インプレッション・感想

プロスタッフ97CV & ピュアストライク16×19 – 比べてみました![比較 / 感想]

ピュアストライク・プロスタッフ97CV

2019インディアンウェルズファイナル

みなさん、こんにちは。
開催中のインディアンウェルズの男子決勝は、オーストリアのドミニク・ティエム(Dominic Thiem)と、スイスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)の対戦に決まりました。

ものすごいスピンの強打で相手に打ち勝って来たティエムと、キレッキレの攻撃とテクニックで3年連続の決勝進出となったフェデラー。

片手バックハンド同士の決勝戦へ

片手バックハンド同士の決勝戦は2016年のフェデラー vs スタン・ワウリンカ以来。
(ちなみにその前は2006年のフェデラーvsジェームズ・ブレーク戦まで遡ります!)
華麗な片手バックハンド対決がとても楽しみな一戦です!

Dominic Thiem (Rakuten Open 2014)
Roger Federer (Australian Open 2014)

そんな決勝戦に便乗!
プロスタッフとピュアストライクを比較!

今回はインディアンウェルズの決勝を戦う二人に関連したラケットの比較インプレッションをしようという、がっつり便乗企画です!

ウィルソンプロスタッフ97CVバボラピュアストライク16×19を比較したインプレッションをお送りしたいと思います。

フェデラーが使うのはプロスタッフRF97 Autograph、ティエムはピュアストライク18×20。

今回使用したのは同じシリーズではありますが、プロスタッフはより軽い97CV(2018年モデルで黒x白のモデル)、ピュアストライク(2017年モデル)はよりストリングパターンが荒い16×19と、それぞれより扱いやすいモデルを使用しての比較となります!

スペック比較:プロスタッフ・ピュアスト

まずはプロスタッフとピュアストライクのスペックの比較をしたいと思います!

ラケットプロスタッフ97CVピュアストライク16×19
フェイスサイズ97平方インチ98平方インチ
重さ315g305g
バランス310mm320mm
フレーム厚21.5mm21 ~ 23mm
ストリングパターン16 x 1916 x 19

スペックは近いゾーンにあるこの2本。
フェイスの大きさはほぼ同じ、重量はあるけどトップライトなプロスタッフと、少しだけ重くイーブンバランスなピュアストライク、といったところ。

打感:硬めのプロスタッフ、柔らかいピュアストライク

まず打感の違いですが、プロスタッフの方が明らかに硬い打感になります。
ミニラリーでも弾き感が強く感じられ、またボールがフェイスのどこに当たっているのかというのもはっきりと分かります。
一方のピュアストライクは比べると相当にマイルドな打感
ボールを一度しっかりホールドしてから強烈に飛ばしていく感じですね。

ピュアストライクに慣れた人からしたらプロスタッフは打感が硬すぎて、まるでスイートスポットを外してるかのような感覚になるかもしれません。
反対に、プロスタッフに慣れた人がピュアストライクを打つとぼやけた打感に感じてしまい、どこで打っているのか分からなくなってしまうかも、です。
両者の間の違いは大きです。

反発力:パワフルなストライク、かなり抑えめなプロスタッフ

反発力も相当違いがあります。
ピュアストライクはかなりパワフル
98平方インチの中厚系ラケットとしてはトップクラスにパワーがあると思います。
305g/320mmという重量バランスも効いていて、ボールに打ち負けることなく押し込んでいけます。
スイートスポットも広く、多少ポイントがずれてしまってもなんとかなります。
パワーもあってスイートスポットも広いので、振り抜きさえすればなんとかしてもらえます。

プロスタッフはスイートスポットも広くはない

一方のプロスタッフは97平方インチのラケットとしてはパワーは抑えめな印象。
90平方インチ・95平方インチ時代のものよりはもちろん反発力は上がっているのですが、それでもパワフルと言えるほどのものではありません。
アシストは期待しない方がよろしいかと。笑
スイートスポットは広いわけではないので、外せばボールも飛びませんし、手に伝わる衝撃も大きくなります。

ただ、スイートスポットでしっかり捉えたボールの伸びる感じはピュアストライクでは感じ取れないものです。
そういうボールが打てた時ばギュン!と伸びるボールがいくので・・・これがこのラケットの魅力・醍醐味なんだろうなと思いました。
ライジングやコンパクトなスイングで打った時にも(上手く当てれば)、意外なほどボールに伸びが出てくれます
315グラムという重さによる影響も大きいと思いますが、コンパクト or 丁寧なスイングでもボールに伸びを加えやすいのは大きなメリットだと思います!

これはピュアストライクには無い感覚なので、ここにハマってしまった人はプロスタッフから他にはいけないんじゃないかな・・・  

スピン:掛けやすいピュアストライク、掛かりにくいプロスタッフ

スピン性能ですが、ピュアストライクはすごく掛かります。
ボールの食いつき、引っかかりがとてもいいのでボールの打ち出しの角度が上がります。
そのため、スピンはとっても掛けやすいです。
低めのボールを持ち上げるようなショットも打ちやすく、自然とスピンをかけるスイングになります。
悪く言えばスピンを掛けて振り抜かないとあまりラケットの旨みが活かせない、という感じかなと。
運ぶようなスイングでボールを打ってもあまり伸びが出ない気がします。

プロスタッフはフラット系がオススメ

プロスタッフですが、ピュアストライクに比べるとボールの打ち出しの角度が上がりません。
全然ボールの持ち上がり方が違うので、持ち替えた最初の方はネットにボールが直行。笑
なかなか弾道が上げにくいなぁという印象。
なので厚めのグリップ(フルウェスタンから、より厚いグリップ)の人はボールが上がりにくく、慣れるまではちょっと大変かもしれません。
逆にグリップがそこまで厚くない人なら、厚い当たりのボールを安定して打ちやすいと思います。

スピン量で安定させる立体的な打球を打ちやすいピュアストライク、コントロールのしやすさで安定させるプロスタッフという印象を受けました。

あなたならどっちを選ぶ?

打ち比べてみましたが、反発力やスピン性能、ボールスピードの出しやすさでは圧倒的にピュアストライクが上だと思います。
ベースラインからしっかり振り抜くスイング、しっかりとしたスピンボールで相手を崩していく・・・そんなテニスにはすごくフィットすると思います。
強いて言えば、マイルドさやスイートスポットの広さが仇になって、感覚がつかみづらく感じる人もいるかもしれませんね。

パワフルなピュアストライク

プロスタッフ97CVは、パワーもスピンもアシストは過剰な期待は出来ません。
楽チンラケットではもちろんありません。
ただ使っていて感じるのは、トータルとしてのコントロール性能がとても高いと思います。
どこのコースに通す、どこにボールを落とす、どのくらいの回転量にする・・・自分にとって無理がない範囲ではとってもコントローラブル。
ライジングショットやボレーも打ちやすく、相手の隙を見て前に出ていくスタイルにはとてもいいなぁと思いました。

感覚を大切にする人にはプロスタッフがオススメ

一球一球の球威を高めて相手を崩したい人・ガンガン振り切って攻めたい人にはピュアストライクがオススメです。

コート全体を使いオールラウンドにプレーしたい人、ボールを打つフィーリングを大切にしたい人にはプロスタッフ97CVがオススメです。

これからどんどん暖かくなってくれば、もっともっとテニスがプレイしやすくなる季節ですね。
新しいラケットが僕たちを呼んでいます!笑