・シャポバロフがラケット変更!?
・VCORE95から新型EZONE98に!
・エキシビジョンで実戦テスト中かも
・スイッチした理由を推測してみた!
・新型EZONEのセールスに影響しそう!
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年
・ATP観戦歴も約20年
・オールラウンド器用貧乏
・TOUR100 290gを愛用中
・片手バックハンドの選手大好き
→ 詳しいプロフィール
紆余曲折を経て再びVCOREに戻ったシャポバロフですが、2023シーズンに使うと見られる新型ブイコア(2023モデル)についてはこちらの記事にまとめています。
デニス・シャポバロフがEZONE98にラケットスイッチ?
2021年末に開催されているエキシビジョン大会:ムバダラ・ワールドテニス選手権にて、シャポバロフがこれまでとは違うラケットを使用していることが判明!
EZONE98といえば国枝慎吾選手やD・アルトマイヤーなど、男子でも片手バックの選手が使用したりしているラケット!
Embed from Getty ImagesこれまではVCORE95(中身はSV?)を使用していた!
Embed from Getty Imagesこれまでシャポバロフが使用していたのはVCORE95で、フレームの形状から旧モデルであるVCORE SV95をベースにしてカスタム+ペイントを施したものだと推測していました。
Embed from Getty ImagesYONEXのテニスラケットの中でも最もハードな使用感を持ったVCORE95。
フォアからは強烈なスピンボールを、バックからは片手で華麗+キレキレなショットを打ち込む姿に見とれた方も多いはず。
そんな彼がEZONE98にスイッチするとしたら非常に大きなインパクトがありますし、新型EZONEのセールスにも大きな影響を及ぼすはず!
ここからは推測が多分に含まれますが、アドブロ的な分析でシャポバロフのラケット変更の理由に迫りたいと思います。
EZONE98とVCORE95の違いからスイッチ理由を考えてみた!
モデル名 | VCORE95 (2018) | EZONE98 (2022) |
フェイス サイズ | 95 | 98 |
重さ | 310g | 305g |
バランス | 310mm | 315mm |
フレーム厚 | 21 21 20 | 23.5 24.5 19.5 |
フレーム長 | 27 | 27 |
ストリング パターン | 16 x 20 | 16 x 19 |
・フェイスは+3平方インチ
・フレーム厚が最大+3.5mm
・ストリングは横糸の本数が19に
スペック的な違いをあげると、まずはフェイスサイズが3平方インチ増えて98平方インチに変化。
ストリングパターンも16×20と密だったのが、16×19のスタンダードなパターンになっています。
フレーム厚も最大21mmだったのが、EZONE98では最大24.5mmとかなり差があります。
(※重量・バランス等はカスタムされていると思われるので、ここでは割愛しています。)
VCORE95とEZONE98にしたら変わること
それぞれのラケットの違いを考えると、全体的にEZONE98の方がラケット自体が持っているパワー/アシスト感は強いと予想することができます。
※VCORE95の方がダイレクト感/パワーロスは少ないですが、スイングスピードが必要になるモデルと言えます。
スピンボールを強化してラリーの安定感を強化?
(プロスタッフを使用していたキャリア初期をを含め)VCORE95を使うシャポバロフのテニスは、要所要所で切れ味鋭いドライブ系のショットを打ち込みウィナーを取る、もしくはそこからネットプレーにつなげてボレーで決めるという場面が数多く見られます。
一方で試合全体を通したパフォーマンスの安定感、堅実さという面では気になる部分も少なからず見受けられます。
高いレベルになるほど簡単にはポイントを取ることはできないので、パワーのあるEZONE98にすることでラリー戦での優位性を向上させる狙いがあるのではないかと予想します。
TOP10に勝つためのラケットチェンジかも。
Embed from Getty Images個人的に一番大きな変更理由は『トップ10選手に勝つため』なんじゃないかと予想しています。
シャポバロフは2021年12月の時点で14位、キャリアハイで10(2020年9月)を記録していますが、1桁台には入った事がありません。
キャリア通算(カッコ内:2021シーズン)
ジョコビッチ 68.8% (77.8)
メドベデフ 52.0% (66.7)
ズべレフ 47.6% (60.0)
チチパス 41.8% (38.5)
ルブレフ 37.1% (44.4)
ナダル 64.3% (50.0)
ベレッティーニ 31.8%(12.5)
ルード 21.1% (25.0)
フルカチュ 37.5% (40.0)
シーネル 33.3% (30.0)
アリアシム 23.1% (36.4)
ノリー 14.3% (18.2)
シュワルツマン 20.4%(20.0)
シャポバロフ 26.7%(16.7)
ティエム 42.7%(0.0)
フェデラー 64.6%(0.0)
対TOP10の勝率を見るとシャポは通算26.7%、2021年は16.7%となっています。
TOP10選手でシャポを下回るのはルードのみで、2021年に限定して考えてもルードとベレッティーニの2人だけ。
シャポバロフがランキング1桁台を目指す以上は、対TOP10の勝率を上げるのは必須。
Embed from Getty Imagesそのためによりパワーのあるフレーム=EZONE98にスイッチを検討しているのではないでしょうか?
エキシビジョンマッチで実戦テスト中?
このラケットを使用して出場しているのはあくまでもエキシビジョンマッチ。
おそらく2022年に向けて、実戦テスト的な意味合いが強いのではないか?と予想しています。
2022年開幕したらVCORE95に戻ってた・・・なんて可能性もゼロではないと思います。
ムゼッティがNextGen FinalsでBOOM(ブーン)をテストしていたり、2020年にはアリアシムがピュアアエロVS(現行)を試し速攻で元に戻していたり・・・プロであっても、いやプロだからそこ簡単にはラケットを変えられない事が多いです。
2022年のシャポバロフがどんな活躍を見せてくれるのか、要チェックです!
2022全豪オープンでもEZONE98を使用し躍動!
Embed from Getty Images正直ラケット変更には懐疑的なコメントをさせて頂きましたが、なんと2022全豪オープンでもEZONE98を使用し自身初となるベスト8に進出。
しかも第3シードのズべレフを撃破する素晴らしいパフォーマンスを披露。
いきなりEZONE98への変更が良かったのかもしれない、そう思わせるには十分過ぎるほどの結果になっています。
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まとめ:シャポバロフがEZONE98にスイッチ?
・EXマッチでシャポがラケットスイッチ
・VCORE95からEZONE98に!
・実戦テストをしている最中?
・ラケット自体のパワーは向上
- ラリー力の向上
- TOP10に勝つ為!
・元に戻る可能性もあるかも