グラビティプロ(GRAVITY PRO):スペック
モデル名 | ヘッド グラビティプロ (GRAVITY PRO) |
ヘッドサイズ | 100平方インチ |
重量 | 315g |
バランス | 315mm |
フレーム厚 | 20mm フラット |
フレーム長 | 27インチ |
ストリング パターン | 18×20 |
RA (Stiffness) | 62 |
GRAVITYシリーズでは最もハードなスペック
・PRO
・TOUR
・MP
・MP LITE
・S
・LITE
18×20の密なパターンに、315gと重たいスペックがこのPRO(プロ)。
ボールを激しく叩いて打ち込んで行く人向けと容易に想像出来ます。
グラビティプロ(GRAVITY PRO):インプレ
・重みによるパワー
・打ち負けない面安定性
・フラット系の弾道に最適
この3点を強く感じました!
振り切れば相手のボールにも負けずに打ち返す事が出来るので、ストロークで真っ向勝負を挑める!そんなラケット!
(グラビティプロ使ってる人に倍返しウィナーを食らったので間違いないw)
打球感:RA62だけどしっかりとした打ちごたえ
打球感を推測するための1つの指標でもあるRA値は62と低め。
ただ実際に打ってみるとフレームはカッチリしていて、僕くらいのスイングスピードではしなりやたわみはほぼ感じません。
その結果だと思いますが、”ちょっと硬いなぁ“っていう感じ。
腕に優しい感じではない
インパクトで腕に伝わって来る衝撃・重みは結構強い印象。
基本的に速いスイングでないと良さが出ないラケットなので、手首や肘に不安をかかえている人には非推奨ですね。
パワー:重みによる破壊力
このラケットの最大の特徴でもあるのですが、重さ・重みによるボールに伝わるパワーはすごいです。
弾いて飛ばす感覚は皆無ですが、エネルギーロスの少ないかっちりフレーム+重みによるパワーで意外と球が走る!
ただ半端なスイングだと、その旨味は全く出てこないので要注意です。
スピン:フラットドライブ系向き
回転量自体はそれほど悪くはないと思うのですが、18×20の影響なのか弾道は上がらないです。
弾道を上げすぎないで、強烈なフラットドライブを打ち込むためのスペックと考えるべきですね。
Embed from Getty Images(ズベレフもルブレフもあまり高弾道なスピン打たないですよね?)
操作性:重さも重みもあって大変
取り回しは良くないです。
(いや315g/315mmで良いワケないw)
手に持ってずっしり、軽く素振りしてずっしりきます。
X-BLADE BX315も近いスペックのラケットでしたが、このレベルのスペックをしっかり振り抜くには全力(以上?)を出さないと厳しいです(笑)
ストローク真っ向勝負したい人にオススメ!
・相手を打ち負かしたい人
・筋力/体力に自信がある人
・弾道を上げ過ぎたくない人
・ウィナーを奪いたい人
ストローク真っ向勝負で相手を打ち負かしたい、そんな攻撃的プレイヤーには最強の武器になってくれるはずです!
振り切れない人にはメリットがほぼ無い
筋力・体力に自信はそれほどなく、スイングスピードがそれほど速くない人はメリットを感じられないので手を出さないのが吉。
また、高い弾道のスピンで時間を使いながらプレーしたい人にもあまり相性は良くなさそう。
(もっと相性の良いラケットがあるはず)
ライバルラケット比較
薄めのフレーム+97〜100平方インチのフェイスのラケットがライバルになると思います。
プリンス ファントムグラファイト97
ヨネックス ブイコアプロ97HD
テクニファイバー TF40 315
グラビティプロ:ズベレフやルブレフの活躍を支えるラケット!
(HEAD GRAVITY PRO)
ここではATPツアーでグラビティプロを使用して活躍している選手に注目!
ズベレフ:オリンピックで金メダルを獲得
Embed from Getty ImagesATPツアーでも屈指の攻撃力を持ち、オリンピックで金メダルを獲得したズベレフもグラビティプロを使用中。
Embed from Getty ImagesというのもYoutek (IG) SPEED MP 18×20(もしかしたらPRO?)を長年使用していたと思われ(もちろんペイントジョブ)、それをバージョンアップさせたのがグラビティプロだったんじゃないかと推測しています。
ズベレフ:ラケット変更後に戦績急上昇
Embed from Getty Imagesもともとウイルソンを使用していたルブレフ。
2018年2月にはランキング31位につけていたものの、同年後半〜2019年前半にかけてランキングを落とし、一時はTOP100圏外に。
2019年夏に突如黒塗りのラケットへ変更。ブランドロゴなどもない、謎のラケットでした。
すると瞬く間にランキングを上昇させ、2019年末には23位、2020年末には8位となったのです!
そしてその黒塗りラケットの正体がグラビティだったというワケ。
グラビティプロ(GRAVITY PRO):まとめ
・グラビティプロをインプレ
・ハードヒッターの為の1本
・かっちりブレない打球感
・重さ/重みによるパワー
・振れないと良さが出ない
・ブレない、打ち負けない