・ヨネックスの新しいEZONEの情報をまとめました。
・前作と同スペック、でも形状や素材に違い有り!
・[パワー]と[柔らかい打球感]を両立がコンセプト
・前々作(EZONE DR)が好きだった人には特にオススメ!
・乾いた打球感に、しなり感もあり
・フラットドライブ系は打ち易さ抜群
新EZONE(イーゾーン)発表されました!
黒塗りのテストラケットが公開され、SNSでも非常に多くの注目を集めていたヨネックスの新しいEZONE。(通称EZONE2020)
”青”を前面に押し出したデザインに!
デザインはこれまでのメインカラーだった緑系ではなく、青ベースのデザインとなりました!!
まさかの青!!
これまでも黒をベースに緑・青の2色展開だったとはいえ、この変化にはびっくり!
前作は割とミニマルなデザインでしたが、今作はよりガチャっとしたデザイン(いい意味で!)、男性的で力強いデザインへと変わりましたね!
前々作DRが好きだった人に特にオススメ!
これは実際にプロから聞いた話なので信憑性は高いと思います。
新EZONEは、前々作のEZONE DRに近い使用感なんです!
前作EZONEと、EZONE DRには使用感に結構な違いがあったためスムーズに移行出来なかったという人が少なからずいました。
そんな人には今回のEZONE、間違いなく刺さるモデルですよ!
ダイレクトに伝わってきた前々作DR
DR100を打った時に感じたのは、良くも悪くもダイレクト感を残しつつ初速のパワーが大きいラケットという印象。
98になるともっとシャフトのしなりが大きく、柔らかい打感でした!
雑味が消えたEZONE2017
EZONE2017モデルになるとパワーはそのままに、打感は雑味が消えてよりクリアな感触に。
一枚フィルターを挟んでるような感じ!多分、この感覚の変化がDRから移行出来なかった人にとっては大きかったのかな、と思います。
コンセプト:パワーと柔らかい打球感を実現
そしてこの新しいEZONEのコンセプトは
パワーと柔らかい打球感
を同時に実現するというもの!
ヨネックスは、「パワーのあるボールが打ちたい」「オフセンターでも打ち負けない柔らかい打球感のラケットが欲しい」などの幅広い層の要求に応え、シリーズ最大のスウィートエリア※1でコンパクトスウィングでも飛ばせるパワーと柔らかい打球感をも実現するテニスラケット新「EZONEシリーズ」を2020年1月下旬より発売いたします。
https://www.yonex.co.jp/tennis/news/2020/01/2001061100.html
一見相反するような、このコンセプトを実現するために複数の新しいテクノロジーが採用されています。
EZONE2020のテクノロジー
新しいEZONEに採用されているテクノロジーについて、ざっくり確認してみましょう!
新しいアイソメトリック形状:前作と異なるフェイス!
ヨネックス独自のフェイス形状:アイソメトリック。
新EZONEはトップ部分のストリングがより性能発揮しやすように、新しい形状を採用。
そうなんです、前作とはフェイスの形状が変わっているのです。
より四角に近づいた?
実物をフェイスが横方向に大きくなった印象。
今まではかなり縦長の印象があったので、この変更によって打感やスピン性能にも大きな差が生まれそう。
VDMを搭載
昨年発売されたブイコアプロで初めて採用されたVDMを、新しいEZONEにも搭載。
新カーボン M40Xを採用
そして新しいカーボン繊維:M40Xを採用した今作。
相反する「高強度と高弾性率」の両立を極限追求した次世代炭素繊維なんです。
そう、簡単に言えば、またすごい素材を使ってきた!って事です!
フレームのエッジをより鋭角に
フェイス部のエッジが前作よりも鋭角に設計されており、空気抵抗を減らし振り抜きを向上させるだけでなく、たわみ量を増加させています。
(フェイス内側へのたわみが出やすくなった、と理解してます。)
ライナーテックを採用
地味だけど作るのが大変なのがライナーテック。
VCOREシリーズに採用されていた、ストリングがフレームに対して出来るだけ直線的に入るようにグロメット穴の角度を工夫した機構ですね。
前作ではクロスストリングの張る向きが決まってるタイプのグロメットでしたが、新型ではどっちの向きからでも張れる通常タイプになりました。
(バボラのグロメットに似た形状になってますね。)
EZONE:スペック&ラインナップ
メインモデルになるであろう、98と100のスペックは以下の通り。
モデル名 | イーゾーン 98 | イーゾーン 100 |
フェイスサイズ | 98 平方インチ | 100 平方インチ |
重さ | 305 g | 300 g |
バランス | 315 mm | 320 mm |
フレーム厚 | 23 – 24 – 19 mm | 23.5 – 26 – 22 mm |
フレーム長 | 27 インチ | 27インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 | 16 x 19 |
定価 | ¥33,000 | ¥33,000 |
数値的には前作と大きな違いは有りませんね。
そしてラインナップは全部で7機種。
(ジュニア用に5機種ありますが、こちらでは割愛します。)
・98
・98L
・100
・100L
・100SL
・105
・FEEL
別モデルとして区別されるようになりました
これまでG、LGなど表記で重量の違いを表していたヨネックスのラケット。
新しいEZONEでは重さごとにモデルを区別するようになりました。
これは買う側としてはラケットを区別しやすいので大歓迎!
新EZONE発売開始!
そしてついに発売が開始されたEZONE!!
予約組が早速手に入れてるようですが、「見に行ったら買ってしまったw」という人もいたので、購入は問題なさそう!
注目の高さもあってか、サイズによってはすでに欠品になっている店舗もあるようです。
気になっている方は早めに動いておいた方が良いかもですね!
インプレ:EZONE98はしなりとパワー!
先日、EZONE98にポリツアープロを張り上げてテストしてきました!
パワーはしっかりあるのに、しなり感やボールが乗っている感触も感じ取れる仕上がりになっていました!
薄ラケ好きな僕も思わず唸る性能・打感でした!
本気で乗り換え考えちゃうな(笑)
まとめ:YONEXの本気度
新フェイス形状や素材などの採用によって、パワーと柔らかい打球感の実現をコンセプトとした新しいEZONEは、今まで以上に広い層に受け入れられそうな予感がしますね。
2019年頃からフレームのしなやかさをより生かす方向のラケットが増えてきていたんですが、このEZONEはそういったトレンドも押さえつつ、これまでに培ったテクノロジーも総動員で性能アップを図っており、「YONEXの本気度」が分かる1本です。
新規のユーザーはもちろん、特にDRユーザーだった方は確実にチェックしておくべき1本だと思います。