みなさん、こんにちは。
2017年以降、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)の再びの活躍によりウイルソン・プロスタッフも人気のラケットとして売れ続けています。
今日お伝えしたいのは、そのプロスタッフから始まった「ベルベットコーティング」についてです。
巷では手触りが良くてGOOD?とかすぐ剥がれちゃうからダメ?とか色々話が出ているこのコーティングの耐久性について考えていこうと思います。
ベルベットコーティングは剥がれやすい!!
いきなり結論なんですが、僕はベルベットコーティング反対です。
大嫌いと言っても良いかもしれません。
そう感じるくらい一般プレイヤーにとってはメリットが少なく、デメリットが多い塗装だと思います。
耐久性:良くは無いがモデルによって異なる
わたくし、これまでにプロスタッフ97CVの11.5ver(黒x黒)と12.0ver(黒x白)を買いました。
当然、どちらもベルベットコーティングが施されたモデルになります。
ベルベットコーティングは耐久性が低く全然好きではないのですが、2つのモデルで塗装に若干の違いがあり「耐久性はモデルによって異なる」と感じました。
[ Wilson ]の文字部分が違う?
ベルベットコーティングの質自体はどっちも同じだと思うのですが、[Wilson]の文字の部分が違うんですね。
11.5verではマスキングによって一部下地を露出させているのに対し、12.0verは白で文字が塗装されており全体をベルベットコーティングされています。
予想出来ることではありましたが、11.5verはマスキングのところから剥がれてしまいました・・・
↓↓
僕は片手バックハンドなので、構える時に左手は常にスロート部分に添えています。ラケットくるくる回したりもするので、当然マスキングのところと指が擦れます。
買った後にすぐに剥がれるワケではないのですが、ダブルスでラケット同士が当たったり、何かにぶつけて一部が剥がれると・・・そこから剥がれていっちゃうんですよね。
日焼けした皮膚が剥がれていくような状態。笑
写真を見てもらえれば分かると思いますが・・・あぁ悲惨。
これは困った。
機能上の問題が無いとはいえ、結構落ち込みました。
12.0verのベルベットコーティングは大丈夫そう!
一方、12.0verは調子良い感じです。
コーティングが全体に施されているので、簡単には剥がれてきません。
スロートに手を添える時も、マスキングによる凹凸がないので手触りも良好です!
もちろん、使用する中で何かにぶつけたりしたら剥がれると思いますが・・・11.5verに比べると剥がれにくい気がします。
2019年モデルは黒x黒に戻る
そんな12.0verでしたが、どうやら2019年モデルは再び黒x黒のカラーリングになるそうです。
(2019年モデルも塗装自体は11.5verとほぼ同じようなので、マスキング部分が剥がれそう・・・)
プロスタッフが好き!でもベルベットコーティングの耐久性が気になる!という方は、12.0verを早めにゲットしておいた方が良いかもしれません!
ベルベットコーティング、本当に必要ですか?
繰り返しになりますが、僕はベルベットコーティング反対派です。
プロなら年間に何本も使えるので問題ないと思いますが、一般ユーザーは2,3本で使い回すわけですから・・・これだけ耐久性が頼りない塗装はやめてもらいたいというのが本音。
ベルベットコーティングはやめて、マット塗装(つや消し)とグロス塗装で十分だと思うんですけどね。
これまで数々のモデル、逸品を生み出してきたプロスタッフ。
初めて90平方インチが採用されたプロスタッフツアー90、そして初めての97平方インチのプロスタッフ97。
どちらもクリア塗装仕上げになっていて、数年使っても簡単には塗装が剥げてしまうこともなく快適に使う事が出来ていたので・・・ベルベットコーティング、必要性はやっぱり微妙だと思うのです。