08-プロ関連

アンドレイ・ルブレフが実際に使用しているラケット(スペック)・ストリングを調査![Andrey Rublev]

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表紙 : “Andrey Rublev” by chascow is licensed with CC BY 2.0. To view a copy of this license, visit https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/

強打で攻め切るアンドレイ・ルブレフ

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2020年シーズン最多となる5大会優勝・40勝を達成し、最も躍進したと言えるのがロシアのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)

現在の男子プロの中でもフラット気味のストロークが特徴で、速いテンポで躊躇なく打ち込み続ける事で相手を圧倒。

年末最終戦にも出場を果たし、大躍進を遂げたルブレフのプロフィールや戦績、使用アイテムについて解説します!

アンドレイ・ルブレフのプロフィール

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名前アンドレイ・ルブレフ
Andrey Rublev
生年月日1997.10.20
身長188cm
体重75kg
出生地ロシア モスクワ
プロ転向2014
ツアー優勝7回
最高ランク8位
コーチFernando Vicente

188cm/75kgというトッププレイヤーとしては細身な体格ですがスイングスピードが速く、球速もテンポも速いストロークを連続して打ち込む事でウィナーを量産する攻撃的なスタイルです。

NextGen世代を代表する選手の1人でもあり、近い世代にはA・ズベレフ(1997)、メドベデフ/ベレッティーニ/カチャノフ(1996)、チチパス(1998)、シャポバロフ(1999)といった選手たちが挙げられます。

主な戦績:自己最高8位+Finals出場を達成!

ツアー初タイトルは2017年のウマグ、同年にTOP100を突破。
2018~2019年はランキングが大きく乱高下したものの、年末のランキングではTOP20目前にまで上昇。

2020年はブレークスルーの年となりランキングは自己最高8位を達成、ATP FINALS出場を果たしました。

Alex de Minaur vs Andrey Rublev - serve ace

グランドスラムは全豪:4R、全仏:ベスト8、全英:2R、全米:ベスト8が最高戦績。
2020年のツアー再開後に行われた全米・全仏はどちらもベスト8進出を達成しており、2021年以降の主要大会ではさらなる活躍が期待されています。

2019年のシンシナティ3回戦ではフェデラーを撃破し、先立って活躍していたズベレフやメドベドフを猛追するきっかけとなりました。

使用ラケット:HEAD GRAVITY

2021年4月、正式にヘッドのグラビティである事が分かりました!

2019年後半から現在に至るまで、真っ黒に塗られブランドロゴなども見えないようになっている謎のラケットを使用していましたが・・・これでスッキリ!笑

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このラケットにして以来、素晴らしい戦績を残していることを考えると、非常に良くフィットしている1本なのだと思われます。

黒塗りでもバレてたGRAVITY

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黒塗りにしてはいたものの、結構早い段階で『GRAVITYなんじゃないの?』という推測は行われていました。

バンパーにうっすらHEADの文字が見えていましたし、独特のフェイス形状とストリングパターンを考えると・・・ばれちゃいますよね。

2021年モデルのカラーリングとなっており、ズベレフとの2枚看板として活躍してくれそうな予感!

過去にはウイルソンラケットを使用

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2019シーズン前半までは長くウイルソンのラケットを使用していました。
Six-One系プロスタッフのフレームをメインに、一時期はPWSが付いていないBURNコスメのラケットなども使用していました。

全てに共通しているのはストリングパターンが18×20と密になっている点で、本人も相当こだわりのあるスペックなのだと思われます。

使用ストリング:アドレナリン1.30かも?

使用ストリングとされているのはルキシロンのアドレナリン1.30mm

かっちりとしていて、たわみ過ぎないしっかり感が魅力のポリエステルストリング。
そして購入しやすい価格設定も、ストリングを頻繁に張り替える必要があるハードヒッターには大きなメリット。

もしかしたらHEAD LYNX TOURかも?

こちらのサイトには、ルブレフがリンクスツアーにストリングを変えたかもしれないという表記もありました。

アドレナリンに比べると少し柔らかめのストリングではありますが、多角形断面を採用している事によって引っ掛かりの良さ+スピン性能を引き出しています。

着用ウェア&シューズ:ナイキと契約中

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ウエア&シューズはナイキ(NIKE)と契約中。
シューズはヴェイパーシリーズを着用しており、全米での

ルブレフのこれからの活躍と期待値

ルブレフのグランドスラム制覇の可能性など、今後の活躍について考察しています。

USオープン制覇の可能性が最も高そう

Surface通算勝率タイトル
HARD103 – 68
(60.2%)
5
CLAY25 – 18
(58.1%)
2
GRASS4 – 3
(57.1%)
0

通算勝率を見比べると、最も勝率が高いのがハードコート。
全仏と全米の2大会でベスト8進出を果たしていますが、プレースタイルとの相性で考えると全米オープン制覇の可能性が最も高そう。
反対にウィンブルドンなどの芝では望みが薄そう。

Andrey Rublev

ルブレフ、ジョコビッチ、ティーム、メドベデフの4選手のハードコートにおけるスタッツを比較。
それぞれキープ率、ブレーク率、ブレークポイントセーブ率(プレーした回数)を2020年と通算で比較。

選手名キープ率
(通算)
ブレーク率
(通算)
対TOP10
(通算)
ルブレフ88%
(80%)
27%
(24%)
44.4%
(34.6%)
ジョコビッチ87%
(87%)
30%
(32%)
76.9%
(68.3%)
ティエム85%
(83%)
24%
(21%)
66.7%
(43.8%)
メドベデフ87%
(83%)
28%
(26%)
54.5%
(59.6%)

2020年に限って言えばルブレフは88%と最も高いキープ率でしたが、ブレーク率は3番目。特筆すべきはジョコビッチが通算でも30%を超えるブレーク率を誇っている点。

さらに大きな問題となりそうなのが、対TOP10の勝率が44.4%で最下位。最もブレークスルーが後という事も影響していますが、GS獲得の為にはジョコビッチを含めTOP10選手を撃破しなければならないため、より高い勝率をあげられるようになる必要があります。

ランキング向上の為にATP1000も勝っておきたい

ルブレフはグランドスラム大会での通算勝率が63.9%(23-13)と優れているのに対し、ATP Masters 1000では40%(14-21)と下回っています。
ランキングをあげる事が出来ればGS本戦でのシードも上位になり有利になる為、Masters1000シリーズでもポイントを積み重ねておく事が直近の課題となりそうです。

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