バボラ

[ピュアドライブVSインプレ] かっちりとブレない打ちごたえ|Babolat PURE DRIVE VS

バボラ・ピュアドライブVSのインプレッション

よりカッチリしたピュアドラ

バボラ ピュアドライブVS

カッチリした打球感

高精度なコントロール

バランスの良い性能

7

パワフルさ

6

スピン性能

7

コントロール

7

操作性

黄金スペックを代表するモデルであるピュアドライブを、よりコントロールしやすいスペックへと進化させたラケット、それがバボラピュアドライブVS (Babolat Pure Drive VS) !
データ比較も含めたインプレをお届けします!

この記事のポイント

・ピュアドラVSをインプレ
・ノーマルとVSの差もまとめました。
・より競技者向けのスペックへと進化したVS
・98平方インチのライバルラケットとも比較!

ピュアドライブVS (PURE DRIVE VS)

優れたパワーとスピン性能を持ち、モンスター級の売り上げを誇るピュアドライブシリーズ。
しかもアップデートごとに着実に進化を遂げていく、というのも驚異的なポイントです。

よりコントロールしやすい仕様のVS

しかし一部のプレイヤーからは、もう少しコントロール重視のスペックが欲しいという要望も確かに存在していました。

バボラ・ピュアドライブVSの外観

そういった声を反映して新しく登場したのがこのピュアドライブVSです!
ガンメタベースにブルーが配色された”戦闘力高め”なデザインへと変化しています!

ピュアドライブVSのスペック&テクノロジー

コントロール性能を高めたピュアドライブ“として登場したピュアドライブVSのスペックやテクノロジーを確認していきましょう。

スペック:98平方インチ+23mmフレーム厚

ラケット名ピュアドライブVS(ピュアドライブ)
フェイスサイズ98平方インチ100平方インチ
重さ300 g300g
バランス320 mm320mm
フレーム厚21~23 mm23~26mm
長さ27インチ27インチ
ストリングパターン16 x 1916 x 19
RA値7072

ノーマルのピュアドライブとVSを比較すると、フェイスサイズが100平方インチから98平方インチとわずかに小さくなり、フレーム厚は最大26mmだったのが最大23mmへと変更になりました。
これらによって数値以上に引き締まってスリムな見た目へと変化しました。

VSの各部分のフレーム厚を計測してみたので、参考までに画像+データにしてみました。
なお、重さとバランスは300グラム・320mmと変更はありません。

テクノロジー:ピュアドラ2018と同様

FSI POWER ENLARGE STRING PATTERN ストリングパターンを上下に拡大し、パワーアップを実現
DIAMOND GROMMET WOOFER 新形状のグロメットによってストリング可動域を調整
NEW BUMPER SYSTEM バンパー形状を刷新、空気抵抗を抑える
CORTEX PURE FEEL SMAC社の振動吸収素材をスロートに応用。
よりダイレクトなフィーリングを実現。
バボラ・ピュアドライブVSのグロメット

採用されているテクノロジーはノーマルピュアドライブ2018と同じ。
ダイヤモンドグロメット、ストリングが隠れる新しいバンパー形状などが特徴的です。

セッティング:ブラックコード124・45P

ストリングテクニファイバー
ブラックコード 1.24mm
テンション45ポンド
張り方1本張り
総重量316g
・グリップテープ除く
・振動止めなし

打感:かっちり感が増してブレない!

ノーマルのピュアドライブと比較した時に、VSの打球感は明らかにカッチリ方向へとシフト。しなりやたわみはほとんど感じず、ちょっと硬めな印象でした。
ただその分、スイングスピードを速くしてもブレたりする事が少なく、しっかり打ち抜けるラケットに仕上がっています。

同じストリング・同じテンションでVS、ピュアストライク16/19、EZONE98の3本を比較。
打感の柔らかさはEZONE>ピュアスト>>VSの順でした。
VSは打球感が硬めである代わりに、弾きが良くボールの初速を出しやすく感じました

性能:高いコントロール性と弾き感!

性能においても、硬めの打球感が弾き&高いコントロール性を実現していました。

パワー:弾き感でスピードが出しやすい

VSはかっちり感があり、スパーン!と初速の速いボールが出ていく感じがありました!
ノーマルのピュアドライブの方がフェイスが大きい分、若干ですがストリングのたわみ・一瞬のホールドの後にドカーンとパワーが出る感じ。

単純な反発力ではノーマルピュアドライブには劣るものの、VSの方がパワーの出方が非常に素直で分かりやすいというのは大きなメリットだと感じました!

スピン性能:感覚は違うけど良く掛かる

VSは瞬間的なインパクトから十分なスピンを掛ける事が出来ます。
メインで使っているピュアストライクは食いつきが良く、ボールを乗せてスピンを掛けていく感覚ですが、VSだとそのスイングは合わなかったです。
コンパクト・速いスイングで振り抜く事で回転量&スピードが両立したボールを打ち込んで行く事が出来ます!

ピュアドライブとの違い:ほぼ別物!

使用感、性能のどちらもノーマルピュアドライブとは結構な違いがあり、ほぼ別物と言っても良いかもしれません。
速いスイングでの高い安定感・コントロールのしやすさに優れた仕上がりなので、おすすめしたい層はノーマルピュアドライブよりも狭め。
購入の際には、何を優先するのか?という点をはっきりさせてからが吉!

データ比較:近いスペック2本と打ち比べ!

僕のメインラケットであるピュアストライク16/19(チューニング済み)、スペックの近いヨネックス・EZONE98とフォアハンド10球を打ち比べてみました。(トスマシンを使用してクロスに打ち込み)

ピュアストライク16/19よりも回転量がアップ

ラケットピュアストライク16/19ピュアドライブVS
フェイス9898
重さ305g
(カスタム後316g)
300g
バランス320mm320mm
フレーム厚21−23mm21-23mm
ストリングパターン16 x 1916 x 19
RA値7070

重さが305g/300gという点と、断面形状がピュアストは薄い楕円⇄VSは純粋なラウンドという点が異なります。
(※ピュアストはレザーグリップ化などカスタムを行なっています。)

ピュアストライクと比較すると明らかに回転数がアップ
オンコートでは弾きを強く感じていたので、回転量が増えていたのは意外な結果でした。

ピュアストライクはフェイスのたわみによる食いつき感を活かしフラットドライブを打ち込んで行きやすく、一方のVSはフレームの変形量が少なく効率良くスイングエネルギーが伝わる印象でした。

EZONE98とほぼ同等の性能!?

ラケットEZONE98
(2020)
ピュアドライブVS
フェイス9898
重さ305g300g
バランス315mm320mm
フレーム厚19−24mm21-23mm
ストリングパターン16 x 1916 x 19
RA値61※70

(※テニスGEEK通信【ヨネックス】「試合に勝てる予感がするEゾーン98」を参照)
フェイスが98平方インチ、ストリングパターン16×19など、パッとみた感じではスペックの近いEZONE98ともガッツリ打ち比べました。

EZONE98の方が僅かに回転数が多くなっていますが、分布の形が似ていてる事からほぼ同等の性能と言えそうです。
ただ打球感は大きく異なり、EZONEはしなりが大きくボールの乗る感触が非常に強かったです。(RA値の違いはほぼそのまま打球感の違いへと反映された印象)

もしかしたらこのしなり感の分、スイングパワーが回転量に変換されているのかもしれません。

ライバル比較:VCORE98とは比べるべき!

今回繰り返しVSを試してみて、性能や打球感が近いと感じたのはヨネックス・VCORE98。

どちらもかっちりした打感で、強打でもブレない安定性を持った打っていけるラケットです。
この2本のうちの1本を選ぶというのはなかなか難題。笑
じっくり比較してから決めるのが良さそうです。

振り切れるストローカーにおすすめ!

ピュアドライブVSをおすすめしたいのはしっかり振り切れるストローカー。
ピュアドライブよりもピンポイントで狙えるので、速いボールを高精度に打ち分けて行くようなプレーにフィットしやすいはず。

限定品だったはずでは・・・・?

2019年の販売開始時点では”限定品”という扱いだったのですが・・・現状、問題なく購入する事が出来ます。笑

ちなみにですがアメリカでも限定モデルとして売られていましたが、2本1組という販売方式をとっていたようです。実際にハワイのお店でもバンドで組み合わされた状態のものを見かけました。
(聞いたら別にバラして売っても良いよー!って言ってましたが。)

まとめ:VSはかっちり・ブレない1本!

まとめ

・ピュアドラVSは弾きでスピードが出る
・たわみ、しなりは感じないかっちりした打感
・ノーマルピュアドラとは別物の使用感
・ピュアストライクよりも回転数アップする
・EZONE98と同等性能、打感は正反対!
・振り切れるストローカーにおすすめ!
・限定品だったはずだけど購入に問題なし!

<紹介した製品一覧>

今回の記事に登場した製品をまとめてご紹介します!

ピュアドラVS最安値:¥16,500!!

VSの最安値は¥16,500となっています!
かなりお買い得になってきてます。2019年発売ですが、今後このモデルがどうなるのかは不透明なところ・・・なので気になっている人は早めにポチっておいた方が賢明かもしれません。

ホールド感+ドライブならピュアストライク

VSと同じフェイスサイズですが、ホールド感が強くドライブで打ち込めるのがピュアストライク。
片手バックハンドの人にもこのホールド感はフィットするはず!

強いしなり感を求めるならEZONE98

しなりをはっきり感じ取れるのがEZONE98。
打球感が柔らかい分、ボールスピードを出して行くにはプレイヤー側のパワーも求められるので、自分の筋力やスタイルに合わせたチョイスを。