沼り続けてたマイラケ選びに一旦区切り
ラケット購入本数が累計で100本を超えてしまっていたことをここにご報告いたします。笑 pic.twitter.com/SVm1Z9iOpV
— アドブロ / コトウダマサト(TRUEMAN) (@ADVNTG_kotodama) November 23, 2024
インプレしたラケットは数知れず、購入したテニスラケット100本以上、試したストリングは200パターン以上、という感じで数字だけを見れば道具に対する知見や経験値が豊富そうに見えるアドブロ。
インプレ系ブログを運営している身ではあるんですけれども、ここ1・2年はずっとラケットの沼にハマり続けていたのでした。
「あんなに沢山ラケット打ってるのになんで悩むの?」と思った人もいることでしょう。
ラケットを沢山打っていると色んな感触や性能があるのですが、あっちにアジャスト・こっちにアジャスト・・・と続けてきた結果、何を打ってもしっくりこない・どう打って良いのか分からない状態になってしまっていたんですね。
マイラケをどれにするのかという点においても「○○ならAのラケットが良いし、▼▼ならBのラケットが良い」という感じで、買って打って売ってを繰り返すばかりだったのでした。
そんな状況を打破しないことにはまともにテニスが出来るようにならないと感じるようになったので、このマイラケ選びの沼から脱出することを決意したのでした。
4本のラケットで打ち比べを実施
・SPEED MPレジェンド
(G-TOUR3、EXスピード)
・BOOM MP
(ポリツアーファイア)
・ピュアストライク98 16/19
(RPMチーム)
今回は3機種(4パターン)のテニスラケットを打ち比べし、その中からマイラケを決めることにしました。
ビジュアルが最高でスペック的にはオーソドックスなスピードMPレジェンド、アシストが強くカスタムでの伸びしろを感じたブーンMP、過去作も使っていてなじみのあるピュアストライク98。
ストロークをメインに、対人で打ち合いをしながらチェックしてきました。
受け手側の意見でマイラケ決定
今回はライズテニスサービスの香田さんにご協力頂き、受け手側の意見を軸にメインラケットを決めることにしました。
※なので香田さんがスピードと言えばスピード、ピュアストと言えばピュアストをマイラケにする・・・くらいの覚悟を持って臨みました。
ラケット選びのさいに自分がどう感じるか?っていう主観は非常に大事ではあるものの、ながーく沼に浸かり続けた僕の主観はおかしくなっていたので受け手側の客観的な意見・評価を活用させて頂くことにしたのでした。
ピュアスト98にした理由
→片手バック含めたトータルバランス
タイトルにもある通り打ち比べをした結果、最終的にマイラケに選ばれたのはバボラ・ピュアストライク98 16×19(2024)でした。
結局これに戻るのね・・・と思わず笑っちゃいましたね。
2世代目・3世代目と使って来て、まぁやっぱり4世代目も使うことになりました。
実戦の中で振り切れる・打ち合えるようになってきた
ピュアスト98にラケットを変更してから数週間が経過。
何度かシングルス形式練習で使ってきましたが、これまでの沼っぷりが信じられないくらいには好感触。
なんだったんだよこの1年半は・・・と思いそうな自分がいました。
とにかく大きな変化としては、実戦形式の中でもしっかり振り切れるようになってきたこと。
これまでは打ち方が分からない・打ってみるまで分からない(笑)という感じが常にあったんですが、ピュアスト98に持ち替えてからは片手バックも含めて意図をもってスイングができるようになってきました。
こういうショットを打ちたいからこう振る、ここに入れたいからこう当てる、そういったところの感覚と現実のズレが小さくなってきているんですよね。
意外とテクニカルにプレーが出来る印象
そして昨日、マイラケを確定するためには避けて通れない相手:ずぉさんとシングルス対決をしてきました。
過去に何度も対戦していて、一時期は通算で大きく勝ち越していたもののこの1年半くらいでその貯金を一気に溶かすくらい連敗に次ぐ連敗。
そんなずぉさんを相手にピュアストを使ったワケですが、終始接戦にはなったものの6-4で久しぶりの勝利を挙げることができました。
正直に言って運が良かった部分・条件的に有利な部分(ホームコート+ずぉさん旅行明け)も大いにあった試合でしたが、その運を掴むところまでしっかり打ち合えた・競れたのはピュアストに変えてプレーが良くなったからこそだと思うんですよね。
ずぉさんと知り合ったばかりの頃にもピュアスト98(2019)で試合したことがあったんですが、その時はとにかく余裕が無くてメッチャ頑張って打ってるかゆったり振って繋いでいるか・・・かなり極端なテニスだったんですよね。
それが今回のシングルスではスライスやネットプレーを織り交ぜつつ、緩急や高低を使ったテクニカルなプレーが出来るようになって自分でもちょっと驚きでした。
フォアスライスも結構打ちやすく感じられ、歴代のピュアスト98=強打というイメージとはまた違う側面を発見できた一戦になりました。
EZONE98Lよりもオールラウンド
実戦におけるストロークの安定性・信頼性が抜群で、長らくメインとして君臨していたのがこのEZONE98Lでした。
EZONE98L(および98)だと自動的に低弾道なドライブ系ストロークになる感覚が強く、それが実戦における安心感・安定感に繋がっていました。
ただその一方でストロークでバリエーションが出しにくいこと、アイソメトリック形状によりスイートエリアが先端寄りにあって手元寄りで打ちがちな僕にはボレーやタッチ系が難しく感じるという部分で悩んでいました。
ピュアストになってからは低い打点から引っ掛けるように持ち上げるスピンで繋いだり、フラット気味に合わせてテンポを早めたりという変化をつけやすく感じます。
ボレーのタッチも自然になったことで、コート全体で展開するオールラウンドなプレーがしやすくなりましたね。
まぁやっぱりピュアスト98は好きなんだなって再認識。
ちなみにこちらがアドブロのYouTubeにおけるピュアスト98が出て来る最古の動画です。
宜しければこちらも見てみて下さい。
アシストや飛びが良いものは沢山あるけれど・・・
YouTubeのコメントに「ボール飛んでないのでは?」っていう意見も頂いたんですが、確かに僕のフィジカルに対してはピュアスト98だと若干アンダーパワー気味だとは思います。
実際ピュアスト98よりももっと飛ぶラケット、もっとアシストがあってスピンが掛けやすいラケットっていうのはいくつも有りますし、そういうラケットで最小限のエネルギーで良いショットを打ち込めるようになるのが理想というのも理解はしています。
この1~2年でそういったラケットも複数本試して来ました。
(ピュアスト100、EXTREME MP、BOOM MP、ピュアアエロ100、ブラックアウト、BEAST DBなどなど)
でも沼から脱出は出来なかったんですよ、そういうのを使っても。
結局ピュアスト98のバランスの良さや使用感が、沼から脱していくにはちょうど良かったんだと思います。
理想と現実の狭間で揺れ動くことは多いのですが、しばらくはピュアスト98を使って良い感触を取り戻していきたいですね。
2024年12月の試打・テストラッシュに耐えられるか・・・
ただ12月以降は不安な要素もありまして、各社主力級のラケットがモデルチェンジして登場してくるんですよね。
今のところ、12月中に最大で4シリーズくらい打つ可能性があるんですよ。
プライベートも忙しくてなかなか練習が出来ていない中でこの本数をテスト・・・また自分のテニスが壊れそうな予感はしますね。
それでもせっかくテストさせてもらえるならガッツリ打ってインプレしたいっていうマインドになってしまうんですよね。(それが自分のテニスに悪影響な部分があると分かっていても)
もしもまた自分のテニスが壊れてきたら、それも改めてブログにて報告させてもらうので・・・優しく見守っててください。