どうも、ナチュラルガットを使い始めて沼にハマりそうになっているコトウダマサト(@advntg_kotodama)です。
「ナチュラルを試してみたい」
「でもコストは抑えたい」
「製品選びで失敗したくない」
そんな要望にしっかり応えてくれるナチュラルガットの普及版『バボラ・タッチトニック(Babolat TOUCH TONIC)』をインプレしていきます!
1万円を超えるナチュラル製品が多い中、楽天市場なら4,000円台で入手可能なのがこのバボラ・トニックの大きな特徴。
スッキリとした弾きによるパワーはありつつも、ナチュラル未経験者でもアジャストしやすい使用感も魅力となっています。
ナチュラルの良さを味わいつつも、実戦で使い込んでいける製品をお探しの方にタッチトニックは非常にオススメ!
ロットごとの品質のバラつき、今後の価格上昇の噂などのネガティブ要素は多少あるものの、それを差し引いても十分に魅力的な1張りです!
メリット | デメリット |
・ナチュラルでは低価格 ・比較的取り扱いが楽 ・弾きがいい、反発力 ・スッキリした打感 ・繊維がほつれにくい ・未経験者にもおすすめ |
・食いつきは控えめ ・感動は少ない ・ロットによる品質差 |
この記事では『バボラ・タッチトニック』を徹底的に解説させて頂きます!
・ナチュラルデビューをしたい
・継続的にナチュラルを使いたい
・ポリとのハイブリッドを検討中
・ラケットに弾きをプラスしたい
・フラット系の伸びが欲しい
バボラ タッチトニック
(旧トニックプラス)
ナチュラルストリングの普及版。
https://www.babolat.com/jp/%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF-12m/201032.html
コストパフォーマンスに優れたナチュラルストリング。
飛びと耐久性を求めるプレーヤーに。
ナチュラルガット市場でも高いシェアを誇るバボラ(Babolat)。
今回インプレするタッチトニック(旧トニックプラス)は、価格を抑えた普及版となっています。
タッチトニックのスペック/仕様
モデル名 | Babolat TOUCH TONIC |
素材 | ナチュラル |
太さ | 1.25mm 1.30mm 1.40mm |
長さ | 12m |
生産国 | フランス |
価格 | ¥6,050 |
タッチトニックの特徴:ツルツル表面で扱いやすい
これまでにインプレしてきたナチュラルガットを並べてみると、トニックは透明感が強く表面の凹凸が少なくなっています。
タッチVSはもう少し白色がかっており、繊維っぽさを強く感じます。
Penz Gut ZEROは明らかに黄色味が強くなっていて、表面も凸凹が多く繊維っぽさがあります。
セッティング:ポリとのハイブリッドにして使用
ラケット | プリンス TOUR100 290g |
メイン ストリング | バボラ タッチトニック 1.30mm |
クロス ストリング | プリンス ファントムタッチ 1.24mm |
テンション | 45ポンド |
重量増加 | +15.9g |
ラケットは290g/325mm/SW290にチューンアップしたPrince TOUR100を使用。
インプレ:弾きによるパワーアップ!
食いつき
反発力
引っかかり
表面の滑り
耐摩耗性
性能維持
打球感:芯のあるシャープな感触
インパクト時にほどよくたわみはするものの、芯のあるシャープ/クリアな打球感になっています。
レスポンスが良く、速いスイングでボールを打ち抜いた時に特に気持ち良さを感じる事が出来ました!
タッチVS、Penz Gut ZEROに比べるとしっかり感が強く、柔らかさは若干控えめという印象。
性能:弾きが良く球速が出しやすい
タッチトニックはボールの弾きが良く、球速を出しやすく感じました!
表面がツルツルだからなのか、球離れもスッキリしている印象でした。
ボールの引っかかりは若干弱めになっていて、擦るよりも後ろから前のスイングを心がける方がストリングの良さが発揮されやすいですね。
耐久性・耐摩耗性は高め!安心してシバける!
数時間使用しても繊維のほつれ・ほどける事がほとんどなく、ナチュラルガットとしては高い耐摩耗性・耐久性を持っています。
ナチュラルらしさよりもボールスピードが魅力。
タッチトニックの魅力は、ナチュラルの中でもボールスピードを出しやすいという点だと思います!
ナチュラル特有の大きなたわみ・強い復元力に関しては若干控えめとなっています。
そのかわりにポリ/ナイロンユーザーでも違和感が少なく、移行がしやすいのがタッチトニックのメリットとも言えるでしょう。
メリット・デメリットまとめ!
・クリアな打球感
・打球速度を出しやすい
・サーブもアシストを感じる
・ナチュラルの中では低価格
・繊維がほつれにくい
・ナイロンからも移行しやすい
・ストリンギングがしやすい
スッキリとした打球感+スピード感だけでなく、価格の安さ+耐久性も大きなメリットになっているタッチトニック。
コストを抑え、ナチュラルガットを実戦でガンガン使い倒していきたい人に最適な1張りです!
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・ナチュラルらしさが控えめ
・復元力はそこそこ
・ロットによるバラつきがあるらしい
打球感や使用感は”ナチュラルらしさ”は控えめになっているので、食いつき+復元力を最大限味わいたいならタッチVSの方がオススメ。
またテニス仲間の話によるとロットによる品質差もあるみたいなので、多少のバラつきは覚悟しておいた方がいいのかもしれません。
動画インプレはこちら!
みんなの感想/口コミ
※準備中
タッチトニックのライバルはPenz Gut ZERO
普及版ナチュラルガットしてこれまではほぼ独壇場だったバボラ・タッチトニックでしたが、ラケットラボのぺんてぃさんが企画したPenz Gut ZEROが新たに市場に登場。
低価格帯ナチュラルガットの覇権争いに変化が起こりそうな予感がします!
モデル名 | TOUCH TONIC | PGZ |
---|---|---|
食いつき | △ | ◎ |
反発力 | ◎ | ○ |
引っ掛かり | △ | △ |
表面の滑り | ○ | × |
耐摩耗性 | ○ | △ |
性能維持 | ◎ | ○ |
コスパ | ◎ | ◎ |
この2つを比較すると食いつきの良さを感じやすいのはPGZ、耐久性や表面の滑りではトニックが有利という感じ。
「とりあえずナチュラルがどんなものか味わってみたい」って人ならPGZを、「ポリとのハイブリッドで練習/試合で使い倒したい」っていう実戦派にはトニックがオススメ。
コスパ的には(ナチュラルとしては)どちらも高い水準にあり、一般プレイヤーには十分価格以上のメリットをもたらしてくれるはずです。
ナイロンで打感が近いものを強いて挙げるとするなら
タッチトニックのスッキリとした弾きの強い打球感、これに似た部分があるナイロンストリングをいくつかピックアップしてみました。
まずはテクニファイバーのXR3。
柔らかさの中にスッキリとした弾き感が得られるナイロンマルチなので、使用感の面ではある程度のトニックとの互換性があると言えそう。
ただし表面がほつれやすく(※X-ONEほどじゃないにしても)、頻繁な張り替えが必要になるという点は想定しておくべきポイント。
ナイロンマルチながらもハリがあって弾きを感じ取りやすいダンロップ・アイコニックオールも、トニックと一部共通するフィーリングをもった1張り。
弾きによるスピードの出しやすさは似ているので、毎回トニックはきつい・・・と感じているならIC ALLを試してみるのも手かもしれません。
食いつきはそれほど強くないので、太いゲージを選ぶなどの工夫は必要かもしれません。
表面に低摩擦コーティングが施されている事で、スッキリとした球離れを実現しているベロシティマルチ。
打球感自体は柔らかいのに、コーティングのおかげで球離れも良い・・・このバランスはナチュラルユーザーでも好きな人が多いのではないでしょうか。
トニックよりももう少し柔らかさ、低単価を求める人にオススメ。
バボラ タッチトニック:まとめ
・普及版ナチュラルガットの代表作
・スッキリした弾きによるパワー!
・繊維がほつれにくく耐久性あり
・ナチュラル未経験者もアジャストしやすい
・実戦で継続的に使用したい人向け!