驚異のしなりと使いやすさを高い次元で実現したクラッシュシリーズ。
そのクラッシュに追加機種が登場!
これがウイルソンの革命の続き!
ウイルソン・クラッシュシリーズって?
年始に発売されて以降、高い注目を集めて来たのがこのウイルソンクラッシュ!「ウイルソンの革命」というコンセプトで、しなり・安定性を両立させた!というモデルです。
過去のレビューはこちらからご覧ください。
・ウィルソン・クラッシュ100:柔らかいフィーリング・高い操作性のラケット![インプレッション・感想]
・ウィルソン・クラッシュ100 (Wilson Clash 100) – インプレッション・パート2
・ウィルソン・クラッシュの辛口レビュー
これまではクラッシュ100、クラッシュ100ツアーの2機種のみが発売されていました。
この2機種の違いは重さ・バランスのみで、基本設計は全く同じものでした。
そんな中、今回さらに3機種が追加されます!
新機種が追加されます!
今回、新たに追加されるのは
・クラッシュ98
・クラッシュ100L
・クラッシュ108
の3機種です!
新登場するモデルは、より競技志向のCLASH 98。
https://www.wilson.co.jp/campaign/tennis/clash2019/index.html
操作性を向上させたCLASH 100L。
パワーを向上させたCLASH 108。
ただ、これらはCLASH 100の派生モデルではなく、全てがメインを飾る主力モデルになっています。
https://www.wilson.co.jp/campaign/tennis/clash2019/index.html
通常フェイスサイズが小さくなればフレックスは硬くなり、逆に大きくなればフレックスは柔らかくなってしまいます。
しかし、新しいCLASHはその全てのフレックスを統一し、ウッド(木製)ラケットよりしなり、ULTRAラケット(黄金スペック)級の安定性能を発揮するモデルとなっています。
公式HPでも触れられている通り、単純に小さくしたり大きくしたりするだけではフレックスがバラバラになってしまいます。
それぞれのフレームに少しずつ工夫をプラスする事で、特徴的なしなり感を生み出しています!
クラッシュ98 (CLASH 98)
より競技志向のモデルとして登場するのがこの98。
モデル名 | クラッシュ 98 |
フェイスサイズ | 98 平方インチ |
重さ | 310g |
バランス | 306mm |
フレーム厚 | 23.5mm |
フレーム長 | 27インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 |
クラッシュ100ツアーをベースにして、より競技志向を高めたのがこのモデル。
100ツアーからの変更点としては以下の通りです。
・少しだけ面が小さい
・フレームが少しだけ薄い
・STABLE SMARTがスリムに
・センターのストリングパターンがより密に
これらの変更によって、よりコントロール重視の設定に仕上がっています。
通常面が小さくなるとその分しなりづらくなるのですが、フレームの厚さとシャフトの肉厚を削る事によってしなりやすさを補う設計になっています。
僕は100でも決して飛び過ぎるような事はないラケットだと感じたので、98は見た目よりもハード寄りなラケットなんじゃないかなぁと。
クラッシュ100L (CLASH 100L)
クラッシュ100をベースに、軽量化をしたのがこの100L。
モデル名 | クラッシュ 100L |
フェイスサイズ | 100 平方インチ |
重さ | 280g |
バランス | 315mm |
フレーム厚 | 24mm |
フレーム長 | 27インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 |
クラッシュ100とフレームの形状などは全く同じ。
クラッシュ100が295g / 310mmだったのに対し、280g / 315mmという重量バランスになっています。
こんなに軽量・トップライトなスペックはそうないですよね。
これなら操作性の高さは間違いなさそうですね。
しなりの良さによってカンカンした感触も抑えられているはずなので、全体的な使用感も悪くないはず。
100でもちょっと重い・しんどいなぁ、と感じていた人にオススメの一本。
ちなみにフレームの形状が近いCX400は、285g / 330mmなのでいかにクラッシュ100Lが軽量設計か・・・。
クラッシュ108 (CLASH 108)
そして新しいフレーム形状なのがこの108。
モデル名 | クラッシュ 108 |
フェイスサイズ | 108 平方インチ |
重さ | 280g |
バランス | 335mm |
フレーム厚 | 24mm |
フレーム長 | 27.25インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 |
この108は新たな意匠が盛りだくさん。
・108平方インチの大きな面
・280g / 335mmのヘッド寄りのバランス
・STABLE SMARTがより肉厚に
・27.25インチのロング設計
108平方インチというシリーズ中、最大のフェイスサイズ。
パワーも出やすいはず。
280g / 335mmという重量バランス。
100Lよりも20mmもヘッド寄りの設計なので、インパクト後のヘッドの抜けはこれが一番良いんじゃないかなと。
通常、面が大きくなるとしなりやすくなるのですが、その分STABLE SMARTを肉厚にしてあり剛性UPを図っています。
さらに1/4インチロングの27.25インチになっており、遠心力によるパワーアップも。
もしかしたら現実的にはこれが一番使いやすいのでは?と思ってます。
おまけ:ウイルソンのキャッチフレーズ勝負?
おそらくテニスのブランドの中で、最多のラインナップをもつのがウイルソン。
プロスタッフ、ウルトラ、バーン、ブレード・・・・さらにそれぞれのシリーズに重量・ストリングパターンなどの違うモデルが多数用意されています。
(さすがに全部で何モデルあるか数える気にはならなかった・・・笑)
そして最近はクラッシュの「ウイルソンの革命」、「BLADERの覚醒」といったキャッチフレーズを掲げ、スペックやデザインは秘密にしておいて期待感を高める戦法・・・上手いなと。笑
さらには限定色の展開も他の追随を許さないレベルになってきています。
もはや、商品のスペックそのものよりも、次のキャンペーンの打ち出し方が気になる今日この頃です。