シューズ

靴紐の無いテニスシューズ:アディダス STYCON 登場。[チチパス使用]

シューレースの無いテニスシューズの誕生

シューレース(靴紐)のないテニスシューズが誕生!

その名もアディダス STYCON (スタイコン)。

この靴をリリースしたのはアディダス。
すでにサッカーのスパイクなどにもューレースレスの商品はありましたが、同社テニスシューズでは初。

STYCONという名前の由来は、
STABILITY(安定性)
STYLE(スタイル)
ICON(アイコン)
の3つを組み合わせた造語。

STYCONのテクノロジー

靴紐が無い(= シューレースレス)を実現したこのシューズには、当然のように新しいテクノロジーが採用されています。

二重構造のアッパー

靴紐が無くても高いフィット感、ホールド感を出すためにアッパーが二重構造となっています。

外側には樹脂パーツなどを使用し、耐摩耗性などを高めています。
一方、内側(インナーブーツ)はくるぶし上までの長さがあり、全体が靴下状になっています。
さらに高い伸縮性・弾力性ある素材によって、優れたフィット感・ホールド感を実現
(そのかわり足入れはかなり大変らしいです。)

アウトソールの高いエッジ構造

アウトソール、ミッドソールのエッジを高い位置まで伸ばした構造になっています。
これにより足部の動きをしっかり受け止め、安定性・素早い切り返しを可能にしています。

STYCON(スタイコン)発売開始!

全く新しいコンセプトのテニスシューズ:アディダス STYCONはすでに販売開始。


↑↑
メンズ用は淡いグリーンを採用。
25cmから、最大32cmまで幅広くラインナップ。

↑↑
ウィメンズ用も販売されており、こちらは淡い紫を採用。
こちらも22cmから、最大29cmまでラインナップ。
さすがグローバル企業。

開発背景:チチパスの靴紐が切れる!

ここまで読んできて、こう疑問に思った人もいたはず。

そもそもなんでこんなシューズが生まれたの??

このシューズが開発された背景には、ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)の左足の靴紐がスライドフットワークによって頻繁に切れるという問題が生じていたからなんです。

フェデラーを撃破した2019全豪オープンでも、左足の靴紐が破損。

同年のワシントンでも安定の靴紐切断。
対戦相手だったキリオスが代わりのシューズを運んできてくれたり、ペールがご立腹だったり。
動画①:https://www.youtube.com/watch?v=rEFWjQc0RKI
動画②:https://www.youtube.com/watch?v=53vz9yVJa4c&t=3s

190cm超・約90kgのチチパスが全力で動き回るもんだから、摩耗や張力によって頻繁に靴紐が切れてしまっていたんですね。

靴紐が無いから靴紐が切れない。

当たり前なんですが、靴紐が無いから靴紐が切れない、そんなシューズが生まれました。
今まで堅実な商品が多かったアディダス、今回は攻めてます。
ただ、年始のATP CUP、チチパスはSTYCON履いてません!笑
(いつものソールコートブーストでした。)

ライバルシューズもチェック!

この靴紐の無いSTYCON、全く同じコンセプトのシューズは無いものの、近い構造のシューズがいくつかあるのでご紹介。

Nike Vapor X GLV (グローブ)

こちらはナイキのヴェイパーXというモデルをベースに、アッパー全体を覆うカバーのような構造を取り付けたもの。
靴紐自体はありますが、ジッパーを締めれば完全にシューレースレスな外見に。

YONEX
パワークッションコンフォートワイドダイヤル2AC

ヨネックスのこのシューズはBoaという、ダイヤルでワイヤーを巻き上げる機構が採用。
(https://www.yonex.co.jp/tennis/shoes/power-cushion-comfort-w-d2-ac.html)
スノボ用ブーツにも採用されているこのBoaシステム、ワンタッチで緩める事も出来るのでとにかく脱着が簡単。
こちらも通常の靴紐とは大きく異なるモデルとなっています。

まとめ:アディダスの攻めたシューズが誕生

・靴紐の無いテニスシューズが誕生
・新しい構造によってフィット感や安定性などを実現
・激しいフットワークによる靴紐切断の不安なし
・チチパスが試合でも使う・・・かもしれない