・アルテンゴのハイブリッド
・1.12mmの極細ゲージ採用
・ナイロンとケブラーの組合せ
・柔らかく掴む打球感
・復元力がかなり控えめ
・1,500円以下と低価格
モンフィスとの契約などで知名度を上げたフランス発のテニスブランド:アルテンゴ(ARTENGO)。
今回はそのアルテンゴから販売されているハイブリッドストリング:TA590(HYBRID CONTROL)の感想をまとめました!
反発力自体は控えめにはなっているものの、柔らかい打球感と購入しやすい低価格を実現した”意外と普通に使える“ハイブリッドストリングです!
アルテンゴ(ARTENGO) TA590
ケブラーとナイロンマルチのハイブリッドストリング
製品名 | ARTENGO TA590 HYBRID CONTROL |
素材 | アラミド系 ナイロン系 |
太さ | 1.12mm 1.24mm |
断面形状 | 丸型 |
価格 | 1,490円 |
ひとつのパッケージに1.12mmのアラミド系(ケブラー)素材のストリングが6m、1.24mmのナイロンマルチが6m入っているハイブリッドストリング。
アガシが使っていたことで有名だったケブラー素材のストリングなんですが、ストリングマシンでテンションをかけても全くと言って良いほど伸びません。笑
さらに繊維が強すぎて、ニッパーではブチンと切ることができず・・・ハサミで切断しました。
セッティング:BEAST DB100に張り上げてインプレ
メイン | アラミド系 1.12mm |
クロス | ナイロン系 1.24mm |
ラケット | BEAST DB100 280g |
テンション | 45ポンド |
重量増加 | +12.1g |
今回はBEAST DB100 (280g)のカスタムバージョンに張り上げてみました。
張り上げ重量は+12.1gしか増えておらず(※通常ポリなら15-16g前後、ナイロンでも14-15g前後)、かなり軽いストリングであることが分かります。
TA590の使い心地をインプレッション!
食いつき
反発力
引っかかり
表面の滑り
耐摩耗性
性能維持
打球感:柔らかく包み込むような感触
「ケブラー=伸びないから硬い」というイメージを持っていたんですが、実際に打ってみるとかなり柔らかめの打球感に仕上がっていました。
ゆっくり振ってもボールが乗っかる感じ、ストリング面がたわむ感触があり、プレーレベルに関係なく柔さを味わえるストリングだと思います。
性能:コントロールはしやすいけど反発力無し
柔らかい打球感によってボールとの接触時間が長く感じられるので、ショットの制御やコントロールはしやすく感じました。
一方で反発力によって弾き飛ばす感覚はかなり控えめ。
他のストリングではあまり感じたことのない、独特の性能や使い心地になっていると思います。
セッティングのポイント:底打ち感が欲しい人向け
柔らかくボールが乗る感触がある一方、ストリングが復元する感覚が非常に薄く”底打ち感”が長く感じるのが特徴のこのハイブリッド。
・柔らかいポリが好き
・でも手応えが重いのは嫌い
・ナイロン単張が合わない
こういった条件に当てはまる人には一度試してみていただきたいストリングですね!
まとめ:アルテンゴ TA590
・掴み感の強いハイブリッド
・制御のしやすい打球感
・底打ち感が強い使用感
・低価格で購入しやすい
・反発力はかなり控えめ