01-ラケットインプレ

BLACKOUT285(SOLINCO)をインプレ!軽量黄金スペックのダークホース?ソリンコ・ブラックアウト

ソリンコ・ブラックアウト285のインプレ/レビュー/感想
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のデザイン

HYPER-Gなどポリストリングで高い人気を誇っているSOLINCO(ソリンコ)のテニスラケット:BLACK OUT(ブラックアウト)285gをインプレッション。

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のシャフト

TRUEMAN
TRUEMAN
ピュアドライブチームに近い使用感ですが、なんといってもデザインがメッチャ良いです!

『ソリンコのテニスラケット』というとキワモノ感があるかもしれませんが、非常にしっかりと作られた完成度の高いラケットになっています!

メリット デメリット
・クリアな打球感
・しっかりした反発力
・癖のない性能バランス
・格好良い黒いデザイン
・軽量でも打ち負けない
・扁平気味のグリップ
・マット塗装の質感
・取り扱い店舗が少ない


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: truemansolo-1024x1024.jpeg
テニス系ブロガー
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年

・オールラウンド器用貧乏
・EZONE98Lがメイン,,,??
・クセの少ないラケットが好き
詳しいプロフィール

SOLINCO BLACKOUT 285g
(ソリンコ・ブラックアウト285)

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のシャフト・モデル名

ソリンコが2022年に新たに打ち出した新ラケットシリーズのうちのひとつ、軽量黄金スペックの『ブラックアウト285』を購入しました!

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のシャフト形状

ハイパーGやツアーバイトなどポリエステルストリングで有名なソリンコですが、テニスラケットもブラックアウト/ホワイトアウトの2本柱を展開しています。

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のシャフト付け根

グリップ上部からシャフトにかけて直線的な形状を採用。

ヨークは6穴、結構ボリュームある断面形状をしているので剛性は高そうに見えます。

黒く精悍なデザインが魅力的!

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のデザイン

ブラックアウトの大きな特徴がこの真っ黒なデザインでしょう。

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のヨーク部分

フレームの上半分はグロス仕上げ、下半分がマット仕上げになっています。

フレームサイドには「BLACK」「OUT」という文字がプリントされており、全体的にシンプルながらも特徴のあるデザイン。

「色」を入れた分かりやすいネーミング

ソリンコがマーケティングをした結果、多くのプレイヤー、時にはプロ選手でさえ自分の使っているラケットの名前が分からないということが判明。

「〇〇社の▲▲色のラケット」という感じで、ブランド名とラケットの色で呼んでいる人が多かったとのこと。

そういった市場を踏まえてブラックアウト・ホワイトアウトというように、色を入れつつシンプルにして”覚えやすく忘れにくい名称“にしているのも考えられてますよね。

ブライアン兄弟も開発に携わっていたラケット

元世界No.1ダブルスのブライアン兄弟もこのブラックアウトの開発に携わり、現在は300g/27.5inchのBLACKOUT 300XTDを使用中。

過去にはプリンス、キャリア終盤にはピュアドライブなどのラケットを使ってきた2人。

複数のプロトタイプを試し、時間をかけてようやく完成したのがこのブラックアウト・・・という背景を知ると凄く欲しくなりますよね(笑)

スペック:285gの軽量バージョン

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のスペック表記
モデル名BLACKOUT
285
ヘッド
サイズ
100
重さ285g
バランス330
厚さ23.5
26
23
ストリング
パターン
16×19
長さ27
StiffnessRA70
(※TW参照)

今回購入したのは285g/330mmの軽量バージョンで、ここからグリップのレザー化などカスタムを加えていく予定です。

<285g前後のライバル>
・ピュアドライブTEAM
・ピュアアエロTEAM
・FX500LS
・SX300LS
・ウルトラ100L v4(280g)
・BEAST100 (280g)
・X100 (290g) など

同じようなカテゴリーのラケットしてはピュアドラTEAMやFX500LS、X100やビースト100など290〜280gの軽量中厚系になってくると思います。

今回も例によってライズテニスサービスさんで計測をしていただきました!

実測値
重量286g
バランス330mm
スイング
ウェイト
SW284
フレックス
(Stiffness)
RA71

今回のような数が流通していないレアなラケットの時に不安なのがスペックのバラツキ。

ただ今回のソリンコ・ブラックアウトはほぼカタログスペックになっており、計測前の不安を完全に払拭してくれました。

また285gながらSW284/RA71なので、ノーマルの状態でも簡単には打ち負けないであろう数値になっています。

搭載されているテクノロジー

パワーフレックスゾーン

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のフレーム厚

黄金スペックなどデュアルテーパーのラケットの多くがフェイスの3・9時部分で最もフレームが厚くなるように設計されているのに対し、このブラックアウトは5・7時部分が最も厚くなっています

これによってパワフルさとしなやかさを上手くミックスさせています。

リキッドクリスタルテクノロジー

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)の外観

グリップ部分には減衰性に優れた液晶繊維を搭載、心地よく快適な打球感を実現。

コンセプトとしてはYONEXのVDMプリンスのP.V.Sとほぼ同じと考えて良いと思います。

40T カーボンファイバー

フレーム最大厚が5/7時部分にある一方、若干薄くなっている3/9時のところには高弾性が特徴の40T Carbon Fiberを採用

これによってスイートエリアの拡大、安定性やパワーの向上に貢献。

ウェイトコントロールモジュール

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のグリップエンド・エンドキャップ

別売にはなりますがエンドキャップを付け替えることで、重量・バランスを手軽に調整できるウェイトコントロールモジュールという機能も搭載。

本体とは別売ということと、自分で鉛を貼れば良いと考えて今回購入は見送りました。

シリーズの詳細についてはこちらの記事で!

グリップはわずかに扁平気味の形状なのは要注意

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)の全体像

テクニファイバーほと極端ではないのですが、グリップはほんのりと扁平気味の形状になっています。

ウイルソンやDUNLOPなどから乗り換える場合には若干気になる可能性はありますね。

打球感:カチッとしたクリアな打球感

solinco blackout 285 (ソリンコ・ブラックアウト285)の打球感をインプレッション

ホールド感の出やすいハイパーG 1.25mmを45ポンドで張り上げて使用しましたが、打球感自体は割とカチッとしていてインパクトが感じ取りやすかったです!

構造的に特殊なものが入っているワケではないこともあってか、シンプルでクリアな打球感という表現がピッタリ。

ストリングのたわみが出しやすく制御しやすい

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)のグロメット

フレーム自体はカチッとしている印象でしたが、グロメット径は大きくストリングは比較的たわみやすいんだろうなと感じました。

そのおかげでレスポンス過剰になることもなく、感覚的にも制御しやすいラケットだと感じることが出来ました。

性能:ストロークからボレーまで快適

サーブ-1回転系は悪くない
ストローク1回転は掛けやすい
ボレー1反発力で返球しやすい
ドライブ-1回転に力が食われる感覚
トップスピン0回転量は十分に出る
弾道の高さ1少し高めの弾道も○
スライス1載り過ぎず弾き過ぎず
反発力1弾く力は強い
パワーSWもし必要十分
ホールド感-1食いつき感は少ない
安定性0重さを少し足すと尚良し
操作性1取り回しは平均以上
振り抜き0中厚系の平均
減衰性0良くも悪くもない
快適性1アシスト感はある

※-2から+2までの5段階で評価

サービス:万能タイプだけどスイング速度は必要

solinco blackout 285 (ソリンコ・ブラックアウト285)でのサーブの感想

サーブでもボールの引っかかりの良さが感じられ、スピンをかけるのは簡単に感じました

ただ普段使っているEZONE98L+丸ポリのセッティングと比べると、スイングのエネルギーが回転に多く変換されてしまって浅いところに落ちてしまう場面も見られました。

扁平気味のグリップなのでインパクトでの面の角度が微妙にズレてるということもあったと思いますが、自分でしっかりと推進力を加えていくようにすると良いサーブを打ち込むことが出来ました。

ストローク:中弾道で調整はしやすい印象

solinco blackout 285 (ソリンコ・ブラックアウト285)でのフォアハンドストロークをインプレ・評価

ループ系のスピンボールから直線的なドライブまで、ショットの弾道を調整しやすかったのは好印象。

ピュアドライブだともう少し自動で直線的なボールになってしまう感覚が強かったので、色んなショットを使い分けたい自分としてはブラックアウトの方が好みでした。

solinco blackout 285 (ソリンコ・ブラックアウト285)でのバックハンドをインプレ

片手バックハンドも違和感はなく、しっかり振り抜くとパワフルなスピンボールを打ち込むことが出来ました。

285g/330mmというスペックですが意外とヘッド側に重みを感じるので、振り抜きさえすれば300g/320mmの黄金スペックラケットにも負けないパワーを引き出せると思います。

フレームの剛性がしっかりしているので、スライスもブレずに返球することが出来ました。

ボレー:285gでも合わせればしっかり返せる

solinco blackout 285 (ソリンコ・ブラックアウト285)でのボレーをインプレ・評価

高い剛性感に加えて285gでも相手のショットに負けにくいので、ネットプレーにおける安心感は◎。

特にミドル〜ローボレーで、イメージ以上に滑るような低いボレーが打てたのには自分でもびっくりしました。

TRUEMAN
TRUEMAN
特にダブルスの突き球に対しての返球しやすさが格段にアップ!
思わずニッコリ。

動画インプレはこちらから

ここが好き:クセの無いパワー+黒デザイン

・精悍な黒のデザイン
・クリアな打球感
・クセのない性能/バランス
・285gでも打ち負けにくい

最大の魅力はデザインと言っても過言ではありません。

シンプルな黒、左右対称なデザイン、非常に良いです。

さらに黄金スペックらしい性能のバランスの良さを実現しており、しっかり使い込んでいけるラケットとしての安心感も◎。

ここがイマイチ:扁平なグリップ+取り扱いが少ない

・若干扁平なグリップ
・取り扱い店舗が少ない
・マット塗装部分の質感

使用する上で最も気になったのは若干扁平なグリップ形状。

テクニほど極端な扁平ではないものの、多少の違和感を覚える人も出てくるかと思います。

また日本ではほぼ展開されていないラケットなので、現物を見たり試打したりするのは相当難しいモデルとなっているのもイマイチなところかもしれません。

おすすめセッティング:ハイパーGが無難

試したセッティング

・ハイパーG 1.25mm
・G-TOUR3 1.23mm
・エコパワー 1.25mm
・ポリツアーストライク 1.25mm

これまでに3つのポリエステルを張ってみましたが、バランス良くまとまる感じが良かったのはハイパーGかなと思います!

フレーム自体はカチッとしている分、ストリング側でホールド感をプラスしてあげると扱いやすさがアップしますね。

ポリツアーストライクを組み合わせるとかなりレスポンスが鋭くなり、スピードは出しやすくなります。

しかしながら制御のしやすさ、減衰性などは厳しくなるので、イオミック・ショックレスなど振動止めをつかて上げると良い感じになりました。

BLACK OUT285の購入はこちらから

ブラックアウトは国内ではほとんど取り扱いがないモデルですが、アミュゼスポーツ楽天店などで購入が可能。

実勢価格は2.98万円ですが、タイミング次第では10%以上割引になるクーポンが出てたりするので要チェックです!

実は結構ソリンコのラケットバッグって人気なのでは?って感じることが多いんですよね。

ブラックアウトよろしく、ラケットバックもシンプルでかっこいいデザインなのがその理由なのかもしれませんね。

まとめ:SOLINCO BLACKOUT 285

ソリンコ・ブラックアウト285 (Solinco Blackout)を屋外で見た時

・ソリンコ発の本気の黄金スペック
・ブライアン兄弟が開発に携わった1本
・シャープでクリアな打感
・黒い精悍なデザインは好印象
・285gでも安定感は十分

関連記事はこちらからチェック

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Follow-me-1-1024x213.jpg

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です