ルキシロン4GとバボラRPMブラストをハイブリッド!
今回は当ブログで初めてのポリエステル+ポリエステルのハイブリッドをテストしてみました!
今回はメインにルキシロンの4G、クロスにバボラのRPMブラストを組み合わせてみました!
どちらもピュアドライブに組み合わせて感触が良かったポリエステル。
4Gで若干の柔らかさを出しつつRPMブラストでスピン性能を高められるのではないか?という狙いでハイブリッドにしました!
P・クエバスがポリxポリのハイブリッド使用。
Embed from Getty Imagesベテラン選手であるウルグアイのパブロ・クエバスはポリxポリを使っていたようです。
あるシーズンでは縦にアルパワー、横に4Gという組み合わせを使用していました。クエバスのセッティングもヒントにして、自分なりに調整して4GxRPMブラストにしてみました。
・4G+RPMブラストをハイブリッド
・柔らかさとスピン性能が出せるのでは?
・クエバスなどがポリxポリハイブリッド
セッティング:FX500に45ポンド
ラケット | ダンロップ FX500 |
縦糸 | ルキシロン 4G (1.30mm) |
横糸 | バボラ RPMブラスト (1.25mm) |
テンション | 45ポンド |
重量増加 | +17.3g |
硬め(RA71)のフレームであるFX500に張り上げ。
2本張りになる事と、4Gが1.30mmということもあって重量増加は+17.3gとポリ(1.25mm)単張よりも約1gほど重たくなっています。
横糸にRPMブラストを選んだのは、表面の滑りに優れているのでストリングが良く動いてスピンが掛かるのではないか?という理由から。
インプレ:硬めの打感+引っ掛かり感
屋外オムニコート、気温は約16℃、ボールはSt.Jamesを使用し、ダブルス練習をやってきました。
実際に使ってみると、予想よりも硬めの打感でスピンを掛けやすい感触に仕上がりました!
打球感:想像よりも硬めでシャープな印象
打球感はカッチリしていて若干硬め、パワーが無駄なく伝わる印象でスピードが出しやすかったです。特にゆっくりなスイングでは食いつき感は薄く、最小限の食いつきからシャープに球が飛び出して行きました。
硬さが気にはなったものの、手応えはそれほど重くなく振り抜きやすかったです。
反発力:ロスが少なく、飛びは悪くない
ストリング自体のアシストは少なめで、ハードではないものの楽も出来ませんでした!
RPMブラスト1.25mmの飛びを、4G1.30mmで抑え込んでいるような感じをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
スピン:持ち上がり+回転量も十分
このハイブリッドで1番ハッキリ感じたのはスピン性能の高さ。
弾道の上げやすさ、スピンの掛けやすさは大満足!!
スピンで攻め込むも良し、弾道を上げてしのぐのも良し。
ただし中途半端なスイングだとボールが抜けるような感じでアウトしてしまう事もあったので、振ってこそ良さが出るハイブリッドですね。
耐摩耗性:4Gが少し削れやすいかも?
1.5時間ほどダブルスで使用し、縦糸の4Gに少しだけノッチが出来ていました。耐摩耗性としては4G単体とほぼ同じだと思われます。
耐久性を高めたい人はRPMブラストを縦糸にしてみるのもありかもしれません。
・予想よりもカッチリ硬めの打感
・手応えは重くなく振り切れる
・スピンはしっかり掛かる!
・振ってこそ良さが出る
・耐摩耗性は4G同等レベル
気になる点:人によってはデメリットばかり?
今回のハイブリッドで気になったのは2つ。
①結構硬めの打球感は負担あり
今回はFX500(RA71)と組みわせた事もあり打球感は硬めで、僕は多少肘にハリや痛みを感じてしまいました。
手首・肘などに不安がある人には、積極的にはオススメ出来ないかもしれません。(大半のポリはオススメ出来ないと思いますが。)
②硬さもスピン性能も単張が上かも?
今回のハイブリッドをネガティブな表現をすると、4G1.30mm単張ほど柔らかくはなく、RPMブラスト1.25mm単張ほどスピン性能は高くはないかもしれません。柔らかさも100点、スピンも100点とはなかなか行かないものなので、そこは要注意ですね。
オススメ:4Gにスピン性能を足したい人!
普段から4Gを使っていて、もっとスピン性能をプラスしたい!!という人にオススメしたいですね。ブラストのハリ感と滑りによって、今まで以上のスピン&スピードのボールが打てるはずです!
これ以外にもハイブリッドのセッティングを多数インプレしていますので、比較検討のヒントとしてぜひご活用下さい!
まとめ:硬めの打感、高いスピン性能
・打球感は硬めでシャープ
・ホールド感はそこそこ
・振るほどスピン&スピード出る
・耐久性は4G同等
・4Gにスピンをプラスしたい人向け!