサイズだと手首の動きが制限されやすかったり、上手く握り込めない・力が伝わらないという感覚になってしまうことがあります。
適度な細さのグリップサイズになることで自然なリストワーク、握りやすさやなどのメリットを手に入れる事が出来ます。
そんな時に手軽にお試しいただけるのが、リプレイスメントグリップを巻き替える事によってサイズダウンさせる方法です!
リプレイスメントグリップを巻き替える事で0.5サイズダウン
グリップサイズが合わない時、通常であればウレタンを再度成型をしてもらう大掛かりな加工を依頼する必要があり、時間やコストなども大きくなってしまいます。
ですが今回紹介するリプレイスメントグリップを交換する方法であれば、最小限のコストと手間で0.5サイズダウンする事ができます。
気に入らなかったら元に戻す事が出来るのもメリット
リプレイスメントグリップ交換によるサイズ変更のもうひとつのメリットは合わなければ簡単に元に戻せるという点。
グリップサイズも一回でベストな太さは見つからないもの・・・であれば、色々と試してみる事が出来る方法を選ぶのスマートです。
オススメのリプレイスメントグリップを紹介!
巻き替えるだけでサイズダウンが出来るリプレイスメントグリップを3つご紹介します!
バボラ シンテックチーム(SYNTEC TEAM)
製品名 | バボラ シンテックチーム SYNTEC TEAM |
厚さ | 1.5mm |
材質 | シンセティック |
価格 | ¥1,320 (税込) |
色 | ・白地+黒 ・白地+赤 ・黒地+白 |
このシンテックチームは1.5㎜と薄く、標準的な厚み(1.7~1.9mm)のグリップテープから巻き替えることでグリップサイズを約0.5細くする事が出来ます。
シンセティックの柔らかさや使用感はある程度残しつつ、若干細くダイレクトな感触に変更することが出来ます。
ピュアドライブやピュアアエロには厚さ1.9㎜のシンテックプロが標準で巻かれているため細く出来ますが、ピュアストライクシリーズは標準でシンテックチームが巻かれているため巻き替えても細くならない点はご注意ください。
ヨネックス スーパーレザーカスタムシングリップ
製品名 | ヨネックス スーパーレザー カスタムシングリップ |
厚さ | 1.2mm |
材質 | シンセティック |
価格 | ¥1,320 (税込) |
色 | ・グレー |
ヨネックスから発売されているカスタムシングリップは厚さが1.2mmで、シンテックグリップよりも細めに調整する事が出来ます。
色がグレーしか用意されていないのが若干不満ではありますが、手軽に試せてしっかり変化が分かるという点では十分優秀なリプレイスメントグリップです。
キモニー テクニレザー
製品名 | キモニー テクニレザー |
厚さ | 0.8mm |
材質 | シンセティック |
価格 | ¥1,500 |
色 | ・ブラウン ・ワイン ・ブラック |
グリップサイズを細くするリプレイスメントグリップとしてはおそらく最も有名なのがこのテクニレザー。
厚さはわずか0.8mmで、グリップサイズを1サイズダウンさせる事が出来ます!
薄さ+レザー特有の硬さにより、グリップの角をしっかり感じられるのが大きな特徴となっています。
アドブロはシンテックチームでカスタムしてます。
僕が使用しているテニスラケットはプリンスTOUR100(G3)やヘッドSPEED MP(G3)なんですが、どちらも「2だと細くて力が伝わりにくい、3だとちょっとだけ太く感じる」っていう状態なんですよね。
ライズさんで調整をして頂き、SW279→289にアップ。
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) June 11, 2022
グリップもシンテックチームに巻き替え、2.5にサイズダウン。
重量は295gになりました。
2021年から、アドブロには300g未満がブームになっております。笑 pic.twitter.com/AnHsjKyvub
シンテックチームに巻き替える事で0.5サイズ細くなり実質2.5にサイズダウンしています。
おまけ:巻き方をザックリ解説
Twitterなどを巡回していると『自分で巻き替えた事がない』、『巻き替えられるなんて知らなかった』、『お店でやってもらった』という投稿もちらほら。
工賃や移動時間を考えると、ちょっともったいないのでは?っていうのが正直な考えです(笑)
なので非常にザックリではありますが、巻き方の手順を解説しておきますね。
巻き方の手順:一度覚えちゃえば簡単カンタン
パッケージを開けるとこのような形でグリップが入っています。
フィルムを取り、クセ取りのためにまっすぐに広げてあげます。
グリップの裏には両面テープがついているので、まずは開始部分を少しだけ剥がして位置決めをします。
この時に斜めにカットしてある部分がグリップ下を向くようにスタートさせます。
正しい向きに巻けば、バボラの文字がちゃんと上を向いている状態になります。
(※グリップエンド側から見て、反時計回りに巻き上げていくのが通常の右利き巻きになります)
とりあえず全部を巻き上げるとこんな感じ。
当然グリップテープが結構あまります。
経験があればチャチャっとカットできるのですが、初めてで不安な人はペンで線を引いてからカットするのがオススメ。
ある程度、余裕を残した位置に線を引いておいて、一直線になるようにカットしてあげます。
線にそって大まかにカットした後の状態がこちら。
このあとは少しずつカットしていき、キレイに巻き終われるように調整していきます。
ちなみに純正のヘッド・ハイドロゾーブプロからシンテックチームに巻き替えた場合、重量の変化はほとんどなし。(純正294.4g→換装後294.0g)
コツ:繰り返しトライしてみるのが一番!絶対出来ます!
個人的にはぜひ一度ご自身で巻き替えをしてみたほうが微調整もしやすいですし、より手軽に試せるというメリットが大きくなります。
(もちろん気に入らなくて元のグリップに戻す時も同様)
慣れるまでは上手くできなかったり、時間が掛かってしまったりすると思いますが・・・絶対に自分で出来ます!
自分で繰り返し巻いてみることでコツがつかめるはずです!
最高を求めるならウレタン再成型も
今回は手軽なカスタマイズ方法をご紹介しましたが、もっとしっかりした握り心地や形状を追及したいという人はウレタンの再成型をしてみるのもオススメです。
グリップを太くしたい人はこちら
今回はグリップを細くする方法をまとめましたが、反対にグリップが細すぎるので少し太くしたいという人はこちらをチェックしてみて下さい。