テニス

テンエックスプロ・エクスカリバー 人生最高の1本に巡り会う。 | TENX PRO EXCALIBRE [インプレッション・感想]

シドニー発の新ブランドTENX PRO
プロストックのようなラケット、それがXCALIBRE
今回はそのインプレッションをお届けします。
おそらくこれが日本語で書かれる初のインプレです!
そして僕にとって人生最高の1本に出会ってしまいました・・・。

この記事のポイント

・僕史上最高のラケットがTENXPRO XCALIBRE!
・スペックや特徴、使用感についてまとめました。
・日本語での情報はまだまだ少ないので、ぜひ参考にして下さい。
・最近のラケットとしては珍しいスペック。
・カスタム前提のウェイト / バランスの設計になっています。

TOPICS
プロストックのようなラケット?
エクスカリバーのスペック、特徴
打感:想像以上にソフト
反発力:反発力は抑えめだけどパワーはある
スピン性能:悪くはないし、コントローラブル
ストローク
ボレー
サーブ
全体評価
まとめ

プロストックのようなラケット?

シドニー発のブランドTENX PRO、そしてメインラケットであるXCALIBRE

このエクスカリバーのコンセプト、それはプロが使う特注品ラケット = プロストックのようなラケットを目指して作られています。

プロストックラケットとは

プロストックってなに?という方に簡単に説明すると、市販品とは異なるスペックや形状・品質で製造された選手の要望に応える為・フィットさせる為のラケット。
なので市場で売れているスペックとは違ったり、外見だけ市販品と同じように塗装している場合もあります。
ウィ◯ソンやHE◯Dの契約選手はプロストックを使ってる場合が多い事で知られてます。

国内No.1インプレサイトであるラケットラボ |RACKET LABO( ぺんてぃ@ラケットラボ )で、プロストックやペイントジョブについてとっても分かりやすく書かれているので、お時間のある方は以下のリンクからぜひご一読下さい!
RACKET LABO : 全豪オープン2019 プロのペイントジョブ多すぎ問題(https://senchaaan.com/2019/03/29/tennis-racket-paintjob-ao-2019/)

今回のTENXPROの場合は[ プロストック= 高品質なラケット ]という意味合いで使っているのかな、と思いますね。

スペック・特徴

それでは本題のTENX PRO XCALIBREのスペックをチェックしていきましょう!

XCALIBRE 290g
フェイスサイズ98平方インチ
重量 / バランスポイント290g / 320mm
フレーム厚20mmフラット
フレーム長27.5インチ
ストリングパターン16 x 19
stiffness (RA値)66
グリップサイズ4 – 1/4 (2)

カスタム前提の重量・バランス

今回購入したのは290g / 320mm (USL)のモデル。
かなりヘッドライトな状態なのですが、これは鉛テープで好みのセッティングを出せるようにあえて軽めの設計になっているそうです。
カスタム前提のラケットも珍しいですよね。

フレーム長は27.5インチのみの設定

そしてこのシリーズの特徴でもあるのですが、長さは27.5インチのみの設定となっています。
市販品では27インチが大多数ですが、プロの世界では意外なほどロングラケットが使われています

・錦織選手
・ジョン・イズナー
・セレナ・ウィリアムズといった選手たちもロングラケットを使用中。

片手打ちバックハンドの選手でも
・パブロ・クエバス
・フィリップ・コールシュライバー
・ジャスティン・エナン
・オリヴィエ・ロクス etc…
片手打ちでロングラケット、意外ですよね!

薄いフレーム+縦長フェイス形状

20mm均一の薄いフレーム厚、そしてRA値は約66。
そしてほぼ真っ黒でシンプルなデザイン。
テスト中のラケットみたいで、これだけでもちょっと気持ちが高まります。

縦長のフェイス形状

フェイス形状は縦長です。
BURNの95平方インチ、プロスタッフ(90平方インチモデル)などに近い形状となっています。
個人的には縦長形状が使いやすいので、このフォルムはグッときました!
フレームの断面形状は、角の取れたボックス形状。
プロスタッフ97 をそのまま薄くした感じ、という表現が近いかと思います。

フェイス形状とストリングパターンを他のラケットと画像比較した記事をまとめましたので、現物をなかなか見れない人はこちらも参考にして下さい。
XCALIBRE(エクスカリバー)のストリングパターンをいろんなラケットと比較してみた!

ユニフレックス( uniflex )テクノロジー

このエクスカリバー・シリーズに採用されているのが[ uniflex ]というテクノロジー。
フレーム全体が均一にしなるという特徴があります。
これによって
・腕への衝撃を軽減
・優れたフィーリング
・コントロール性

を実現しています。

セッティング

今回のインプレッションで使用した、ストリングのセッティングはこちら。

ストリングバボラ ブリオ 130
テンション縦45ポンド 横45ポンド

いつも通り愛用しているブリオ1.30mmを張り上げてみました。
他のラケットもまず最初はこのストリングで試しているので、比較するには最適のストリングだと考えています。

ブリオについては別記事に詳しくまとめています。ストリング自体が持つ感触や、性能についてはこちらをご確認して頂けるとイメージしやすくなると思います。

<打感>
意外なほどソフト

今回、エクスカリバーを使って1番驚きだったのが打感の柔らかさ振動吸収の良さでした!

柔らかい打球感

プロスタッフ97やCX2.0TOURに近い硬めの打感を予想していたのですが、実際に打ってみると柔らかさを感じました
ミニラリーでも柔らかさを感じ取れ、これなら色んなレベルの人が十分に使えるんじゃないかと思います。

振動吸収性も良好

振動吸収性の高さも見逃せません!
打球時に感じる振動が少なく、なおかつ振動の収まりも速かったです!
(後日ポリ×ナイロンのハイブリッドにもトライしましたが、やはり振動は抑えられていて感動すら覚えました。)
振動の収まりが良いので、振動止めは不要でした。

腕にも優しい打球感

エクスカリバーを数ヶ月使用してきましたが、肘に違和感を覚えるような事はありませんでした
実はこれまでプロスタッフ97CV、ブイコア98(ギャラクシーブラック)と言ったラケットにトライしていたのですが、どちらも硬めの打感だった為か2時間くらい練習すると肘に痛み・違和感が出る事が多く困っていました。
痛みが出なくなったのはすごくありがたい変化でしたね!

ラケットを見る限り特別な機構や構造は全く無いので、この打感・振動吸収性は素材によるものなのかもしれません。
カーボン素材は日本製のものを使っているという事なので・・・それが上手く機能しているのかもしれません。

反発力:反発力は抑えめだけどスピードは出る!

エクスカリバーは98平方インチ、20mmフラット、290g/320mmというスペックなので、単純は反発力は抑えめです。
ボレーなど小さいスイングの時は、飛びすぎる事がないのでコントロールしやすく感じました。

ボールのスピードが出る

一方、ストロークやサービスなどの大きなスイングのショットになると一気にパワフルな印象になります!
0.5インチロングのおかげなのか、ボールスピードはかなり出しやすいです。20mm厚のラケットでここまでスピードが出せるのは驚きの一言。
特にサーブは遠心力が効くおかげでかなりスピードアップします・・・調子に乗りすぎてバランス崩しそうになりましたが(笑)。

今まで27インチのラケットばかり使っていたので、27.5インチのパワーの出方はちょっと不思議な感じも。
慣れるのにはもう少し時間が掛かるかなと思います。
反発力は抑えめなのに、パワーはある。
そんな不思議なラケットです。

スピン性能:凄くはないけど期待以上。

20mmという薄さ、縦長フェイスのラケットなので、スピンは正直期待してませんでした。
実際に打ってみると、想像してたよりもスピン掛けやすいです。
スピンの掛けやすさはプロスタッフ97CVやCX2.0と比べると、ほぼ同等かちょっと良いくらい・・・という印象。

球持ちの良さがあるおかげで、引っ掛かりもそこそこありスピン量も調整が効きます。
グリグリに掛けるのは向いてませんが、標準的な回転量ならしっかりコントロール出来ます。

ストローク編

ストロークは薄さによる振り抜きの良さがありスイングスピードを上げやすく、それに比例してボールスピードも出しやすかったです!
0.5インチロングの恩恵は大きく、98平方インチ・20mmフラットとは思えないほど球威が出ます。
僕にとっては「新体験」です、これは。

スイートスポットは広くはなく、外してしまうと当然パワーは半減してしまいます。ただ、外してしまった時にも手に来る衝撃は少なかったです。

当てるだけではボールは伸びない

当てるだけのスイングだとボールは飛びません。
反発力は20mmフレームなのでそれほど大きくはないです。
でも、長さを生かして振り抜いて行くと十分なパワーを得られます。

しばらくの間は完全にノーマルのバランスで打ちましたが、290g/320mmはヘッドが軽すぎて球に伸びが出ませんでした。
後日、フェイスの3,9時のところにトータル5gの鉛テープを追加。
ボールを押し込めるようになり、最低限のこのくらい荷重が必要だと思いましたね。

ボレー編

27.5インチになる事で1番不安だったのがボレーの感覚が合わなくなるのでは?という点だったのですが、これは全く問題ありませんでした。

取り回しの問題はなし。

まずヘッドライトなので取り回しがすごく楽。
反発力はそれほど強くないのですが、一瞬ボールを掴む感覚があるのでコントロールがしやすく個人的には好みのフィーリングでした。

スマッシュなどのオーバーヘッド系も問題なく打つ事が出来ます。

サーブ編

0.5インチロングの恩恵が最大限に生かされるのがサーブでした。

スピードが出しやすい!

振り抜きの良さもあって、とにかくスピードが出しやすい。
あれ、こんなに球速出せたっけな?と思うくらいにスピードアップしました。嘘じゃないっすよ。笑

調子にのってエースを狙いたくなる気持ちが芽生えてしまう・・・そのくらい気持ち良く打てます!

スピンサーブでも回転は掛かってくれるので、意外と跳ねてくれました。
スピードが出るラケットだとコントロールがしにくく感じる事があったりしましたが、今回は問題なし!

全体評価:僕にとってはベストな1本!

このラケットを使って1番良かったのはソフトな打感優れた振動吸収性でした。
新しいラケットを試しては硬いフィーリングに苦労し、練習後の肘の痛みに悩んでいた僕でしたが、XCALIBREでは全く問題ありませんでした。

それでいてボールスピードを出しやすいのがこのラケットのすごいところ!
薄いラケットはどうしても反発力が小さく、なかなかパワーが出ない事が多いのですが、0.5インチロングのおかげか想像以上にパワーが出ます!

スピン性能はそこまで高くないラケットですが・・・スピードを出しやすい特性を生かして、打ち込んで行くスタイルの人にはすごくフィットすると思います!

カスタム前提のラケットです。

僕が購入したのは290g/320mmのモデルでした。ノーマルのままだとヘッドライト過ぎてボールに負けてしまいがちなので、鉛テープでのカスタマイズは必須と考えるべきだと思います。
( 303g、315gのモデルもあるのでそちらの方が、カスタム無しでも打てるかと。)

使い心地は良いし、カスタマイズも楽しいラケット。
僕にとっては最高のラケットですね!

まとめ:良いお買い物でした!

ほとんど事前情報がない(日本語レビュー0件)なかで、ラケットを買うのは不安がなかったと言えば嘘になります。
もしも全然使えなかったら・・・
もしもフィーリングが合わないラケットだったら・・・
そこまで安い訳でもなく、誰も知らないラケットを買うのには勇気が必要でした。

実際に使ってみて、大満足!
とっても良い買い物だったと感じています。

「なにそのラケット!?」の嵐

コートに行くと色んな人に「そのラケット何??」って声を掛けられます。
「オーストラリアの新しいブランドで・・・」って説明を何回したんだろうか。笑

公式HPから購入出来ますが英語しかないので、日本国内でのお買い物のようには行かないというのが現状です。
梱包や発送、連絡も正直適当だなぁと感じるところはあります。
それでも製品自体はかなり良いものなので、買って後悔する事はないと思います!

薄ラケは好き、でもパワーも欲しい人には強くオススメ

特に薄ラケを使いたいけど、なかなか良いものが見つからない・・・そんな人にオススメです!!
気になる方は直接ご連絡頂ければ、ご相談に乗りますので!

今後もセッティングやカスタマイズについて随時更新して行く予定です!
乞うご期待。

ただいまカスタム進行中!

最高だよ、TENX PRO。

※2019.10.6追記
ついに日本国内のインターネット購入が可能になりました!

金額も相当安いですね。
これなら(在庫さえあれば)安心して購入できそう!

まぁ僕はTENX PROにぞっこんなので、直で購入してますけども。笑