こんな気持ちになってしまった時に、読んでもらいたい内容になっています。
この記事を書いている私アドブロは、30代後半に入った今でもテニスの前日はワクワクで寝れなくなってしまうような人間です。
今は生業としてこのブログやテニス系のYouTubeチャンネルまで運営するようになりまして、簡単に言うと「テニスが大好きな男」ですね。
そんな事を言うと『辞めたいと思ったことないんでしょ?』とか『メンタルが強いから続けられたんでしょ?』などと思う人もいるかもしれませんが、全然そんなことはないんですよね。
テニスを辞めたいと思ったことは数えきれないくらいありますし、メンタルに関しても決して強くはない(負けたら泣く落ち込むし、会社員時代は3年以上同じ会社に勤めたことないくらいには忍耐力がないタイプ)ですし、手首の怪我で半年近くテニスが出来ないという時期もありました。
特に10代の頃は校内戦で負けただけでも
「もう俺の人生は終わりだ、、、」
「自分なんてなんの価値もない人間だ」
「もうテニスなんか辞めた方が良いんだ」
と、コート近くの河原で何度も落ち込んだりしていました。
そんな僕だったんですが、気づけばもうすぐテニス歴20年を突破。
決して実力があって順風満帆だったわけでもないし、メンタルがタフなワケでもない僕が20年以上続けることが出来ているので、これを読んで頂いている貴方にもきっと同じかそれ以上に続けられる可能性があるはずです。
そこでこの記事では「テニスを辞めたいと思った時に知っておいてほしい事」と「僕が20年以上もテニスを続けられてる理由」を解説させて頂きます。
この記事は10分ほどで読み終わる内容です。
最後には「まぁまたしばらくしたらテニスしてみても良いかな」と少しだけ心が軽くなっているかもしれません。
テニスを辞めたいと思ったら「無理に続ける必要はない」です。
結論から言うと、テニスを無理に続ける必要なんて全くありません。
嫌になったら離れる、やりたくなったらまたやる。
本当、このくらいの距離感でもいいんですよ。
繰り返しますが、テニスを無理に続ける必要なんて全くないのです。
勝つか負けるかしか結果が存在しないスポーツ。
世の中には沢山のスポーツが存在しています、その中でも引き分けがあるもの・ないものとに大別する事が出来ます。
テニスは「引き分けがなく、必ず勝ち負けが存在する」スポーツです。
どれだけ競っている試合だろうと、どれだけ長い試合だろうと、どちらか一方が勝ちもう一方は負けるルールになっているのです。
実に難しい問題ですな
— 糸井真幸@Ken’sインドアテニススクール四街道 (@kensmkc4015) June 27, 2021
常に人を敵とみなすのは
確かに息苦しい気はする
でもそんくらいの気概が
ないと試合は勝っていけん
つまり勝ちを優先する限りは、戦う相手に対して「負けないぞ!」っていう気概を持ち続けないいけないのです。
実際のところこの競技特性が合う人がいれば合わない人も一定数いるワケです。
僕自身は負けず嫌いではあるものの、常に勝敗がつきまとうテニス競技との相性は良くないと思ってます。
嫌と思ったらとにかくテニスから離れるのも大切。
もう嫌だとすら感じてしまうのであれば、とにかく一旦テニスから離れるのも大切です。
テニスとの相性が決して良いとは感じていない自分が、20年近くテニスを継続出来ているのは、無理に続けようとしなかったからだと思うのです。
嫌になったら距離を取る。
それでもやっぱりテニスがしたい。
・・・そう思えたら、またテニスをすれば良いんです。
残念ながら、いや幸いな事に僕たちはフェデラーでもナダルでもないですし、プロの選手ですらありません。
どんなに不甲斐ない負けを喫してもスポンサーがいなくなるということもありません。
明日のご飯が買えなくなってしまうこともありません。
やるのも自由。
距離を取るのも自由。
そして楽しむのも自由なのです。
こんな時にテニスやめたくなるよね!
Embed from Getty Imagesこんな時にテニス辞めたくなる・・・そんな場面をいくつか挙げてみました。
勝てると思っていた相手に負けた時
格上と思っている人に負けるのは意外とダメージは少ないもの。
問題は「この人には勝てるだろう」と予想していたのに、いざ本番になるとプレーが上手く噛み合わないまま敗戦・・・これは本当にメンタルに堪えます。
上達を感じられない / 下手だと感じてしまう時
スクールに通われている人にも多いのがこれ。
ある程度の期間、毎週スクールで練習しているのに上達が感じられない、やっている事がいつも同じ・・・もう飽きちゃった!っていうパターン。
楽しく打ち合う、試合に出てみる・・・って意外とハードルが高く、そこを超える前に挫折してしまう人も少なくないですよね。
部活・高校:周りに追いつけず挫折
僕は高校からテニスを始めましたが、大会で自分より強い選手(ジュニアからやっている人など)には純然たる差を突きつけられ何度も絶望しました。
それだけでなく、校内の試合で同級生や後輩に負けてしまったりした時も相当なショックを感じました・・・
怪我をしてしまった時
怪我をしてしまった時も、テニスを辞めたくなる瞬間ですよね。
(そもそもプレーが出来ないレベルの怪我をしてしまった場合は、意思に関わらずテニスから離れるしかありませんが)
僕自身、肩や手首を負傷した経験が複数回あり、酷い時は半年近くテニスから離れることになってしまいました。
身体のどこかに痛みがある場合、プレー出来たとしても安心できないし、楽しむのも難しかったりしますよね。
テニスだけが魅力的なスポーツではありません。
本当に世界には沢山のスポーツが存在しています。
テニスを辞めたいと思ったら、新しいスポーツに挑戦する良いチャンスだと捉えてみてはいかがでしょうか。
これまでにやった事のないスポーツで身体を動かすと、普段使わなかった筋肉に刺激が入るだけでなく、脳や神経系にも凄く刺激が入ってリフレッシュが出来るんです!
しかも、場合によってはその刺激によって神経系・身体の使い方が強化され、テニスに戻った時にも好影響をもたらす場合だってあるのです。
テニスが嫌になってしまった時、ぜひ一度やってみて頂きたいスポーツをご紹介します!
ピックルボール:テニスに近いけどもっとファンスポーツ
Embed from Getty Images「テニスっぽいけどもっと気楽に楽しめる」のがピックルボールですね。
性別年代を問わず楽しめ、初めてでもラリーが続くので家族や友達ともプレーしやすい競技なんです。
自分も今年初めてピックルボールをやりましたが、とにかく楽しくて楽しくて(笑)
テニスが嫌になったわけじゃないのにピックルボールに転向しようかと思うくらいには楽しかったです・・・
その勢いでブログも開設しましたのでぜひぜひ(宣伝)。
ランニング・マラソン:自己ベストに集中出来る
ランニングやマラソンの良いところ、それは”自己ベスト”に集中しやすい競技という点です。
タイムという評価軸があり、それぞれに目標を持つ事が出来る、そして客観的に成長を評価する事が出来るのがテニスとは大きく異なる点です。
マラソンの大会などに参加すると分かるのですが、周りの誰かを引きづり落とすなんていう行為をする人はもちろんいません(笑)
プロや実業団の選手を除けば、誰もが自己ベストや完走を目指して頑張っていて、みんなが励ましあえる・・・素晴らしい空気なのです。
もちろんテニスに戻っても筋持久力の改善、体重の最適化など、メリットを沢山感じる事が出来るはずです。
ボルダリング:圧倒的負荷で心身ともにスッキリ!
心が落ち込んでいる時、逆に身体的な負荷をかけるというのも1つのリフレッシュ方法だと思います。
オススメはボルダリングですね!
・手軽に始められる
・身体も頭もフル動員!
・ガッツリ筋肉痛を味わえる(笑)
・神経系も強化出来るかも
実際やると分かるんですが、身体ももちろん、頭もすごい使うのがボルダリングの魅力。
圧倒的な筋肉痛を味わう事が出来るはずです!
ちなみにシューズもレンタル出来ますし、2,000円ちょっとで終日楽しめるところもたくさんあります。
オススメ!
筋力トレーニング:メンタルにも効く!
弱気な人は筋トレしましょう。筋トレするとホルモン分泌や動物的に強くなった影響で「死にたい」が「殺すぞ」になり「嫌われたくない」が「嫌われても私にはダンベルがいる」になり「裏切られるのが怖い」が「筋肉は裏切らない」になります。あなたも早くこっちの世界においでよ。とっても楽しいよ。
— Testosterone (@badassceo) June 6, 2021
テニスが嫌になっていないとしても、みんなやったほうが良いのが筋力トレーニング。
筋力的(身体的)成長はもちろんのこと、メンタルにも良い影響を与えてくれるという素晴らしい副産物まで。
もちろん、テニスに戻っても筋力が上がる事はプレーにおける非常に大きなプラスになります。
また、正しい筋力トレーニングはケガの予防にも大いに役立ち、結果としてテニスを長く続けられる身体を手に入れる事も出来ます。
ピラティス:心身のリフレッシュ+運動連鎖の強化
個人的にとてもおすすめなのがピラティス!
体幹を安定しつつ、四肢の動きを正確に行っていくエクササイズなので、動きの効率化やバランスの改善などが期待出来ます。
もちろんテニスにも物凄く効果があり、ブレないショット・効果的なショットに近く事が出来ます。
辞めたい!でもテニスを続けたい!そんな時にオススメの対処法。
「テニスなんてもう辞めてしまいたい…」
「でもやっぱりテニスを続けたい…」
そんな矛盾した心境に陥っている人もいるのではないでしょうか。
他のスポーツをやってもモヤモヤが解消しなかった時に、ぜひおすすめしたい対処法をご紹介します。
テニスノートを書いてみる
僕がテニスを続けられた大きな要因のひとつが、”テニスノート”を10年以上に渡って書き続けた事だと考えています。
負けを漠然とした悔しさ・悲しさで終わらせず、「なぜ負けてしまったのか?」「何をどうやって改善しないといけないのか?」という具体的に噛み砕いて言語化する事が出来るのです。
言語化出来れば悩みは半分解決したようなもの、そんな言葉があるくらいですし思っている以上に効果的な対処法です。
コートを書いたりすることが多いので、マス目のあるタイプのノートがオススメです。
テニスのブログを書いてみる
そしてアドブロとして非常にオススメしたいのは、日々のテニスをブログにすることですね。
テニスノートと同じで、悩み・失敗を言語化する事が大切。
別に全体に公開にする必要もなくて、自分だけが見られるようにしてもOK。
もちろん上手くアクセスを稼ぐ事が出来れば、ラケット代・ストリング代の足しになるような収益を上げられる可能性も!
僕はエックスサーバーを使ってブログ運営してます。
自分の「変化」を追求する。
そして常に意識していきたいのが「自分がどう変化したか?」という事に常にフォーカスすることです。
変化=成長と表現してもOK。
特にテニスという競技においては”自分自身の中の評価軸“を設ける事で、勝敗に一喜一憂せずに競技に取り組みやすくなるはずです。
詳しくは「スラムダンク勝利学」の書評でまとめていますので、ぜひチェックを。
まとめ:無理に続けなくても勝てなくても成長しなくても良い。
・テニスを辞めたいと思った時
・無理に続ける必要はありません
・他のスポーツでリフレッシュ
・ノートやブログにするのがオススメ!
・自分の中の”変化”を大切に!
筆者あとがき
いかがでしたでしょうか。
「テニスは所詮ゲーム」ぐらいの気持ち向き合えれば良いのですが、真剣になればなるほど・真面目な人であるほどなかなかそうは割り切れなかったりしますよね。
それにテニスは他の競技に比べると、一般の趣味でプレーしている人たちであっても「上達したい」とか「勝ちたい」、「上手くなりたい」という気持ちが強いというか、そう思わなきゃいけないような空気感が強いような気がします。
(SNS、特にTwitterとかでもそんな雰囲気があると思います)
その気持ちは凄く大事だし素晴らしいものだと思う一方、それがかえって窮屈さや辞めたくなる理由を生んでいるってのもあるんじゃないかと思うんですよね。
本当はテニスなんて楽しいだけで良いし、上達なんかしなくても良いし、試合に勝てなくても良いんですよね。
まずは楽しむのが一番だと思いますし、疲れたら別のスポーツとかでリフレッシュなりしてくれば良いんですよね。
願わくばこの記事を読んでくれた人が僕よりも長くテニスを続けてくれますように・・・