・プロスタッフ97LSをインプレ!
・プロスタッフ+Sラケの性能とは!?
・しっかり振ればしっかり掛かる!そんなラケット!
プロスタッフシリーズのSラケ!
再び輝きを取り戻したフェデラー(Roger Federer)の活躍もあり、テニスコートでこれまで以上に沢山見かけるようになったプロスタッフシリーズ。
超硬派モデルだったプロスタッフも時代と共に徐々に変化し、今ではプロや上級者のみならず初中級者でも選びうるシリーズラインナップとなりました。
RF97 (340g) のような超ヘビーモデルか97ULS (270g)という軽量モデルまで、その幅は実に70g!笑
その中で今回はProstaff 97LSを打つ機会を頂いたので、その感想をレポートしたいと思います!
プロスタッフのSラケ・・・意外とありかも!?
WILSON プロスタッフ 97LS
まずはこのラケットのスペックをご紹介。
モデル名 | プロスタッフ 97LS |
フェイスサイズ | 97平方インチ |
重さ | 290グラム |
バランス | 325mm |
ストリングパターン | 18 x 16 |
フレーム厚 | 23mm均一 |
フレーム長 | 27インチ |
290g・325mmという軽量・ちょっとトップよりのバランス。
そして18 x 16という少し変わり種のストリングパターン。
いわゆるスピンを意識したようなモデル名ですが、意外とストリングの目は荒くはないです。
意識して見なければSラケという事に気づかないかも。
ストリングは縦にアルパワー、横はナイロンの組み合わせで打ちました!
使用感:振り抜きが良い!
実際に使用してみると振り抜きがとても良好。
290g・325mmの重量バランスがとっても良い感じ。
振り出しからフォロースルーまでスムーズに振り抜けます。
スイングスピードが自然と速くなるような感覚です!
ダンロップの300Gに近い感じ
過去にダンロップの300G / m-fil300 / aerogel300のシリーズがありましたが、トータルでの扱いやすさという点でそっくりだと思います。
プロスタッフ97LSは打感がシャープだったので、そこがダンロップ系のラケットとの若干の違いですね。
特に縦18本という事もあり、ミニラリーでは硬めの印象で特別回転が掛けやすいという事はありませんでした。
通常のロングラリーになっても、意外にも弾きが良さが印象的で、スイングスピードを上げていくとしっかりスピンが掛かるようになりました。
意外とスピードが出しやすい
振りやすさのお陰でボールスピードは出しやすいです。
気持よく振り切って、程度にスピンが掛かったボールがスーッと飛んでいく感じでした。
Sラケではありますが、グリグリのスピンをかけるのにはあまり向いてないと思います。
ボレーも問題なく打てます。
縦が18本だからなのか23mmの厚さの割には抑えが利く感じもあって、パンチのあるボレーを打つには多少押しが必要だと思います。
扱い易くはあるものの、楽ちんラケットでは無いと思います。
このラケットの良さは扱いやすさ!
プロスタッフ97LSの良さは
290g・325mmでスイングスピード上げられる!
縦18本だから叩いていける!
横16本だからそこそこスピンも掛かる!
です!
こんなプレイヤーにオススメ!
・ストローク重視のシングルスプレイヤー
・パワーは無いけどスピードのあるボールを打ちたいと考えてるプレイヤー
・試合の最後まで速いスイングスピードを維持したい
・重たいラケットは嫌、だけど打ちごたえも欲しい
幅広ーく色んな人が十分に使えるラケットですが、逆にこのラケットじゃなきゃダメだ!って事もなさそうなモデル。笑
特殊なストリングパターンの割に、素直な使い心地のラケットでした。
販売終了した97LS。買い換えるならコレ!
すでに販売は終了してしまった97LS。
手に入れるには中古ラケットになってしまうのですが、なかなか状態の良いものは出回っている数が少ない印象。
現状としては似たテイストの別ラケットを探すのが吉!
プロスタッフ 97L
まず最初は同じウィルソンから、プロスタッフ97L。
2020年に国内市場に追加されたのがこのモデル。
重さ・バランス・厚さは全く同じですが、ストリングパターンが16 x 19に変更されています。(カウンターヴェイルは非搭載)
軽めで扱いやすく、癖のない使い心地と性能・・・実はコレがプロスタッフの中で一番売れるべきモデルだと思ってたりします。笑
スリクソン CX200LS
次はスリクソン(Dunlop)から!
まずは、プロスタッフ97LSよりも球持ちの良さを感じることが出来るCX200LS!
おなじ290gのラケットでありながら21.5mmという薄めのフレーム。
空気抵抗が少なくスイングスピードを簡単に上げる事が出来ます!
過去の名作300Gを意識したスペックでもあり、軽めの扱い易さをフルに生かしてペースのあるボールを打ち出していく・・・そんなラケットですね。
まとめ:意外なほど素直なプロスタ97LS
意外なほど素直な使い心地だったプロスタッフ97LS。
ただそれ故に立ち位置が微妙になってしまい、売り上げとしては微妙だった印象。
販売終了になりましたが、プロスタッフ97LやCX200LSなど同等スペックのラケットはいくつかあるので、買い替えで苦労する事はなさそうですね。
これ以外にもラケットのインプレをたくさんご用意しています。
ぜひ気になるラケットをチェックしてみて下さいね!