01-ラケットインプレ

ラケットの操作性を良くしたい!自分で出来る3つの方法を紹介!|チューニング/カスタマイズ/スイングウェイト解説

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<この記事のポイント>

・ラケットのカスタマイズについて
・ラケットの操作性を良くする為の方法が分かる!
・スイングウェイトについてもおさらい
・ラケットは軽量化は出来ない?を解説
・ラケットチューニングについて理解出来ます!
・ラケット選びの重要性を再確認しましょう

ラケットの操作性を上げたい・・・

テニスをしていて、こんな悩みをもった事はありませんか?

もう少し操作性良くならないかなぁ

・リターンでの瞬間なラケット操作
・ダブルスのボレー対決 etc.
素早くラケットを動かしたい時に準備が遅れてしまった!そんな経験、1度や2度はあるんじゃないでしょうか。

悩んで、経験して分かった事をまとめました。

この記事を書いている僕自身、どうにかしてラケットの操作性を上げたい!と悩んでいた時期がありました。

その時に自分で色々と工夫したり、プロのチューニングショップに相談してみたりしてきました。
なのでこの記事を読んでいただければ、ラケットの重さやバランスなどに関する理解を深めると共に、操作性を高める為の実践方法も知る事が出来ます。

まず、スイングウェイトについて理解しよう!

操作性を高めるに当たって、重要な要素がスイングウェイト(SW)
ざっくり言うと、ラケットを実際に振った時の重みの事、と理解してもらえばOK。

非常に分かりやすく、そして一歩踏み込んだ良い記事があるのでシェアしておきますね。

重量/バランス/重量分布などが関与してくる

上記の記事にもある通り、振った時の重み=SWに影響を与える主な要因が
・重さ
・バランス
・重量分布

などになります。
(実際にはフレームの空気抵抗などその他の要因もあるけど、ここでは割愛。)

SWと球威の関係についておさらい

SWが大きいという事はラケットを振るのに大きなエネルギーが必要になりますが、当然ボールに伝わるエネルギーも大きくなるので強いボールが打ちやすくなります。
反対にSWが小さい場合、ラケットを振るのに必要なエナルギーは小さくなりますが、スイングするスピードが同じ場合には球威が下がってしまいます。

SWが小さければ操作は楽になる!

スイングウェイトが下がればラケットの操作自体は楽になる、というのが大切&基本のポイントなんです。
とりあえずここでは、このポイントだけおさえてもらえればOK。
(スイングウェイト以外も関係するけど、一旦置いときましょ。)

スイングウェイトを下げるのはかなり難しい

そしてここからが本題。
じゃあ、どうしたら実際にスイングウェイトが下がるか?という問題ですね。

グリップエンドに重りを足せば良いんでしょ?

操作性に悩んでいた僕が最初に行った事、それはラケットのグリップエンド内(フタの内側)に重りを足すというカスタムでした。
バランスを引き下げる事によって操作性が上がる・・・と思っていたんです。(雑誌にもそう書いてあったし!)

結論ですが、操作性の向上(=スイングウェイトの減少)にはほぼ効果は感じられませんでした。

グリップ加重してもSWが小さくならない理由は?

ここでさっきのグリップへの加重を分析してみましょう。
300gのラケットに、10gをグリップエンドに仕込んだと想定。

項目変化
バランス減少⇩ (グリップ寄りに変化)
ラケット重量増加⬆︎ (310gに増加)
SWウェイトほぼ変わらず

グリップ加重した分、バランスはトップライト寄りになるものの、当然フレームの重量自体は増加していきます。

そしてSWはこのような専用の機械で計測されます。
グリップ内に仕込んだウェイトは遠心力がほとんど作用しないので、ほぼSWに影響しないんですよね
そんな訳で、グリップ内にウェイトを追加してもSW自体はほとんど変化しなかったというお話なんです。

(※とは言っても実際に重たくなったりバランスが変わったりすれば、プレーに影響は出てきます。ここではあくまでもSWに限定して考えています。)

RAWフレームでほぼ決定されるスイングウェイト

先に結論を言いますが、ラケットのRAWフレームの状態でSWはほとんど決定してしまいます。
その状態からラケットのSWを小さくするのって難しいんです。

カスタマイズにも限界はある

販売されている状態から、SWを下げる為にはバンパーを外す・切るといった加工が必要になります。
カッターなどを使って加工をすることも出来ますが・・・とは言え、切るのは躊躇してしまいますよね。
フレームを守るものがなくなってしまいますから。

現実的に操作性を上げる方法を考えよう!

SWを小さくする事が難しい、じゃあどうしたらいいのか??
ここからは大掛かりなカスタマイズなしで実践出来る具体的な対処方法3つご紹介します。

・グリップエンドを高くしてみる
・グリップサイズを上げる
 or グリップを1枚多く巻く
・軽いストリングを張ってみる

グリップエンドを高くしてみる

僕の中で1番大きな効果があったのはこれ。
グリップエンドに1cm程度の幅にカットしたテーピング(※ホワイトテープ)を巻きつけて、高さを出すことで指の引っかかりを良くすることです。

SW自体には変化はないのですが、指がしっかり掛かる事で操作しやすくなる感覚がありました。

伸縮性が無いものを選んでもらうとガッチリ巻けるのでオススメ!

グリップサイズを上げる・1枚多く巻いてみる

合う人・合わない人がいる方法ですが、グリップサイズを上げる(もしくはオーバーグリップを1枚多く巻く)のも選択肢の1つ。
トルクが増して、操作性が上がる・・・かも。笑

オーバーグリップの中でもトップクラスに薄いVS GRIPなら、下に巻いて微調整しやすいのでオススメ!

軽いストリングを張ってみる

実はストリングの重量はバカになりません。
ミクロスーパーでは+13g増、RPMパワーでは+15g増とストリングの種類によって重さが違う為、SWにも差が生じます。

このツイートの通りサニーコアは軽量化に成功した商品なので、こういったストリングを選択するのも有効かと!

まとめ:操作性を上げる方法は多くない

この記事では操作性を上げる方法についてまとめました。
SWを下げる事が1番の方法なんですが、バンパーを切るなど大掛かりなカスタムが必要になります。
現実的な方法としては、グリップエンドを高くする、太くする、軽いストリングを張るという方法があります。
カスタムを含めて考えるなら、SWは軽めを選んだ方が色々と自分で調整しやすいと思います!
ラケットを買う時はSWにも注目してみましょ!

ラケットの性能や使用感をまとめた記事を多数用意していますので、気になるモデルをチェックしてみて下さいね!

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