TENX PROのXCALIBREはカスタマイズ前提のラケット。
今回はこれまでのカスタマイズ状況、カスタマイズによる効果をお届けします!
・TENXPROのXCALIBRE290gをカスタム
・今回はグリップ・重さを調整
・カスタム前後の変化をチェック!
XCALIBRE = カスタマイズ前提のラケット!
みなさんこんにちは。
先週からニヤニヤが止まりません・・・それもこれもようやくTENX PROのXCALIBREが手に入ったから!
インプレはこちらのリンクから見れます!
最初に結論を言うと、このXCALIBRE290gはカスタム前提(=必須)のラケットです。
買ったままの状態で使っていては良さを引き出せずに終わってしまいます。
XCALIBRE290gのスペック
改めてXCALIBREのスペックを確認してみましょう!
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重量 / バランスポイント | 290g / 320mm |
フレーム厚 | 20mmフラット |
フレーム長 | 27.5インチ |
ストリングパターン | 16 x 19 |
stiffness (RA値) | 66 |
グリップサイズ | 4 – 1/4 (2) |
今回購入したのが290g / 320mmのモデル。
ほぼノーマルのままでも軽く打ってみましたが、ちょっとヘッドライト過剰気味。
というのも、使用する側で好きなバランス(スイングウェイト)に調整出来るようにトップライトに設計されているのです!
つまりカスタマイズ前提のラケットなのです!
カスタマイズ1:グリップをレザー化+α
まず始めに取り掛かったものはこちら。
これが僕のいつものやつ!
ラケットを買って1番始めにする事と言えば、元グリップをレザーグリップに巻き替える事です!
レザー化に加えてグリップエンドをテーピングのホワイトテープで高さを出しています。(僕は握力がそれほど強くないので、これが有るのと無いのとでは大違い!)
今回使用しているのはバボラのレザーグリップですが、KPIから格安で同等品が発売されているのでこちらがお勧め。
グリップ巻き替えによる重量変化は以下の通りです。
ラケットの状態 | 重量 [ g ] |
ノーマル (※フレームのみ) | 289 |
レザーグリップに巻き替え | 295 (+6) |
ホワイトテープ加工追加 | 296 (+7) |
レザーグリップによる重量変化をちゃんと計測したのは今回が初めてだったのですが、+6グラムの増加という結果となりました。
ホワイトテープを含めると最終的に+7グラムの増加となりましたが、バランスも若干手元寄りになると思うので、スウィングウェイト的にはほとんど変化していないはず。
レザーグリップの使用感については、インプレの宝庫ラフィノさんの動画をご参照くださいませ。
【Fukky’sインプレ】DUNLOP CX200 × レザーグリップ装着比較!!
(見てもらった方が絶対分かりやすので!)
感想:振りやすいけど軽過ぎ!
レザーグリップ+エンド高さUPにより、いつも通りの握り心地・感触になってとっても振りやすくなりました。
+7グラム増える事による影響はほぼ無いと思います。
ただ、とにかくヘッドが軽い!
ミニラリーやボレーボレーくらいなら問題無いんですが、いつものラリーを強い球で打ち合おうとするとパワーが乗り切らない感じ。
相手のボールにラケットが押し込まれるような感覚がありました。
これどこかで感じたような感触だなぁ、と思ったらスリクソンのCX2.0Tourのヘッドライトっぷりに近いんだと思います。
( 最後の純スリクソン – Srixon CX2.0 / CX2.0Tour )
このままではラリーが厳しいので次のカスタマイズを実施。
カスタマイズ2:フェイス3時・9時の所にウェイト5g追加
次に行ったのは定番のチューニング。
フェイスの3時・9時の所に鉛テープによるウェイト追加を行いました。
ラケットの状態 | 重量 [ g ] |
ノーマル | 289 |
カスタマイズ1 | 296 |
カスタマイズ2 (3・9時にウェイト) | 301 (+5) |
鉛テープを4本貼り付け、最終的にはカスタマイズ1の状態から約5グラムの重量増加となりました。
感想:操作性は変わらず打ち負けなくなった!
実際に打ってみると一気に良くなりました!
5グラム追加していますが、それでもまだトップライト気味なので高い操作性はキープされていました。
カスタマイズ1の状態よりも相手の球に押し込まれる感触は薄まり、しっかり打っていけばその分のパワーが乗ってくれるようになってきました。
<ちょこっとメモ>
『3・9時に位置にウェイトを追加すると面が安定する』って言われていますが、実は (物理的には) 面安定性に対してそこまでハッキリとした効果は出ないらしいです。
特に今回のXCALIBREはかなり細身・縦長フェイス形状なので、左右にウェイト追加しても慣性モーメントが小さくなってしまい (≒ラケットの中心からの距離が短いので) 効果が出にくいようです。
カスタマイズ3:先端部分に2g追加
次に行ったのは、フレームトップ・先端部分に更にウェイト追加してみました。
今回は2gのおもりを追加。
ラケットの状態 | 重量 [ g ] |
ノーマル | 289 |
カスタマイズ1 | 296 |
カスタマイズ2 | 301 |
カスタマイズ3 (12時にウェイト追加) | 303 (+2) |
303gまでウェイトが増加。
ノーマルの時から考えると14gも増えました!
感想:少し重さを感じる。サーブは明らかに球速アップ!
先端に荷重した事により、ラケットを振り出す時に重みをしっかり感じるようになりました。
つらいというほどではないのですが、カスタマイズ2までの状態に比べると取り回しは悪くなりました。
(今までが軽過ぎただけなんですけどね。)
ストロークはラケットの重みを感じる分、しっかり振り切れば少し伸びがプラスされたような気がします。
明らかに効果が出たのはサーブでした。
1stサーブでラケットを振り抜けばハッキリと急速が上がっているのが実感出来ました!
ただ、結構な重みを感じるので長時間プレーした時に後半まで振り続けられるのかは微妙な所・・・。
カスタマイズ①→②の変化よりも、今回のカスタマイズ②→③の方が体感出来る差は大きかったです!
<ちょこっとメモ>
同じ1グラムのウェイト追加であっても、貼る場所によってスイングウェイト(SW)の変化量が変わってきます。3・9時あたりに貼れば約2ポイント、先端に貼れば約4ポイントの上昇となるそうです。
なのでSW的に考えるとカスタマイズ3の2g追加は、3・9時の所に4g追加したのに近い感じになるようです。そりゃ重みも感じるワケです。
まとめ:3・9時ウェイトが好き!
3つのカスタマイズを試してきましたが、それぞれにちゃんと効果・違いを感じる事が出来ました。
その中で1番好みだったのは②の3・9時の位置にウェイト追加したものでした。
ちょっと軽過ぎかなと思って③のフレームトップに荷重した時、全体の重量増加以上に振り出す時の重みを感じるのがあまりフィットしませんでした。
多分試合後半には振り切れなくなりそう・・・。
次はフレームトップの重りは外し、3・9時のウェイトをもう少し大きくして、全体の重量は303gくらいのままSWを抑えめにしようと思います。
カスタムラケットとしてのXCALIBRE、イジリがいがあります!!
カスタムに関するお話は、別記事でも触れているので合わせてチェックしてみてください!