どうも、EZONE98を買ってシャポバロフのようなキレキレショットを打ち込みたかったコトウダマサト(@advntg_kotodama)です。
※そう簡単にはシャポれなかったのであるw
『現行のEZONEとDRって似てるの?』
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) April 21, 2022
っていうのがここ数年繰り返し議論されているようなので・・・取り急ぎ記事にしようと思います!! pic.twitter.com/3rXmPbpY2j
『新型EZONEはDRに近づきましたね!』
『EZONE DRからも乗り換えられるかも』
『DRは名器で離れられない人もいる』
インプレ記事や動画を見ていると、2015年発売のEZONE DRに似ているのかどうか?というコメントがよく出てきます。
この疑問を解決するため、同じストリング・同じテンションで張ったEZONE DR98、EZONE98(2022年モデル)、EZONE Ai98(2012年モデル)の3本を打ち比べしてきました!
結論から言うと、DRと現行モデルは共通点は多少あるものの正直別物と考えるべきラケットです!
・3種類のEZONE98打ち比べ
・DRと現行モデルは正直別物!
・そもそもスペック自体違う
・フェイス形状が全然違う!
・過剰に期待するのは避けるべき
・セッティングについても考察!
ラケットセンサーを用いたデータ比較なども織り交ぜつつ、なぜこのような結論に至ったのかを解説していきます!
・DRから乗り換え検討中
・新型EZONEが気になってる
・2本の違いをはっきりさせたい
EZONE DR98と新型EZONE98は似てるのか
テニス用品のインプレ動画と言えばラフィノさん。
新型EZONE(2022年モデル)の動画内でこのようなコメントがありました。
・EZONE DRにより近い打球感
・DRから変えられない人もいる
・2020モデルもDRに近づいたと評判
動画内に複数回”EZONE DR”が登場するのです。
2015年頃に発売された「EZONE DR」に似ているかどうか?というのが、EZONEのインプレにおいてはひとつのキーポイントになっている感じすらあります。
海外の有名なあのアニキも、現行モデルがDRに似てるのか?っていう切り口の動画をアップしています。
っていうことでこの記事が生まれたのです。笑
結論:共通点はあるがそれほど似ていない
実際に同じセッティング+同じショットで打ち比べた結果、現行EZONEとEZONE DRは共通点はあるもののそれほど似てはいないという結論になりました!
『現行はDRに似てるから良いんでしょ!』と期待しすぎるのはNGだと思います。
DRのような使い心地を目指すのであれば、ストリング選びやカスタマイズを含めて調整をしてあげる必要はあります!
EZONE DR/Ai/2022年モデルの3本を打ち比べ!
自前のEZONE98 2022年に加えて、お友達からDR98とAi98をお借りすることができました!
ストリングはすべてKPIのプロツアー1.23mmを45ポンドで張り上げています。
打球感の違い:DRと2022は柔らかく感じやすい
実際に3本を打ち比べてみると、一番柔らかさを感じやすかったのがDR、次いで2022年モデル(現行)という印象でした。
モールド的にはほぼDRと同じはずのAiはカッチリ感が強く、硬め・ハッキリとした打球感でした。
そのため、DRと2022は比較的近い印象だったものの、Aiだけは別のフィーリングという印象でした。
性能の違い:柔らかい分、反発力は控えめな印象
DRは食いつきが強めな分、軽快に弾いて飛ばす感触は薄いです。
3本の中でも一番しっかり振る必要があるラケットだと感じました。
DRより2022の方が若干ですが、楽に飛ばせるかなという印象でしたね。
軽快なAi、食いつきで調整しやすいDR、パワーと食いつきのバランスの2022年モデルという感じ!
新旧EZONE:なにが違いを生み出しているのか
フィーリング的には意外と違いがあったEZONE x 3本。
一体どこがこの違いを生み出しているのか、改めて考察してみました。
そもそもスペックが違う!
モデル名 | 2022 | DR98 | Ai98 |
フェイス サイズ | 98 | 98 | 98 |
重量 | 305 | 310 | 310 |
バランス | 315 | 310 | 310 |
フレーム厚 [mm] | Max 24.5 min 19.5 | Max 24 min 19 | Max 24 min 19 |
ストリング パターン | 16×19 | 16×19 | 16×19 |
意外と忘れている人がいるかもしれませんが、DRと現行モデルではそもそも重さが違います。
実測値でもDRとAiが312g、2022年モデルが306gでした。
DRが2022年モデルより柔らかく感じやすいのは310gという重さも効いてますね。
フレーム厚は0.5mmの違いだけなので、重さに比べれば影響は小さいと考えています。
フェイス形状が全くの別物!
最大の違いを感じたのはフェイス形状ですね。
DRとAiは3/9時部分が最もボリュームがあり、上下に対称なシルエットになっています。
2022年モデルはトップ寄りにボリュームがあり、下側が若干スリムなので上下非対称という感じ。
写真では分かりにくいと思いますが、実際に見比べると明らかな差を感じるくらい2022年モデルだけ別物感があります!
データ比較+みんなの感想も聞いてみました!
ZEPP TENNIS2というセンサーを用いて、フォアハンドを打った時の球速と回転量を計測しました!
DRはスピンが掛かりやすい傾向があるかも。
[歴代EZONE打ち比べ]
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) April 21, 2022
EZONE98(2022年モデル)、DR98、Ai98の3本を打ち比べ!
ZEPPのテニスセンサーを使って、球速+回転量を数値化してみました!
3人とも最速はAi98でした!
回転量はずぉさんと僕がDR98、やたろう氏は2022という結果に!
考察タイムです!@zuo_tenniskurui @yatarou_tennis pic.twitter.com/FAIg1LDLkZ
ずぉさん | やたろう氏 | コトウダ | |
2022 | 116キロ 1835rpm | 102キロ 1462rpm | 110キロ 1507rpm |
DR98 | 116キロ 1915rpm | 108キロ 1363rpm | 114キロ 1593rpm |
Ai98 | 119キロ 1693rpm | 110キロ 1233rpm | 118キロ 1317rpm |
センサー計測によるデータがこちら。
3人ともAiで最高球速を記録し、回転量は2人がDR、1人が2022年モデルという結果になっています。
そもそも人によって感じ方が大きく異なる打球感
2022年モデルは硬く感じたけど、パワーもしっかり出してくれるかなって気がします!
普段はプレステージで薄いグリップ+片手BHのやたろう氏。
意外とAi98が好みだったらしく、数値的にも110km/h(1233pm)で”ドライブ系ショット”を打ち込んでましたね。
一番好みだったのは2022年モデルでした!笑
ショットのバラつきが減る気がします!
厚いグリップでしっかりスピンをかけるずぉさん的には、最新の2022年モデルが一番しっくりきた模様。
歴代のヨネックスラケットを使ってきたこともあってか、3本のテストにおけるデータもかなりいい数値でまとまってますね!
DR98と2022年モデルは似てると思いますか?
まぁ”はとこ”くらいの距離感じゃないでしょうか!笑
多少なりとも感じ方に方にはそれぞれ差がありましたが、DRと現行の2022年モデルはなんとなく共通する部分がある・・・っぽいということになりそうです。笑
まとめ:EZONE DR98と新型EZONE98は似ているのか
・共通点はあるけど別物と捉えるべき
・フェイス形状が全然違う
・そもそもスペックも違う
・過剰に期待するのはオススメしない
・セッティングで調整して対応しよう!