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ストリング(ガット)の断面構造を解説!モノ・マルチフィラメント[テニス基礎知識編]

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いろんな分類があるストリング

テニスには様々なストリングが存在していて、お店に行ったは良いけれど

え?
モノフィラメント?マルチフィラメント?
なにが違うんだろうか??

そんなふうに悩んだ事があるのではないでしょうか。
とりあえず無料のおまけストリングを選んでいた昔の自分に、この記事を読ませてあげたいです。笑

ストリングの分類をざっくりとおさらいしよう!

自分のプレーにあったストリング、より良いプレーが出来るストリングを手に入れるためには、ストリングの分類を把握しておく事が大切です!
このブログでは、
①素材
②断面構造
③断面形状

という3つの項目から、ストリングの種類&解説をしています。

今回は②断面構造に注目して解説をしていきます。
ストリング探しのヒントを見つけてくださいね!

ストリングの断面構造は2種類

ここではストリング断面の構造について解説します!
ストリングの構造は大きく分けて2つ。
①モノフィラメント:1本の太い糸で構成されているもの
②マルチフィラメント:複数の糸を組み合わせて作られたもの

もっと分かりやすく例えてみましょう。

↑↑1つの素材で作られているうどんは”モノフィラメント“です。
↑いろんな具材をまとめて1本にしている太巻き寿司は”マルチフィラメント“となります!

どうですか?
一気に分かりやすくなったでしょう?笑

モノフィラメント(単芯構造)

断面構造モノフィラメント
特徴・弾きが良い
・打感はシャープなものが多い
・シンプルな構造なので比較的安価
・ポリエステルは殆どがモノ
オススメユーザー・しっかり打ち込んでいきたい
・はっきりとした打感が好き
・練習頻度が高く、耐久性が必要
・コストを抑えたい
代表的な商品ゴーセン:ミクロスーパー(ナイロン)
バボラ:プロハリケーン(ポリ)
トアルソン:ゴールド(ナイロン)

※1本の太い芯線の周りに、複数の細い糸を巻きつけた構造のものもありますが、モノフィラメントの一種と言ってOKだと思います。

弾き感と価格の手頃さが利点

ナイロン素材でモノフィラメント構造のストリングは、ボールを弾いてくれる感触がハッキリしているのが特徴。
ポリエステル系ストリングは、殆どがこのモノフィラメント構造を採用しています。
単純な構造により比較的安価で購入出来る商品が多いです。

練習頻度が高く、ストリングを頻繁に張り替える必要がある人はモノフィラメント系を選ぶと出費を抑えやすいと思いますよ!

マルチフィラメント(複芯構造)

断面構造マルチフィラメント
特徴・柔らかめの打感で、球持ちが良い
・複数の素材を組み合わせた商品も多数
・モノに比べると若干価格は高い
・ポリエステルでも一部マルチが登場
オススメユーザー・柔らかい打球感が好み
・球持ちの良さが欲しい人
・週末プレイヤー
・耐久性よりも感覚を重視したい人
代表的な商品ゴーセン:AKプロ(ナイロン)
バボラ:アディクション(ナイロン+ポリウレタン)
テクニファイバー :X-ONE(ナイロン+ポリウレタン)

打感の柔らかさと球持ちの良さが特徴

複数の繊維によって構成されている事で、打感は柔らかく球持ちが良いのが特徴のマルチフィラメント。
製品のほとんどはナイロンをベースに作られていますが、一部ではありますがポリエステルのマルチフィラメントという変化球的な商品も出てきました!

素材の組み合わせ、繊維の組み合わせ方で無限にバリエーションが存在するマルチ系ストリングなので、自分にピッタリの1張りを見つけられたら他には戻れなくなるはず。

迷ったら扱いやすいマルチ→ブリオがオススメ

モノとマルチの違いは分かったけど、どっちにするか迷う・・・そんな人にはバボラのブリオがオススメ。

ブリオはナイロン素材、マルチフィラメント構造のストリングです。
程よい柔らかさとパワーがあり、モノ系ほど弾き過ぎず、ポリウレタン系ほどもっさりした打感ではない・・・つまり非常にバランスが良いんです。
これを基準にしてストリング探してみるのがオススメです!

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