新型が発表されたプリンス・ビーストO3(オースリー)100をインプレッション!

| ダブルス | ・・○・・ | シングルス |
| ボレー | ・・○・・ | ストローク |
| 低弾道 | ・・・○・ | 高弾道 |
| 多彩さ | ・○・・・ | 安定性 |
| 柔らかい | ・・・○・ | 硬い |
| 片手バック 打ちにくい | ・○・・・ | 片手バック 打ちやすい |
| スイートエリア 先端寄り | ・・○・・ | スイートエリア 手元寄り |
| イージー | ・○・・・ | スパルタン |
これまでのO3のイメージとは異なり、高い剛性感と高いスピン性により黄金スペックらしいパワフルなショットを実現するラケットに仕上がっています。
| 【 BEAST O3 100の特徴 】 |
| カッチリ感から生まれるパワー スピン系の性能も高め フレームの安定性は非常に高い 黄金スペックらしい性能 |
BEAST O3 100
(2026)


前作の赤~橙の配色から一転して濃紺~紫に見えるギャラクシーネイビーに変更されたビーストO3 100(2026)。


カタログスペックでは変更点はないものの、フレームの断面形状など変更が加えられた新型のモールド(金型)を採用しています。
【打球感】
剛性感が強くカッチリ安定
| 柔らかさ | -1 | 剛性がありカッチリ |
| 打ち応え | 1 | 程良い手応え |
| スイート エリア | 1 | 多少外しても飛ばせる |
| 弾き感 | 1 | 高剛性で反発も十分 |
| 安定感 | 1 | ブレ感はほぼ皆無 |
| 減衰性 | 0 | ストリングの振動は感じる |
| 快適性 | 0 | やや硬さが気になる場面も |

BEAST XTが張られたデモラケットを打ちましたが、フレームの剛性感は非常に高くて若干硬めのフィーリング。
これまでのO3タイプにあったホールド感の強い感触とは異なり、ピュアドラやFX500のようなパキッとした弾きの良いタイプのラケットに変わっていてビックリしました。
シャフトからフェイス全体までブレ感は皆無、ねじれにも強く非常に安定感のあるフレームですね。
トラディショナルよりも
硬めでシャープな打球感
全く同じセッティングのトラディショナルと比較すると明らかにO3の方が硬めでシャープな打球感ですね。
先述の通り、これまではトラディショナルがシャープな反発、O3は強いホールド感が特徴になっていたのでですが、今作ではその立ち位置が逆転したような状態になっています。
なので歴代O3の強いホールド感が好きだった人にはやや違和感が出るかもしれないですし、逆にO3が苦手に感じていた人(※実はアドブロもこっちのタイプ)は素直な感触になったことで今までよりも使いやすく感じるかもしれません。
トラディショナルでは時々グチャッとした感触になってパワーロス→球が飛ばないという場面があったのですが、O3はそういったこともなく入力に対して素直に反応してくれますね。
【性能】
反発力とスピン性能が優秀
| ストローク | 1 | スピン系を打ち込みやすい |
| ボレー | 1 | 反発力で弾き返せる |
| サーブ | 0 | ややスピン過多になる場面も |
| ドライブ | -1 | トラディショナルのほうが良い |
| トップスピン | 1 | 無理なく回転を掛けられる |
| 弾道の高さ | 1 | やや高めに出やすい |
| スライス | 0 | 特に問題無し |
| パワー | 1 | 剛性がアシストをプラス |
| 操作性 | 1 | 問題無く操作できる |
| 振り抜き | 1 | O3でスピンの空気抵抗小 |

BEAST O3 100は全体的に性能が高く、十分なパワーをスピンを駆使しながらコントロールしてやろうという感じのラケットですね。
黄金スペックらしい使用感
しっかりとした剛性があるフレームになったことで、飛びの良さをスピン性能で制御するパワー系黄金スペックらしい使い方がしやすくなってますね。
ストロークではしっかり飛ぶのでそれをスピンで抑え込む、リターンやボレーでは剛性と反発力を活かしてコンパクトに弾き返す、というような場面に合わせた対応力も十分。
ピュアドラやFX500っぽい感触をベースに、旧ピュアアエロ(2019)っぽい半自動的なスピン性能をチョイ足ししたようなラケットとイメージすると近いかもしれないですね。
トラディショナルより火力出る
同じセッティングのトラディショナルタイプに比べた時、僕のスイングだと明らかにO3タイプの方が球速・球威が出てくれますね。
トラディショナルのほうが食いつく分だけパワーロスしがち、コントロール重視な印象になります。
O3タイプのほうがパワーもスピンも勝手に出てくれる感じが強いので、ストロークでしっかり相手を押し込んで最後はシャープなボレーで決める・・・という正攻法もやりやすく感じました。
BEAST98もややカッチリ感があって、なんというかO3 100はそれの拡張版みたいな感じがしましたね。(むしろトラディショナル100が特殊な感じがしました)
280gでも使用感は似てる
ナイロンが張られた280gも打ちましたが、重量が軽くなってもフレームの剛性感・安定性は大きくは変わらず好印象でした。
カスタムベースとしてはもちろん、やや軽量になることでスイング速度も引き上げやすくO3構造の利点を引き出しやすい感じもしました。
相性の良いストリング(ガット)
O3構造によりストリング稼働性が非常に高いため、出来れば滑りの良いポリエステルと合わせたいところ。
若干のホールド感とスピン性能を引き出すという意味ではポリツアーレブは凄くフィットしそうな予感。
シリコン浸透により滑りの良さを長時間キープしやすく、ややホールド感と重みのある打球感はBEAST O3に落ち着きをプラスしてくれるはず。
フレームパワーは十分あるので、それをキープしつつ快適性を引き上げるならアスタリスタ・アーマードを張ってみるのもありかも。
ナイロンとしてはしっかり感+スピン性能がありつつもポリエステル系よりは楽なので、特に練習頻度は落ちてもしっかり打ちたいアラフォー男性プレイヤーとかには刺さりそうなセッティング。
【ライバル比較】
ピュアドラやFX500が筆頭
・ピュアドライブ
・FX500
・ULTRA100v5
・EZONE100
・FIRE300 など
使用感的に王道・パワー系黄金スペックたちがライバルになってくると思いますね。
今までのO3は良くも悪くもO3独自の使用感っていうイメージでしたが、今回のモデルチェンジでライバルと比較しやすいラケットになった感じがします。
BEAST O3のセールスポイントはフレームのブレにくさ、パワー系でありつつもスピン性能も十分で全体的な平均点が高いということになるかと思いますね。
スピン系ならO3
ドライブ系ならトラディショナル
ほど同スペックでトラディショナルとO3の2つが用意されているBEAST。
選び分けとしては、スピン系で組み立てたい人はO3、ドライブ系でコントロールしたい人はトラディショナルっていう感じで良いと思いますね。
【個人的評価】
O3だけど素直で分かりやすい
これまでO3タイプはその独特な感触、特にホールド感の強さにより恩恵よりもデメリットのほうが目立ってしまう感じがして好きじゃなかったアドブロ。
しかし今作では剛性がかなり高く、入力に対して素直に反応にしてくれる王道パワー系黄金スペックというような使用感に変化しています。
逆にトラディショナル100のほうがこれまでのO3っぽい挙動に感じられ、なんというかトラディショナルとO3の立場が入れ替わったかのようなだなと思いました。
これまでのBEASTは同スペックでトラディショナル、O3、DBの3種類が存在するカオス状態でしたが、今作から面100のDBは廃止されたことで選び分けはしやすくなったと思います。
スペック/仕様
| モデル名 | BEAST O3 100(2026) 300g | BEAST O3 100(2026) 280g |
| フェイス サイズ | 100inch2 | 100inch2 |
| 重量 | 300g | 280g |
| バランス | 320mm | 330mm |
| スイング ウェイト | 285 | 282 |
| フレーム 厚さ | 24 26 23 | 24 26 23 |
| 長さ | 27 | 27 |
| RA値 | – | – |
| ストリング パターン | 16×19 | 16×19 |
| パワー レベル | 1050 | 1060 |
| グリップ サイズ | 1,2,3 | 1,2,3 |
| 発売予定 | 2026年 9月上旬 | 2026年 9月上旬 |
| 価格 | 41800 | 41800 |
細かいところですがパワーレベルが細分化されておりO3 100(300g)が1050、O3 100(280g)が1060となっています。
トラディショナル100(300g)は1035、同100(280g)が1040となっているので、若干ですがO3タイプの2本のほうが高い数値に設定されています。
発売日:2026年9月上旬
BEAST O3(2026)は2026年9月に発売予定となっています。
テニス系ブロガー
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代後半男性
・テニス歴20年超
・累計購入ラケット約120本超
詳しいプロフィール














