心地良いしなりのあるXCALIBRE、そしてしなやかな使い心地のブラックヴェノム。
この組み合わせはかなり良いかも!
・TENXPRO XCALIBREのインプレ
・今回はブラックヴェノムと組み合わせ
・しなやかなフレームと柔らかめストリングの組み合わせ
・黒フレームx黒ストリングでカッコいい?
エクスカリバー / ブラックヴェノム
(TENX PRO XCALIBRE / BLACK VENOM)
これまでもたくさん記事を書いてきました、シドニー発の新ブランドTENX PRO (https://tenxpro.com)。
今回使用したラケットはXCALIBRE (290gモデル) です。
モデル名 | XCALIBRE 290g |
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重量 / バランスポイント | 290g / 320mm |
フレーム厚 | 20mmフラット |
フレーム長 | 27.5インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 |
stiffness (RA値) | 66 |
グリップサイズ | 4 – 1/4 (2) |
そして今回使用するストリングはポリファイバーのブラックヴェノム。
(http://pk-west.com/polyfibre/venom/)
モデル名 | ブラックヴェノム BLACK VENOM |
太さ | 1.25mm (1.20 / 1.30も販売) |
素材 | ポリオレフィン |
断面形状 | 丸型 |
断面構造 | モノ構造 |
定価 | ¥2900 (12m) |
「ポリオレフィンってなに?」と思った方!
素材について分かりやすく説明してくれているリンクを見つけたので貼っておきますね。
[プラスチックの一種「ポリオレフィン」とは?]
https://www.rextac-asia.com/column/products/polyolefin/
今回のセッティング
今回のラケット、ストリングのセッティングはこんな感じです!
ストリングテンション | 43ポンド x 43ポンド |
ストリングの張り方 | 一本張り |
リプレイスメントグリップ | バボラレザーへ交換 |
オーバーグリップ | バボラ VS ORIGINAL |
鉛テープ | 3 / 9時の位置 合計6グラム |
フレーム重量 | 301グラム (オーバーグリップ、ストリング除く) |
総重量 | 324グラム |
フレームのパワーと操作性の兼ね合いを考え、6グラムの鉛テープをフレームの3・9時の位置に貼りました。
(フレームトップに貼ると操作性がキツイので。)
テンションはいつもより少しだけ柔らかめを狙って43ポンドにしました。
打感:食いつき感がアップ!
ブラックヴェノムの柔らかくしなやかな感触は予想通り、XCALIBREに良い感じにフィットしました。
フレームの適度なしなり感+ストリングのしなやかさで、ボールの食いつき感がかなり増しました。
ミニラリーでも食いつきが感じらられ、20mmフラットのフレームとは思えないくらいの快適さでした。
薄いラケットだとボールの食いつきを出すにはスイングスピードが必要なんですが、この組み合わせなら比較的楽に食いつきを感じることが出来ます!
ストロークでも十分に食いつきが感じられ、またストリングの柔らかさにより多少スイートスポットを外してしまってもつらさ・衝撃が半減してくれました!
パワー:十分なレベルだけど・・・
そして反発力・パワーですが、これも十分なレベルだと感じました。
ブラックヴェノムはボールが食いついてからの復元力が優れており、柔らかい打感をキープしつつも適度にパワーもアシストしてくれました。
ただ、43ポンドだとちょっとだけ柔らかすぎたかも?という気もしました。
(特に気温が高いと)ボールが若干乗りすぎて出ていきにくく、もう少しテンション高めにして弾き感を出せたら良かったかと感じました。
これなら45、46ポンドでも良かったかも。
特にベースライン後方から思いっきり打ち込もうとした時には、ストリングの柔らかさが少しネックになる場合もあるかな、と。
スライスやボレーなどは、ボールに押しを加える事が出来るので比較的球威を出しやすいように感じました。
スピン:食いつき感でスピンが掛かる
ボールの食いつきが良い事もあり、スピン性能も悪くなかったです。
ボールの引っかかりでスピンが掛るというよりは、ボールを包み込むことによって自然なスピンが生まれるという感触でした。
サーブでの使いやすさも十分。
2ndサーブでの回転量不足も感じる事はなく、非常に快適な使い心地でした!
ストロークにおいては、ヘビースピンは頑張らないと難しいですが、フラットドライブ主体であれば気持ち良く打てます。
感覚的にはプロスタッフ97CVと回転量は同じくらいに感じました。
XCALIBREの方がより柔らかくしなやかな感じで、プロスタッフがよりカッチリしていてスピードを出しやすい設計になってると思います。
<まとめ>
快適な使い心地・自然な回転量
今回のセッティングで打ってみて、一番良かったのはフレームのしなりとストリングのしなやかさが相まってボールの食いつき感がグッと増した事でした。
それによって回転量・コントロールにも良い感じに作用し、全体として非常にバランスが良い、使いやすい組み合わせになりました。
これなら幅広い層の人が使えるんじゃないかなと思います。
あとは環境・状況に合わせてストリングのテンションを調整していけば、さらに良い感触に出来そうな気がしています。
今回、ベースライン後方から思いっきり振り抜いた時に若干物足りなさを感じたので、もう少し高めのテンションの方が気持ち良く打てる気がしています。
とは言え、この組み合わせはかなり相性が良さそう!
今後も細かくセッティングを変えながらレビューして行こうと思います。
乞うご期待!
※1ヶ月間使い続けた感想をまとめました!