現行ピュアアエロ、旧型ユーザーが乗り換えない理由を考えてみた。Babolat PURE AERO
今回はピュアアエロの新旧モデルの乗り換えについて語りたいと思います。
今回の記事はこちらの動画の内容を簡潔にまとめたものとなっています。
現行PA98は「薄味でど真ん中」

現行のピュアアエロ98、使ってみると良い意味で普通なラケットだなと感じます。
飛び感もレスポンスも程よくて、スピンも掛かり過ぎず掛からな過ぎず。
剛性感は現行アエロ100より少しあるので、パワーロスせずに素直に飛んでくれる印象です。
ウインザーさんの動画とかを見てるとアエロ98は売上上位に入ってるんですよね。
もちろんアルカラス人気の影響は大きいと思いますが、実際に使ってみて「良いじゃん」となった一般プレイヤーも結構多かったんじゃないかなと想像してます。
じゃあ旧型ユーザーはなんで移行しないのか
ここが今回のお題です。
「ストリングで調整すればなんとかなるのでは?」という声もありますが、僕はちょっと違うかなと思っていて。
まず前提として、現行と前作では立ち位置がだいぶ違います。
前作PA98は”一部の人向け”だった
前作のPA98やVS(98)は、正直そこまで売上上位というわけじゃなかったですよね。
当時は100がメインで、一部の人が98を使うというくらいのバランス感。
それが現行になると100と98の比率が近くなり、むしろイメージ的には98が引っ張ってる形になってきたようにも感じています。
理由のひとつは、前作PA98がかなりハードスペックだったこと。

パワフルに叩ける人じゃないと恩恵を感じにくいモデルで、そもそも前作は100の時点でより競技者向けになってました。
それと比べると現行の98は普通に扱える優等生タイプ。
ちなみに現行100の方はもう完全に別物になっていて、前作を数ヶ月使っただけの僕から見ても「これは乗り換え厳しいな」と感じるレベルです。
モールドが変わったのが一番デカい

「ストリングでなんとか寄せられないの?」という話、気持ちはわかるんですが今回はモールド(形状)自体が変わっているのが大きいと思っています。
2023年モデルまでのようにモールドは同じで剛性や素材・グロメット形状の違い、というレベルの差ならまだストリングでの調整も効きやすかったのだと思います。
しかしモールド(形状)が変われば挙動が変わり、挙動が変われば打感も変わる。
そうなるとストリングだけで感触を寄せるのはやっぱり難しい。

それに加えてそもそもアエロ(ピュアドラも含めて)を使ってる層って、そんなに冒険したい人が多いわけじゃないと思うんですよね。
ストリングをあれこれ試してアジャストして…という金銭的・時間的コストを、わざわざ掛けたくない人も一定数いるはずです。
「圧倒的なアドバンテージ」がないと道具は変えない
以前プロの選手に話を聞いた時に「ちょっと良いくらいじゃ道具は変えない」と言っていたのが印象的でした。
感覚が変わったりアジャストに時間がかかったりする以上、それを超える圧倒的なアドバンテージがない限り道具は変えない、と。
実際僕の友人にも前作PA100ユーザーがいるんですが、市場に残ってる前作を探して確保してる、なんて話もあるくらいです。
まとめ

今回は新旧ピュアアエロについてでした。
現行98が「薄味でど真ん中」な立ち位置というのは僕も同意で、スピンコンセプトを謳っているのがむしろ邪魔に感じるくらい。
この扱いやすさこそが売上上位の理由なんじゃないかなと推測しています。
歴代モデルと比べると現行モデルの使用感はもう別物。
モールドも変わっているので、ストリング調整で寄せようとしても限界があります。
そこまで頑張るくらいなら、今使ってるものを使い続ける方が自然、という判断になるのも納得です。
このあたりはラケットのモデルサイクルにも関わってくる話で、今は3年サイクルが主流ですが、今後どうなっていくのか個人的には結構気になっています。
皆さんはどう思いますか?

テニス系ブロガー
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代後半男性
・テニス歴23年
・オールラウンド器用貧乏
・累計購入ラケット約120本
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