テニスの道具の中でも非常に複雑で難しいのはストリング選びではないでしょうか。
今回は試合のような緊張する場面でも、安定したショットを打つためのストリングの選び方・セッティングの見つけ方を考察しました!
今回の記事を参考に自分に合ったストリング/セッティングが見つけて、テニスをもっともっと楽しくレベルアップさせてみませんか!
試合で”安定したショット”を打てるセッティングは?
ねぇねぇ、テニスってこういうフォームで打つ場面なんてあったっけ?笑
— アドブロ / TRUEMAN(とぅるーまん) (@ADVNTG_kotodama) June 13, 2021
P.S.
団体戦は無事に1,2回戦を突破して、来週に繋げる事が出来ました🙇♂️
コロナ対策の為、3面同時展開で午前中には終わるという神運営でした。 pic.twitter.com/sNsGgKgqW6
久々に公式戦に参加してきたわたくし:TRUEMAN。
インプレの為、これまでにいろんなラケット(50種類以上!)、いろんなストリング(70種類以上!)を使用しているのですが、その弊害か試合直前までセッティングが定まらずに大苦戦!
やっぱり試合に出るからには『安定したショット』を打てるようにして、しっかり勝ち上がりたいですよね!
この記事はこれまでの経験、データ計測などを踏まえて、安定したショットを打てる・自分に合ったセッティングを見つける方法をまとめました!
・安定したショットを打ちたい
・ストリングが定まらない!
・試合前のセッティングが定まらない
・自分にあったストリングを見つけたい
悩みが多いストリングセッティングや調整方法
ストリング選びや最適なセッティングを見つけるって、実はすごく悩んでいる人が多いようで(実際自分のそのひとりかもしれませんがw)、Q&Aでも非常にたくさんの質問を頂いている部分でもあります。
やっぱり感覚ベースになるところが多い、そもそも情報が少ない・・・など、いろんな原因が考えられると思います。
この記事でひとりでも多くの人の問題解決につながる事を願いつつ、出来るだけ分かりやすくなるように解説しています!
安定している=調整出来る幅がある
「安定したショット」が打てるってどういう事か?っていうのをもう少し掘り下げてみたいと思います。
端的に表現すると、『打球を調整出来る幅が有る』を事を指していると考えています。
・弾道を上げる/下げる
・スピン量を増やす/減らす
・球速を上げる/下げる
そもそもテニスって、相手がいてひとつのボールを打ち合うスポーツ。
変化する状況に合わせてボールを打ち返す事が出来るかどうか?という点が、非常に重要な要素となっています。
弾道や球速などボールをある程度調整出来る幅がある時に、自分に合っていると感じられ、安定したショットも打ちやすくなります。
フィットしていない=意図をボールに反映出来ない
「フィットしてない」というのは、先ほどの調整出来る幅が狭かったり歪んでしまい、自分の意図を正確にボールに反映出来なくなってしまっている状態と言えます。
・弾道を上げたいのに上げられない
・球速も思ったように速くならない
・スピン量もうまく調整できない
→狙ったところにボールが行かない!
こんな状況はまさにフィットしてないですね!
僕の場合、多角形ポリを使うと上記のような症状が強く出ます。
弾道を上げたいのに上手く調整出来ない、いざ弾道が上がったと思ったらボールが落ちなくてコートに入らないという感じ。
ショットの長短も定まらず、ドロップショットがサービスライン付近に落ちてしまったり(笑)
とにかくこんな感覚では、試合で使うのは無理ですよね。
基準となるセッティングが1つあると便利!
遠回りのように感じる人もいるかもしれませんが、自分に合ったセッティングを見つける為には基準となるセッティングをまずひとつ設定するのがオススメです。
これは決して100点のものじゃなくても良くて、自分がどんな状況なのか、セッティングをどう変えるべきなのか、調子が崩れた時にリセットするためなどに必要になるものなのです。
僕の場合はバボラのブリオ1.30mmの単張りを基準にしています。
ナイロンマルチとしては飛びも若干控えめ、ポリほどスピンも掛からない・・・と表現するとなんかすごくいまいちなストリングみたいですが(笑)、とにかくなにか迷ったらブリオ130にしてます。
ラケットを新しく手に入れた時も、まずはブリオ130で試してみて、その時の感覚から逆算して次のストリング選ぶようにしています。
ブリオ130はとてもおすすめですが『ナイロンはちょっと・・・』というポリユーザーの方には、ヨネックス・ポリツアープロをおすすめしています。
テンション:気温/サーフェス/ボールの種類で調整
Embed from Getty Imagesラケットやストリングが定まったら、すごく大切になってくるのがテンション調整ですね。
トッププロは気温やサーフェス、ボールの種類などで微調整を行なっている事が非常に多いです。(※ナダルなど一部の選手は滅多にテンション変えないらしいですがw)
こだわりすぎたり、気にすぎたりするのは良くないかもしれませんが、一般プレイヤーでも状況に合わせたセッティングに微調整するとプレーのしやすさ・安定性を格段にアップさせる事が出来ます!
気温の高低に合わせてテンション調整するとGOOD
1番顕著に影響を受けるのは気温でしょう。
気温が高い時はボールは軽い力でもよく飛ぶようになりますし、反対に気温が低い時はボールが重たい・飛ばないと感じやすくなります。
僕の場合、普段は45ポンドで張っているのですが、30℃近い状況では2,3ポンド高め(47,48ポンド)に張ったストリングの方が安心して打てる事が多いですね。
反対に10℃を下回るような寒い日には、反対に2,3ポンド低め(42,43ポンド)くらいまで落としてボールの飛びを補ってあげるといい感じにまとまってくれますね。
ボールによって打感や飛び方などに違いがある!
とても厄介なのがボールの種類による違い。
打球感の違いはもちろん、飛び方にも大きな違いがあります。
個人的に最も警戒しているのがこのスリクソンHDというボール。
打球感は少し硬い感触があり球離れが良く、とりあえず飛び・スピードが出やすいのが特徴。
球離れが飛びすぎてしまったり、コントロールがしにくく感じるんですよね。
テンションを少し上げるか、ストリングのゲージを太くした方が打ちやすくなる事が多かったです。
(幸い、これが試合球になる事は滅多にないのですが・・・)
要注意:体調によってもセッティングは変わる!
Embed from Getty Images最後にもう1点。
各プレイヤーにとって”合っているセッティング”、”安定したショットが打てるセッティング”は体調によっても変わってくるという点も無視出来ません。
誰でも体調には多少なり浮き沈みがあり、しっかり力が出せる日があれば、あまり頑張れない時もあると思います。
(気温の違いによるボールの飛びの変化とかより、もしかしたら体調の変化の方が大きいかも・・・)
そういう時には無理せず道具にサポートしてもらうのがベター。
もし複数本ラケットを持っているのなら、テンションを変えたセッティングを持っていくとかなり安心感アップするはずです!
まとめ:安定したショットのためのセッティング
・ストリングセッティングを考察
・安定性=調整出来る幅がある
・基準を1つ持っていると便利
・BRIOやPTPががオススメ
・気温やボールに合わせて要調整
・体調によっても変わるから注意
セッティングに関しては、Tennis-oneさんやラケットラボさんにも非常に分かりやすい記事がありましたので、合わせてチェックしてみてくださいね!
https://www.tennis-one.jp/wp/steadyshot/
https://racket-labo.com/tennis-racket-solve-over-power/