| ダブルス | ・・・○・ | シングルス |
| ボレー | ・・○・・ | ストローク |
| 低弾道 | ・・○・・ | 高弾道 |
| 多彩さ | ・・○・・ | 安定性 |
| 柔らかい | ・○・・・ | 硬い |
| 片手バック 打ちにくい | ・○・・・ | 片手バック 打ちやすい |
| スイートエリア 先端寄り | ・・○・・ | スイートエリア 手元寄り |
| イージー | ・・・○・ | スパルタン |
約20年に渡りアイデンティティとして変わらずに継承されてきたアエロ独自のシャフト形状を全く新しい形状に刷新したのが今回のピュアアエロ2026最大の変更点。

正直に言って良くも悪くもスピン系黄金スペックのそれではない使用感に変わっていると感じた1本です。
| 【 ピュアアエロ2026の特徴 】 |
| 〇柔らかく掴む打球感 〇ショットのまとまりの良さ 〇食いつきを活かしたドライブ 〇空気抵抗低減 ×アシスト、サポートは減少 ×スピン性能は普通 |
バボラ・ピュアアエロ2026
(Babolat PURE AERO)

ついにモールドを刷新したピュアアエロ2026を買ってテストしてきました!


今作は平べったいアエロ形状のシャフトを卒業、EZONEっぽい感じのシャフト形状へと変化しています。

デザインはグレー+イエローのマット仕上げに変わっており、前作よりはポップな印象になりましたね。

アイデンティティでもあったシャフト形状を手放した最新アエロ、アラフォーになったアドブロが使いこなせるのかどうかチェックしてみました。
スペック/仕様
| モデル名 | PURE AERO 2026 (9代目) |
| フェイス サイズ | 100 inch2 |
| 重量 | 300 g (±7) |
| バランス | 320 mm (±7) |
| スイング ウェイト | 290kg・cm2 (±7) |
| フレーム 厚さ | 23 26 23 |
| 長さ | 27 inch |
| RA値 | 69 (±3) |
| ストリング パターン | 16×19 |
| グリップ サイズ | 1~4 |
| 発売日 | 2026年 2月19日 |
| 価格 | 40,700 |
モールドは刷新されているものの、スペック上の数値の変化はありません。
実測値
| 重量 | 301 g |
| バランス | 320 mm |
| スイング ウェイト | SW288 |
| RA値 | 65 |
今回もライズテニスサービスさんに持ち込み実測値を計ってもらいました。
購入した個体はほぼほぼカタログスペックで、インプレ的には非常にありがたい限りですね。
試したセッティング
| ストリング | PTプロ 1.25 | レクシス スピード 1.25 | RPM ブラスト 1.20 |
| テンション | 45 | 50 | 52 |
| 総重量 | – | – | – |
今回は合計で3つのストリングを試して来ました。

スタンダードなPTプロ125、快適性や軽快な飛びを期待してレクシススピード、シャープなショットを打てるようにしたくてRPMブラスト120を使ってみました。
【打球感】
明らかにホールド感が増加
| 柔らかさ | 1 | 歴代の中でもトップクラス |
| 打ち応え | 1 | 食いつくし手応え強め |
| スイート エリア | 0 | 面100としては標準 |
| 弾き感 | -1 | 反発はあまり感じない |
| 安定感 | 0 | ブレはない |
| 減衰性 | 1 | 振動制御は十分以上 |
| 快適性 | 0 | 全体的にマイルドな感触 |
どのストリングを張っても共通して感じたのは歴代モデルの中でも屈指のホールド感。
トップに柔らかいグロメットを採用したこともあってか、インパクトでボールを掴む感触は非常に強め。
そこから押しを加えるようにしてパワーを伝える感じの打ち方になるので、高剛性なフレームで叩くように打ちやすかった2016・2018アエロと比べると完全に別感触。
ピュアストみたいな打感?

ホールド感が増し、振動減衰も向上、結果としてピュアストライク100にも似た感触になったんじゃないかと感じました。
ある意味では新型ピュアアエロがコントロール系(フィーリング系)ラケットみたいな感触をプラスされたとも言えそう。
実際ピュアストライク100もRA値は68でアエロ100に近く、フレームの断面形状に違いはあるものの似たような打感・球の飛び出し感になっているという印象でしたね。
【性能】
乗せてから放つドライブが好感触
| ストローク | 1 | しっかり振り切れる |
| ボレー | 1 | 食いつきで制御できる |
| サーブ | -1 | 結構きつく感じた |
| ドライブ | 1 | 押しがプラスされて〇 |
| トップスピン | 0 | 自動に掛かる感覚は無い |
| 弾道の高さ | 0 | 普通~僅かに低い |
| スライス | 0 | 悪くないがややキツイ |
| パワー | -1 | 球威は使い手に依存 |
| 操作性 | 0 | 前作同等かやや改善 |
| 振り抜き | 1 | どの方向にも振りやすい |
実際使ってみると明らかに前方向への振り抜きは良くなっており、スピンでもフラットでも違和感なくスイングしやすくなったのは大きなプラス。
一方で前作と比べてラケット自体の性能的なアップデートを感じる部分は少なく、球速もスピン量も結構使い手に依存する感じはしますね。
このラケットだから〇〇が出来る!っていうよりは、プレイヤーのやりたいことを邪魔せず反映してくれるって印象。
スピン量よりも推進力重視

アエロをインプレする上でスピン性能は絶対に触れておかないといけないポイントだと思うんですが、ハッキリ言ってアエロ2026はスピン系黄金スペックっていうカテゴリーには入らないんじゃないかなと思いますね。
ホールド感が良いのもあって、スピン量よりも推進力優位なテイストになってます。
フレームのしなやか方向に変わり、ストリングピッチもやや密、グロメットも普通、ラケット自体が勝手にスピンを掛ける構造にはなってないですね。
インパクトでグググッと押し込みつつ飛びやスピンを加えられる人には合うもののの、反発力も使って飛ばすようなイメージの人には合わないと思います。
性能バランスはSPEEDっぽい

今年も色んなラケットを打ってますが、ピュアアエロ2026の性能バランスってSPEED MPっぽいなと感じましたね。
フレームの厚みも形状も違う2本なんですが、同じような球質・同じような配球がしやすいっていう感じですね。
ただアエロ2026のほうが「この厚みでこの飛びか・・・?」っていうギャップを感じる部分があるかなと。
アエロ2026が合う人
自力でボールに推進力と回転量を加えられるというのが前提にはなるので、必然的にプレーレベルやラリー強度も高い人のほうがフィットしやすいですね。
ある程度ボールの飛びは抑えつつ、しっかり振り切ってプレーしたい・安定性が欲しいと感じる人に試してもらいたい1本。
いわゆる細マッチョ系スペックを使っていて、もう少しだけマイルドさがほしいっていう人には刺さるんじゃないかなと思います。
アエロ2026が合わない人

前作までの歴代ピュアアエロユーザーには正直オススメはしにくいですね。
特に前作2022は代替品も無く、出来ればそのまま使い続けた方が良いのではと思ってしまいますね。
2016・2018アエロを使っている人や、もっとパワーやスピンが欲しいよっていう人にはSX300の方がオススメ。
相性の良いストリング(ガット)
ある程度硬さのあるポリの方が性能は出しやすいと思いますね。
無難に行くならRPMブラスト125で、スピード感と若干の引っ掛かり感をプラス出来て良いと思います。
程良い食いつきと打ち応えを感じながら打ち込みたい人にはアルパワーもありだと思いますね。
ライバル比較
【ライバルラケット】
・SX300
・VCORE100
・AXIS100
・EXTREME MP など
スペックやカテゴリー的にはスピン系黄金スペックとされるモデルが競合にはなります。
ただ性能や使用感を考えるとSPEED MPも比較対象として挙げたい1本。
均一な剛性感やボレーを含めた汎用性を求めるならSPEED、ストロークの強打で押し込みつつ要所でタッチ系などの変化をつけたいならアエロ2026かなと思います。
【個人的評価】
歴代ユーザーにはオススメしづらい
=先入観無く打てる人向け
今回のピュアアエロはモールドが刷新されたこともあり、性能や使用感はこれまでのアエロとは別物。
これは良い面も悪い面もあると思うんですが、歴代アエロのイメージが強い人ほどネガティブに感じやすい部分もありますね。
逆にスペックやモデル名などに対する先入観無しで打てる人なら、マイルドでコントロールがしやすいラケットっていう評価になる可能性もありますね。
総じてピュアストっぽい雰囲気が増えた気がして・・・じゃあピュアストいらんじゃんと笑
ピュアストもそろそろモデルチェンジでしょうし、モールド刷新含め思いっきり変更してほしいですね
個人的な予想ですが2026年の間は賛否両論で、様子見の人が多いまま行くんじゃないかなと思います。
1年ぐらい経ったらようやく評価もまとまってきて、じっくり試しながら2026モデルにスイッチする人が増えてくるような感じになるんじゃないかと。
発売日:2026年2月19日
新型ピュアアエロは2026年2月19日から販売開始されています。













