01-ラケットインプレ

【最新作】ヘッド・グラビティツアー98(2025)をインプレ。薄ラケらしさとスピン性能を高次元で両立した新規スペック!HEAD GRAVITY TOUR

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今回インプレするのは大幅なスペック変更が行われた『グラビティツアー(2025)』です!

head gravity tour 2025

既にティザー用の黒塗りバージョンにホークタッチを張ったものはインプレしていたのですが、今回は実際に販売されるデザイン+G-TOUR3コンボ(縦1.23・横1.18)をライズテニスサービスの香田さんに張って頂いたものを打って来ました!

いや・・・めっちゃ良いボール打てました。笑

head gravity tour 2025

メッチャ振り抜きが良くてフラット系のスピードが出るというだけでなく、面98+22㎜とは思えない弾道の高さの出しやすさ+回転の掛けやすさでスピン系ショット深めに着弾して伸びる

フレーム自体の良さはもちろん、僕に合うだろうと予想して香田さんが選んだセッティングも大当たりで、まさかこんなに気持ち良く打てるとは。

ハッキリ言ってティザー用の時はこのラケットの真価を全然引き出せていなかったという事が分かったので、改めてグラビティツアー2025年モデルのインプレをしていきます!

メリット
柔らかい打球感なのに球速凄い
スピンが掛けやすくバウンド後の伸び◎
重みはあるが振り抜きが非常に良い
ショットのバリエーションが豊富

美しい塗装・デザイン
こんな人にオススメ
オールラウンドにプレーしたい
球種を使い分けて相手を追い込みたい
強打とタッチのコンビネーション

グラビティツアー(2025)をインプレ

head gravity tour 2025

以前の記事でティザー用デザインのラケットをレビューしていましたが、今回は実際に販売される仕様のグラビティツアー(GRAVITY TOUR)2025年モデルを打って来ました!

head gravity tour 2025

デザインは黒ベースに青紫・ティールのような色が使われていて、なおかつグロス仕上げになっています。

head gravity tour 2025

表裏で反転するグラビティ独自のデザインは踏襲されているのですが、色がグラデーションで変化する非常に凝った塗装になっています。

グラビティツアーの色味はウイルソン・ウルトラツアーv4に近いものになっていて、非常にキレイな発色となっています。

アドブロ
アドブロ
このデザインだけでも欲しくなっちゃう人は沢山いるはず!

「買った方が良いですよ」
と言われるほど。笑

香田さんと練習をしてもらうようになってから2,3年、今回グラビティツアーを使ってラリーをしてもらったら「過去イチで良かったんじゃないですか?」と言われるほど。

特にストロークにおけるスピン系のバウンド後の伸び感・球威が良かったらしく、「これ予約しちゃいます?笑」と言われて笑うしかなかったです。

そんなに良かったんですか・・・2024年は色んなラケットで沼って来たのに、こうもアッサリ良いボールが打てるとは。
(※実際は香田さんが僕に合うだろうという事でストリング、テンションを調整して張ってくれたというのがめっちゃバフ効果を生んでると思われますが)

新型グラビティツアーのスペック

モデル名グラビティ
ツアー
2025

2023
フェイス
サイズ
98 inch2100
重量305g305
バランス320mm320
CPI300300
フレーム厚22 mm22
ストリング
パターン
16×1918×20
発売予定2025年
1月
2023年
4月
価格3960038500

スペックは上記の通りで、305g・320㎜の重量バランスはBLADE98やピュアスト98と同じになっています。

フレーム厚は22mmのフラットビームはプレステージツアーやウルトラツアーv4などと同じですが、この厚みで面98っていうのは意外と少ないですね。(アルテンゴTR960など意外と数えるほどしかない)

実測値:スイングウェイト287、RA値62

重量302g
バランス322mm
スイング
ウェイト
SW287
RA値RA62

ライズテニスサービスさんによる実測値は上記の通りで、スイングウェイトSW287は重すぎず軽すぎずで丁度良い感じ。

RA値62と少し低めになっており、ある程度しなりが出るのではないかと予想出来ます。

前作からの変更点:ヘッドサイズとストリングパターン

同時期には発売されるSX300と並べて激写。

これまでのTOURと比べると面は100から98に小さくなり、ストリングパターンは18×20だったのが16×19になってかなり幅広いピッチへと変更されています。

フェイス形状はシリーズで最小の98平方インチですが、ティアドロップ気味の形状になっているためトップ寄りにボリュームがありますね。

推進力とスピン性能のバランスが凄い

このラケットの何が良かったか?っていう話なんですが、ショットの推進力とスピン性能のバランスが凄いという点ですね。

基本的には中々両立しない(※どちらかを強調されてることが多い)ものなので、ここまで高い次元で両立しているモデルは希少。

ボックス系薄ラケらしい
乗り感と推進力

ネット上50cmくらいの弾道でグーン!と強い推進力を感じられるのですが、これは22mm+ボックス系フラットビームによる乗り感の良さがこの推進力をサポートしてくれていると思いますね。

RA62なのでSPEED MPと同等か僅かに高い数値という程度なのですが、意外とパワーロス感は少なくスピードは出しやすく感じました。

感覚的にはBLADE98に近いスピード感があるかなと思いますね。

ティアドロップ形状と
16×19が生み出すスピンと弾道

前述の通り基本は薄ラケ・ボックス系らしい特性のフレームなんですが、そこにティアドロップ形状+ピッチの広い16×19のストリングパターンが組み合わさることで優れたスピン性能を発揮。

特に大きなスイング+トップ寄りで捉えると弾道が上がりスピン量も増えてくれて、相手コートの奥の方で落ちる伸びの良いトップスピンを打ち込むことが出来ます。

しなやかさを活かしたフラット~ドライブ、ティアドロップ形状+16×19を活かした高弾道スピン、この2つを高いレベルで両立しているラケットとなっています。

サーブとボレーもしっかりこなせる

サーブにおいてもこのバランスは同じで、薄ラケらしい振り抜きが生むフラット系のスピード、2ndでも変化量のあるスピンサーブが可能。

実戦でもしっかり使える22㎜フラットビームという感じ。

ボレーでも若干の乗りによって押せる感覚がありつつも、強いボールに負けない安定性がありますね。

ティアドロップ形状なのでトップ寄りで捉えた方がボレーでもラケットの良さを感じやすいのですが、ヨネックスのEZONE98ほど当たる場所によって感触が変わることはないので慣れれば大丈夫なレベルかなと思います。

動画インプレはこちら

こちらが実際に使って見た感想の動画です!

特に推進力の強さとスピン性能のバランスの良さを見て頂きたいですね。

こちらはBGM無し・解説無しの動画で、ハーフCAPグロメットによる風切り音が良く聞こえるかと!

ストリング:G-TOUR3コンボが相性◎

head gravity tour 2025

今回香田さんが用意してくれたこのG-TOUR3コンボ(縦1.23x横1.18mm)なんですが、これが前述したフラット系~スピン系までこなせる性能に引き上げるバフ効果を生んでますね。

ある程度しっかりした打ち応えとスピード感がありつつも、滑りの良さによって振り上げるようなスピン系スイングでの弾道の高さや回転量も実現。

こんな絶妙なセッティングをしてくるなんて香田さん・・・罪深いですねぇ(笑)

多角形よりは細ポリで良いかもしれない

スピン=多角形ポリというイメージの人も沢山いると思いますが、今回打った感じでは細ポリで十分だと思いますね。

多角形じゃなくても広いピッチのおかげで十分弾道は上がりますし、丸ポリ・細ポリの方がスピードも出しやすくてフレームの良さを引き出しやすいはずです。

スタンダードでありながら
ハイレベルな仕上がりの1本

head gravity tour 2025

今回は改めて新型グラビティツアー2025年モデルをガッツリ使わせてもらいましたが、全体としてみるとスタンダードな使用感ではありつつも全体的にハイレベルな仕上がりの1本となっています。

スペック変更によってこれまでのグラビティツアーとは明らかにことなるテイストになっていますが、ラケット単体として考えると非常に上手く作られていると感じました。

これまでのTOURは実質廃止なので残念に感じている人もいると思いますが、この新しいTOURはまた違った良さを持ったラケットですね。

発売予定日は2025年1月16日

新しいグラビティツアーの発売は2025年1月16日予定となっています。

既に予約は始まっており、おそらくツアーが一番の売れ筋になると思いますので確実に手に入れたい人は早めにポチっとしておきましょう。

まとめ:HEAD GRAVITY TOUR


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テニス系ブロガー
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年

・オールラウンド器用貧乏
・EZONE98Lを愛用中
・クセの少ないラケットが好き
詳しいプロフィール

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