アディバリケード(AdiBarricade)が復活!
あまりテニス界隈では大きなニュースにはなっていませんでしたが、アディダスのフラッグシップテニスシューズ:バリケード(Barricade)が復活しました!
Embed from Getty Imagesチチパスやティエムなど、アディダス契約のトップ選手はすでに着用開始しています。
新型バリケード:フィット感を高める技術を採用
これまでのバリケードシリーズと言えば、激しいフットワークにも負けない高い剛性・耐久性が魅力のシューズでした。
自在なコントロールを可能にするアディダスのテニスシューズ、統合したTuned Fitレーシングシステムによってネオプレンのシュータンを絞ると自分のミッドフットの形に合わせることができる設計。
ヒール部分のGeofitシステムが隙間を埋め、Sense Podsフォームがしっかりと快適なホールド力を発揮する。
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今作については、よりフィット感を高めるためのテクノロジーが搭載されているようです。
Tuned Fitレーシングシステムは、足部の稼働域に合わせた斜めに配置されたシューレース。

またヒール部分にはホールド感を高めるための突起が内部に搭載されていて、これにより踵がガッチリと保持されてずれない・力が逃げない構造になっています。
バリケード12:ウィンザーなどではすでに販売中!
ウィンザーの一部の店舗ではすでにバリケード12は販売されているそうです!
インターネットでも予約が開始となっており、来月には販売予定。
バリケードは12世代目!
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今回のバリケードは12世代目。
過去のバリケードについても少し触れていきたいと思います。
Embed from Getty Images最も美しいフォルム・洗練されたデザインだと思うのが2世代目のアディバリケード。
適度な剛性+高いフィット感を実現したモデルで、まさに”最上位シューズ”という空気を纏った逸品でした。
2002年頃から販売され、ATPではティム・ヘンマンが長く愛用したシューズでもあります。
後継モデルが出た後もこの2世代目を履き続け、2007年に引退するまでその姿勢は変わりませんでした。
Embed from Getty Imagesそして2004年には3代目のアディバリケードが登場。
樹脂パーツの使用比率も上がり、高剛性・高耐久のコンセプトが強まったのがこの3代目でした。
このシューズはマラト・サフィンを始め、キャリア初期のアンディ・マレーやノバク・ジョコビッチも着用していました。
この1足からはより一般プレイヤーにも”バリケード”が浸透したと記憶しています。
Embed from Getty Images2008年頃には5世代目のアディバリケードが活躍。
GS決勝進出など、一気にスター選手へと成長したアンディ・マレーの足元を支えていたのもこのモデルでした。
デザインコンセプトは4世代目をほぼ踏襲する形になっているのですが、より洗練されたフォルムは2代目にも似た雰囲気を持った1足でした。
Embed from Getty Images2014年全米準優勝を挙げた錦織選手は、8世代目のバリケードを使用していました。
大きく上まで伸びた樹脂パーツがパワーロスを防ぎ、激しいラリー戦にも負けない性能が持ち味の1足でした。
その他のアディダスのテニスシューズ
現在販売されているアディダスのテニスシューズについても改めて解説。
ソールコート (SOLECOURT)
ティエムやチチパスなど、激しいラリー戦を行う選手に愛用されているのがこのソールコート。
バリケードの代替品として剛性・安定性に優れた1足。
マルチコートソールも用意されていました。
ウーバーソニック4 (UberSonic4)
Embed from Getty Imagesズベレフが愛用しており、バリケードやソールコートに比べて屈曲性に優れているのがウーバーソニックの特徴。
個人的にはこのくらいの屈曲性・柔軟性のあるシューズの方がプレーしやすく感じる人が多いのではないかと思います。