今回インプレするのはバボラのコントロール系ラケットである『バボラ・ピュアストライクチーム』です!
ピュアスト100の軽量版、シリーズでも最も軽い285g/330mmのスペックはカスタム性が非常に高い!
ノーマル状態ではさすがに重さもスイングウェイトも不足気味ですが、カスタム/チューニングをすることで大きく化けるポテンシャルを持った素材型ラケットです!
こんな人にオススメ |
自分好みにカスタムをしたい ピュアストでも操作性が欲しい しっかりスピンを掛けて打ちたい 黄金スペックに苦手意識がある人 |
メリット・デメリット |
〇 カスタムの自由度が高い 〇 フレームの剛性自体は十分 〇 面100にしては振り抜き良い × ノーマルでは重みのパワー不足 × 振れ過ぎてばらつく・荒れる |
この記事では『Babolat PURE STRIKE TEAM』を徹底的に解説させて頂きます!
バボラ・ピュアストライクチーム
(Babolat PURE STRIKE TEAM)
モールドやパターンなどはピュアストライク100と共通でありながら、より軽量で操作性が高くなっているのがピュアストライクチーム。
来年くるであろう新型ピュアストライクに備えて(?)、改めて購入をしてインプレをしてみました。
スペック/仕様
モデル名 | ピュアストライク チーム |
フェイス サイズ | 100 |
重量 | 285g |
バランス | 330mm |
スイング ウェイト | SW275 |
フレーム厚 | 21-23 |
フレーム長 | 27 |
フレックス | RA72 |
ストリング パターン | 16×19 |
グリップサイズ | 1、2,3 |
発売予定 | 2019年8月 |
価格 | 税込37,400円 |
2019年に発売されてから丸4年が経過しているピュアストライクシリーズ。
チームは285g、バランス330㎜となっており、僕が愛用しているYONEX EZONE98Lと同じになっています。
実測値:カタログスペックよりも低め
重量 | 282g |
バランス | 323mm |
スイング ウェイト | SW265 |
実際にノーマルの状態でスペックを計測してみた所、いずれの項目においてもカタログ値よりも低い数値になっていました。
ただしラケットに個体差はつきもの。
バボラのスペック表には重量が±7g、バランスが±7mmのバラつきがあると記載されているため、カタログ値よりもすべて高い数値という個体もあるかもしれません。
特徴・コンセプト
ピュアストライクなら、鋭いコントロールが可能なため攻撃的でハードに打ち込むプレーヤーのニーズを満たすことができます。ダイナミックなコントロールとこれまでになく素早い反応を可能にする自然な打球感により、ショットを打つたびにコートを支配できます。
ピュア ストライク チームは軽くて打ちやすいため、試合で優れたコントロール力を発揮します。
バボラ公式サイト:ピュアストライクチーム
インプレ:カスタム前提の使い心地
ストローク | 1 | 振り抜き+スピンで〇 |
ボレー | 1 | 面100らしいサポート |
サーブ | 0 | 回転の調整も簡単 |
ドライブ | -1 | 推進力が出ず厳しい |
トップスピン | 1 | スピンは掛けやすい |
弾道の高さ | 1 | 引っかかりも良い |
スライス | 0 | もう少し重さは欲しい |
反発力 | 1 | 面100と剛性で飛ぶ |
パワー | -1 | SWも軽くて厳しい |
ホールド感 | 0 | RA72にしては掴む |
安定性 | 1 | 剛性で安心感 |
操作性 | 2 | TEAM最大のメリット |
振り抜き | 1 | 100にしては良好 |
減衰性 | 0 | 十分なレベル |
快適性 | 0 | 打ち合いも十分快適 |
今回はレザーグリップ換装+3・9時に4g加重のライトチューンで使用しましたが、スピンが掛けやすく振り抜きも良いのでどんどん振って打っていきたくなるラケットでした。
ノーマルではさすがに強いボールを打ち合うのは厳しいところもあるので、カスタム前提のスペックと言えるかもしれませんね。
打球感:RA72しては掴む感覚
RA値で見るとピュアドラと同じRA72と高い部類に入るのですが、実際に打ってみると結構マイルドで掴む感覚のある打球感になっています。
バボラ主要3モデルの中で唯一、もっこり型のウーファーが継承されているという点も打球感に影響しているのかもしれません。
性能:操作性の高さ+スピン性能
285g、330mmの重量バランスは非常に操作性が良く、ピュアストシリーズの中ではダントツで扱いやすいです。
サーブ:回転の調整力が高い
面100にピッチの広い16×19のパターンが採用されているためスピン性能は高く、サーブにおいても回転の調整は非常にしやすいです。
セカンドサーブを少し高めの弾道で打ったり、回転量を増やしてスライスを曲げたりというのもイメージしやすいです。
ただしライトチューンをしても球速や伸びは出づらい印象で、球威を求めるならもう少し重くても良いかもです。
リターン:振らないと軽さが仇に・・・
操作性は高いので速いボールにも対応はしやすいのですが、一方でブロックリターンなどでは軽さゆえに押し込まれがち。
ある程度のスイングで方向性を出してあげるのが吉。
ストローク:振り抜いていく楽しさがある
操作性が良く、振り抜きも良好、そしてスピン性能も高いので、ガシガシ振って使うのに相性◎。
慣れないとスピン過多で浅くなってしまう部分もありますが、やっぱりここも重さを足すことで改善されるとは思いますね。
直線的なショットはもちろん、ループ系のスピンまで対応出来ます。
ボレー:反発力で弾き返す
面剛性がしっかりしているため、当てさえすれば弾きである程度飛ばすことが出来ます。
操作性も良いのでネットプレーでも安心感はありますね。
ピュアストシリーズは重みで球威を出せるスペックが多い分、ボレーの打ちやすさは微妙・・・ってイメージもありましたが、これなら十分自信を持って捌けそうです。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
・高い操作性 ・カスタムの自由度 ・スピン性能も◎ ・調整力+対応力 |
・打ち負けやすさ ・弾道の安定感 |
軽さが生み出す操作性、カスタムできる余白の大きさ、そういったものがこのTEAMの大きなメリットですね。
デメリットはノーマルでは打ち負けやすい、振り回せるゆえにバラつきやすいという点。
カスタムしていくのであれば全体的にバランスが良く、隙の少ないラケットに育てられると思います。
動画でのインプレはこちら
ぱんぴーさんを相手に、ライトチューンを施したピュアストチームでシングルスの1セットマッチをしてみました。
軽さゆえのデメリットも感じる部分はありましたが、全体的に許容してくれる範囲は明らかに広くなったことで快適性もアップ。
ハードスペックのピュアストVS、不動のマイラケだったEZONE98Lの2本とストローク・ボレーで比較。
ピュアストチームだけ明らかに違う特性を発揮し、新しい感覚でのプレーが出来そうな予感。
ずぉさんを相手に迎え、がっつりウェイトチューニングを施したピュアストチームで挑戦。
随所に性能は光るものの、この前に使っていた2本と雰囲気が違い過ぎてアジャストに苦戦!
みんなの感想/口コミ
テニスベアに投稿されたピュアストチームに対する一言コメントを集めてみました!
・素直なラケット
https://www.tennisbear.net/racket/597/info
・飛びすぎなくてGOOD
・白いラケットでカッコいい
・打ちやすい、使いやすい
・史上最高
・ストレスフリーのラケット
・コントロールしやすい
・パワー×、操作○、硬め
・打感が良い
・打球音が良い
・ハードヒッター向け
コメットを見るとコントロールの良さ、ほど良い飛び、素直さゆえのストレスの少なさを挙げる口コミが多い印象でした。
レベル5が13人、レベル4が6人、レベル3とレベル6が4人、レベル7にも2人使用者がいました。
ライバルラケット・比較
準備中