テニス

プロストックにこだわるより自分専用を持ってる方が格好良いと思いませんか?

テニスラケットを色々詳しく調べていくと、目にするようになるのがプロストックという存在。
この記事では、ラケットマニア達の終着点?のようなこのプロストックというラケットについて解説すると共に、一般プレイヤーの方々には購入をオススメしない3つの理由をまとめました!

<TOPICS>
プロストックとは
 ・市販品とは異なるラケット
プロストックが欲しい?
プロストックをオススメしない3つの理由
  ①入手ルートが不確実
  ②品質が高いとは限らない
  ③自分に合うかどうかは分からない
自分専用の1本を持ってる方が格好良いと思いませんか?

プロストックとはなんぞや?

みなさん、こんにちは。
今回のメインテーマはプロストックについて。

昔の僕
昔の僕
そもそもプロストックってなんなの?

そんな昔の僕でも分かるように、ざっくりと説明をしていこうと思います。

市販品とは異なるプロ向けのラケット

プロストックとは、プロ向けに作られたラケットです。
市販品・量産品とは異なる仕様・設計になっていて、各選手の要望に答える為に作られています。

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例えばジョコビッチ選手。
この写真、ラケットのストリングパターンにご注目。
縦18 x 横19になっています。
でも市販品のSPEED PROって18 x 20のはずなんですよ、本当は!
ジョコビッチの為に作られたプロストックである証しですね。

以前の記事にも書きましたが、ジョコビッチが実際に使っているラケットは市販品とは全く異なる仕様になっているんです。
BIG4のリアルなラケットスペックを調べてみた!ノヴァク・ジョコビッチ編[パーソナルスペック]

ストリングパターンだけでなく、フェイスサイズもフレーム厚も(どうやら長さも)市販品とは違う設計になっています。
それを一般向けに売っている製品と同じ塗装を施した上で使用しています。

プロストックが欲しい?

昔の僕
昔の僕
プロ向け!? すごい!欲しい!

はい、僕はそんなふうに考えていました。
プロ向けのラケットならすごいに違いない、と!
それを使えば僕にも良いショットが打てるんじゃないか?と期待するのは自然な事だと思います。

買おうか迷ってる?一度立ち止まってみませんか?

ここまで読んできて、昔の僕のようにプロストックを入手して使ってみたい人もいるのではないのでしょうか。
そんな人はぜひ一度立ち止まって考え直してもらいたいのです。
恋のように燃え上がっている気持ちをさえぎるようで申し訳ないのですが、プロストックが必ずしも僕たちにとって最高のラケットとは限らないのです。

プロストックをオススメしない3つの理由

プロストックに手を出すのがなかなか難しい理由を3つにまとめてみました。

①入手ルートが不透明

プロストックを手に入れようと思った時、現状ではフリマアプリやネットオークション、または個人ブログなどから購入する事が出来ます。
あなたは販売元の情報をどこまで信用出来ますか?
市販品ではないものをどこでどうやって仕入れたのか、不思議ですよね。笑

例えば選手が不要になった物を売っているとか、一部関係者が横流ししているとか・・・。
いずれにせよ通常の市販品とは異なったルートでやってくるラケットなワケです。

実は〇〇選手のプロストック品じゃなかった!?

買ったは良いけど実は〇〇選手のプロストックじゃなかった・・・という事が先日ツイッターで注目を集めていました。
もしも自分がそんな事になってしまったら、と想像するだけでも恐ろしい!

高額になる事がほとんど・・・

プロストックの値段を調べてみると最低でも数万円。
10万、20万を超えるものも珍しくありません。
しかも詳細なスペックは明かされていない事もしばしば。
これだけの高額な買い物を、限定的な情報だけで現物を確認せずに進めるのがどれだけリスクを含んでいるかは・・・言うまでもないですよね。

②品質が良いとは限らない

次の問題は品質。
プロ向けの製品なら量産品よりも良い素材・高い品質なんでしょ!?って考える人が多いと思いますが、必ずしもそうとは限らないようです。

僕も何度かお世話になっているチューニングショップ・ラケットマイスター(http://racketmeister.com/)。
お店を運営している村井さんのFacebookページには、日々ラケットのカスタマイズの様子がアップされています。
(めっちゃ面白いのでぜひチェックして見てください!)

それで見ていると、持ち込まれるプロストックラケットの中にはめちゃくちゃなやつがあったりするんですよね。
グリップエンドの加工が明らかな手作業で無理ぐり処理されていたり、グリップ内に充填されたシリコンがはみ出てたり、そのシリコンがエンドキャップにくっついて外せなくなったり・・・

量産品みたいに検査をされるワケではないので、上記のような予想外の1本を引き当ててしまう可能性もあるのです。

③自分のプレーに合うかどうかは分からない

そして1番の理由はこれです。
プロストックが自分のプレーに合うかどうかは分からないんです。
仮にすっごい良い素材を使ったすっごい高品質のプロストックを入手出来たとして、結局それが自分にあっていなければ意味が無いんです。
(しかも購入前に詳細なスペックが分からないものも多数ありますし。)

以前、競技用車いすの製造に携わっていた経験がありまして・・・
どれだけ車両自体の性能が高くても(例えば風洞実験の数値が良いとか、剛性が高いとか)、それが選手の体格や筋力、性質にフィットしていなければ良い結果を残す事は出来ないのです。

テニスラケットと選手も一緒ですよね。
どれだけラケット自体の性能が高かろうと、結局それがプレイヤーにフィットしていないのであれば十分なパフォーマンスを発揮する事は出来ないんです。
道具の性能の良し悪しと、自分に合うかどうかは必ずしも一致しないという事を覚えておくべきだと思います。

“自分専用の1本”が格好良いと思いませんか?

プロストックのような有名トッププロのラケットを所有しているというのは、もちろん凄い事だと思います。
でも僕は”自分専用の1本“を知っている人の方が格好良いと思うのです。
いかに自分が使いやすいか、自分のパフォーマンスが最大化出来るか・・・そこを真剣に考え続けてたどり着いた1本こそ、あなたにとっての最高のラケットだと思うのです。

チューニング・カスタマイズという選択肢も。

自分専用 = パーソナルスペックを見つける事こそが、プレイヤーとしてのラケット探しのキモだと思います。
そしてそのスペックを調整したり、改造したりする際に強い味方になってくれるのがプロのチューニングショップなんです。

チューニングの重要性が良く分かりますよ!

千葉近郊に住んでる人なら、先ほどのラケットマイスターさんはぜひ利用してみてもらいたい!
その他の全国にもチューニングショップ(もしくはその窓口となる販売店)があるので、興味がある方はまずはラケットについて相談してみると大きな発見があるかもしれませんよ!