G360ラジカルが登場します!
みなさん、こんにちは。
ヘッドを代表するオールラウンドラケット、ラジカルシリーズ。
その最新作G360ラジカルが情報解禁となりました。
ラフィノさんのサイトに大変詳しく載っています!
【予約品☆日本先行発売】テニスラケット ヘッド(HEAD) グラフィン360ラジカル・エムピー(Graphene 360 RADICAL MP) 233919
2019.4.17現在の時点でHEADオフィシャルHPにはまだ商品リンク有りませんでした・・・。
ここが変わるよG360ラジカル
→ グラフィン360の採用!
いろんなサイトにも情報が出始めているので、ざっくり進めます!
まずはグラフィン360の採用。
今までシャフト部分だけに採用していたグラフィン素材を、今回はシャフト+フレームサイド+フレームトップにも採用。
高強度のグラフィン素材によってフレームの剛性がアップ、反発性能も向上しボールスピードも速くなる事でしょう。
スピードはG360から新しいモールドになりましたが、ラジカルはモールドに変更がないそうなので素材の変化による効果をダイレクトに感じられそうですね。
RA値も旧型より高くなっているらしいので、おそらく打感は硬い方向に行くのではないでしょうか。
HEADのラケットはモデルチェンジ毎に、硬い→少し柔らかく→硬く→少し柔らかく・・・のサイクルを繰り返してるような印象がありまして、徐々に硬い方向へと変化してきている気がします。
ここが変わるよG360ラジカル
→ 丸型グリップに!
そしてもう1つの変化。
それは、グリップが丸型になることです!
これまでヘッドと言えば偏平グリップが特徴の1つでした。
スピードシリーズが登場して以来、ラケットの種類によって偏平具合が異なる形状となってきていましたが、好き嫌いがハッキリ分かれる要因でも有りました。
スピードは丸型(※それでもウィルソンやバボラに比べると偏平)、プレステージは偏平という感じだったと思うのですが・・・
今回、ラジカルは丸型グリップで登場するそうです。
今のマーケットは厚いグリップで打つ人の方が断然多いでしょうし、グリップの形状でHEADを避けていた層も取り込めるので、売り上げとしても期待出来るんじゃないでしょうか!
僕個人も丸型グリップの方が好きだったので、この変更はウェルカムですが・・・
偏平グリップが好きだった人はどうすれば!?
当然、考えなくてはいけないのが従来の偏平グリップで使いたい人はどうするのかという事ですよね。
薄いグリップでは面を感じ取りやすいので「偏平グリップじゃなきゃやだ!」って人もいるわけです。
まず方法の一つ、自分でグリップのパレットを交換しちゃう!
他メーカーのグリップはウレタンなどを熱加工して固めてグリップにしているのですが、ヘッドは対になっているパレットをフレームに接着する事でグリップにしているのです!
両面テープでくっついているような状態(簡単には取れませんが!)、エンドキャップを外してスクレーバーなどを使って取り外す( or 取り除く)事が出来る構造になっています。
そして『ヘッド グリップ パレット』という感じに検索をしてもらうと、下のような商品が出てきます!
パレット売ってます。
アマゾンでも買えます。笑
偏平タイプのパレットを取り付ければ、今まで通りの感覚で打てる・・・はず?
ただ色々問題点もいくつか考えられまして
・旧型グリップと、購入したパレットの偏平具合は同じかは断定出来ない。
・エンドキャップを外すのは良いけど、取り付け・固定が難しい。
(U字のクギをカーボン樹脂層にまで刺さないといけないので!)
・作業中にラケットを傷つけてしまうことも・・・
・もしかしたらG360ラジカルはグリップをウレタン成形してるかも(笑)
こんな感じに不安を煽る要素がちらほら。
グリップ加工、いっそプロに任せてしまいましょう!
そんな時にとっても安心なのがラケットのチューニングショップ。
プロに任せれば安心・高品質な仕上がりが期待出来ます。
「テニスラケットチューニング – head偏平グリップを丸型に!」では、千葉のチューニングショップで加工して頂いた時のお話が書いてあります。
僕の場合はパレットによる偏平→丸型への加工でしたが、硬度の違うパレット、ウレタンによる形成・・・それぞれ効果も違ってくるので、選択肢がより広がります。
なかなかチューニングを行なっている店舗は多くないのですが、ラケットショップが窓口なっている場合もあるので一度探してみると良いかもしれません。
なにせ新品を買って傷つけてしまったり、上手く取り替えられず使えなかったりしたら大問題。
迷ったらプロに任せるのが1番です。
今回いっそのこと、偏平も丸型も併売すれば良かったと思うんですけどね!
HG2 (= 偏平グリップのサイズ2)とかMG3 ( = 丸型グリップのサイズ3) みたいに表記すれば見分けられるし、製造工程もパレット+エンドキャップの違いだけなら工程やコストも問題無いはず。
WIN-WINだと思うんですが、ダメですかねぇ・・・HEADさん。
最後に:HEADらしいアップデートだと思いますが・・・
ヘッドの売れ筋モデルであるラジカル。
デザインもカッコよくなったと思います。
(デザインがピュアストライク、色味がクラッシュ・・・え?笑)
丸型グリップになって新規のユーザーも増えそう。
とは言え、ずっとアイデンティティとして大切にしていたであろう偏平グリップをいきなり廃止するのは思い切りが良いというか、ユーザーへの思いやりが足りない気が。
廃盤になるモデルも少なくないHEADのラケット・・・
例えば、グラフィンXTプレステージで登場したレフプロは、次のモデル(グラフィンタッチ)では廃止に。
気に入っていたユーザーは残念だったでしょうし、チリッチだってあんなに活躍してたのにプロモーションされず泣いたことでしょう。
アダプティブ機構も気づけばほぼ消滅。
最近では20年以上続くプレステージMPが実は95平方インチでしたぁなんて言い出したので、これはもうある意味すごいな、と。
この思い切りの良さ、開き直りの素晴らしさがHEADなのです。
これでこそHEADなのです。
This is HEAD.
とりあえずHEADのラケットで気に入ったモデルが見つかったら、まとめ買いしておいた方が良いかもしれません。
いずれ次期モデルと並行して使おう・・・って思っていたらアップデートで別物になってしまっているかも!
G360 Radical MP インプレをまとめました!
ラジカルMPにホークタッチを組み合わせて打ってきました!
意外と柔らかい打球感、パワーとコントロールのバランスが良いオールラウンドな1本でした!
これ良いぞ、と!