この記事ではブイコアプロ97(2021)についてのインプレをまとめています。
ブイコアプロの後継機種となるパーセプト(PERCEPT)の詳細はこちらの記事にまとめています。
YONEX VCORE PRO97 (2021)
柔らかさがアップしつつも、しっかり打っていける1本!
今回はヨネックス・ブイコアプロ97(YONEX VCORE PRO97) 2021年モデルのインプレをお届けします!
前作から金型(モールド)も進化し、より柔らかさを感じやすくなりつつもしっかり振って球威も出せるラケットに仕上がってるこの新型!
球威+ボックス系のフィーリングの両方を求める人にオススメしたい1本!
新型ブイコアプロ100(2021)と比較しつつインプレッション!
今回は僕のブイコアプロ100(2021)と打ち比べをしてきたので、スペックによるフィーリングや性能の違いについてもまとめました!
ストリングはいずれもヨネックス・ポリツアープロ1.25mmを張り上げてテストしてきました!
ブイコアプロ97(2021)の打球感:柔らかさの中に芯がある!
・旧型(2019モデル)よりも少し柔らかい打感
・柔らかくなったけど芯も感じる!
・フレームの頼りなさは皆無!
・100よりはホールド感少ない
旧型に比べて少し柔らかい打球感に変化。
しかしその中にもしっかりとした芯がある感じで、ブレは少なくてフレームの頼りなさは皆無。
97/100を比較すると、
97→はっきりとした打感があってボックス系好きな人にフィットしそう
100→より柔らかくてホールド感を重視したい人向け
って感じでしたね!
多分旧型の97/100よりも2本の違いは大きくなってるみたいです!
インパクトの手応え:旧型よりも軽い感触で打てるようになった
VCORE PRO97 2021年モデルは打球感的には柔らかくなりつつも、インパクトでの手応えが軽くなったことで楽に振り抜けるように感じました!
普通柔らかいフレームになるほど、ボールが長い時間食いつくとか手応えが重くなるとか感じやすくなるのですが・・・
これが2G Namd Flex-Forceとかの効果なのかも!
ブイコアプロ97(2021)の性能をインプレ!
反発力 楽じゃないけど振れればOK!
スピン 引っかかり感はそこそこ
面安定性 強打してもブレない安心感
振り抜き 重さを感じさせない振りやすさ
操作性 一般男性の筋力なら無問題
パワー:反発力はほどほどだけど振れれば飛んでくれる!
たこ焼きさん(@takoyaki1121)のビッグサーブを実際に受けたり動画を何回も何回も見た効果なのか、昨日はいい感じにサーブを打つことが出来ました!(新VCP97使用)
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) September 26, 2021
✅肩甲骨を内転させすぎない
✅ひねりすぎない
✅動きの流れを止めない/タメない
上手い人から学ぶ!吸収する!
改めて大切さを実感。 pic.twitter.com/USZwpPPeP8
歴代モデルからも共通している部分ですが、反発力で勝手にボールを飛ばしてくれるラケットではないです。
なんですけど・・・歴代モデルよりもインパクトで軽い感触で打ち抜きやすくなったおかげで、ボールの飛びはよくなったように感じました!
ポリツアープロ1.25mmだと、意外にも100より97の方がパワーロスしにくくスピードが出しやすいですね!
ツイートのように、フラット系のサーブなんてすっごい気持ちよく打ち抜けますよ!
スピン:引っかかりは控えめ!こするようなスピンはNG。
歴代モデルの中でもスピン量(回転数)は出しやすくなっていると思いますが、引っかかり感が強いワケではないのでこするようなスピンはNG。
そこはやはりボールを潰すような厚い当たり・ハードヒットでの方がラケットの良さ・性能が発揮されやすいのは間違いないですね。
弾道の上がりやすさ:100>>97>97D
推進力の出しやすさ:97≧97D>100
弾道の上がりやすさは100がダントツで良いのですが、前への推進力が若干出にくい印象もありました。
97は、ほど良く弾道の高さを出しつつスピードも落とさずに攻めたい・・・そういったプレイヤーにはすごくフィットするはず!
ブイコアプロ97(2021)の高評価ポイント
・柔らかさとしっかり感のバランス
・パワーロスの少ないインパクト
・鋭い振り抜き
・前作からの移行も問題なし
これまでよりも柔らかい打球感なのに、インパクトでのパワーロスやブレを感じにくくスピードも出しやすいというのが最大のセールスポイントですね!
97平方インチ+21mmフラットのフレームは空気抵抗も少なく、薄ラケらしい気持ち良い振り抜きが可能!
前作VCORE PROからの移行も問題なさそう
そして前作VCORE PRO97/100から乗り換えるなら新型ブイコアプロ97がオススメ!
今回の打ち比べのイメージを図にしたものがこちら。
旧型ブイコアプロ97も旧型ブイコアプロ100も、性能や感触的に近いのは新型の97だと思いますね。
そのくらい新型の100や柔らかくて楽に飛ばせるようになっているので・・・やっぱり良くも悪くも別物って感じ!
ブイコアプロ97(2021)の低評価ポイント
・ボールの引っかかり感が控えめ
・全体的なアシストも控えめ
強いて挙げるならこの2点かな?という感じですね。
100に比べるとクロスストリングが少し密な配置になっていることもあってか、ボールの持ち上がりは控えめの印象。
21mmに厚みが増えたとは言え、アシストが劇的に増えたワケではないという点も注意。
あくまでも攻撃的なスイングで攻めるのがメインのラケットであり、ディフェンシブなプレーの割合が多いとこのブイコアプロ97の良さが発揮されにくいのではないかなぁ・・・と感じました。
仕様・スペック:YONEX VCORE PRO 97 2021
#精密軌道コントロール
— yonex.co.jp (@yonex_jp) September 17, 2021
新VCORE PRO、いよいよ発売!
➡️ https://t.co/0Vg7OZkGQF
同時発売のストリング「POLYTOUR REV」の新色にも注目!
➡️ https://t.co/0GSDO3UPVC#Vコアプロ #VCOREPRO #テニスラケット #yonex #ヨネックス pic.twitter.com/qislGzT7UO
モデル名 | YONEX ブイコアプロ 97 |
フェイス サイズ | 97平方インチ |
重量 | 310g |
バランス | 310mm |
フレーム 厚さ | 21mm フラット |
フレーム 形状 | ボックス |
長さ | 27 |
ストリング パターン | 16/19 |
RA値 (Stiffness) | 60 |
※RA値に関してはTennis Warehouseに掲載されている数値を引用。
2021年モデルの搭載テクノロジー
搭載されているテクノロジーや変化したポイントについてはこちらの記事をチェック!