今回はグリップの滑りを抑制する便利アイテムである『チョークレス(CHALKLESS)』をインプレッション。
ビックリするくらいの撥水性を発揮し、汗を大量にかく真夏でもサラサラな握り心地をキープすることが出来る魔法の粉!
メリット |
サラサラな握り心地をキープ グリップ力が落ちにくい パッと出してパッと使える 汗を弾いてヌルヌルしない 肌が痛くなりにくい ラケットが汚れにくい |
デメリット |
元のグリップ力以上にはならない 体感では4ゲーム毎に塗りたい ドライグリップには合わない 競合に比べると高めの価格 |
ドライな感触を引き出しやすく、特に真夏でもウェットタイプのグリップテープを快適に使いたい人にオススメのアイテムです。
CHALKLESS (チョークレス)を本音レビュー
今回はありがたいことに提供案件を頂きました!
この度ご提供頂いたのは革新的な滑り止めと謳うCHALKLESS(チョークレス)という製品です。
提供案件とは言え嘘が言えない私アドブロ、数週間に渡り様々な環境でテストしてきましたのでいつも通り良かった所もイマイチに感じた所もしっかりレビューさせて頂きます。
成分はシリカを使用
モデル名 | CHALKLESS チョークレス |
成分 | シリカ |
重量 | 8g(ボトル) 75g(詰め替え) |
原産国 | ドイツ |
価格 | 3,520円(ボトル) 16,500円(詰め替え) |
市販の滑り止めに多く使われているのは炭酸マグネシウムや松脂(松ヤニ)などの粉末なのですが、このチョークレスに使用されている成分はシリカ。
特徴:親油性と疎水性を融合
チョークレスの革新的な技術は、「親油性(脂を吸収する性質)」と「疎水性(水分をはじく性質)」という相反する性質を融合させたことです。
この斬新な2つの組み合わせが、グリップ力をより高いレベルのものにします。 まず「滑り」の原因となる皮膚表面の皮脂を吸収し、次に汗や水などの水分をはじき飛ばすのです。 モンスターパウダーを手やゴルフグリップ、などの表面に擦りこむと、非常に薄くて透明な「コーティング(膜)」が形成されます。
このコーティングが手とそれに触れる物の表面の両方に働きかけ、強力かつ持続力のあるグリップ力をもたらします。 モンスターパウダーは、地上で最も軽い個体の一つであるシリカで作られています。
https://chalkless.jp/feature/
チョークレスの特徴は皮脂は吸収+水は弾くことにより高いグリップ力を引き出すというもの。
提供案件の滑り止めなんですが、手のひらに塗ってみたらとんでもない撥水性🤩
— アドブロ / コトウダマサト(TRUEMAN) (@ADVNTG_kotodama) August 4, 2024
(暗くて見づらいのすみません)
汗かく前にこれを塗っておけば、汗かく夏場も安心かも?
動画と記事にする予定! pic.twitter.com/KXR1gHJHJ7
実際に使ってみた映像がこの動画なんですが、チョークレスを塗ると水が大きな塊状になったまま手のひらの上を滑る滑る!
なんかちょっと合成映像みたいですよね!
透明で軽量な粒
実際の中身を見てみるとビックリするくらい透明で軽量。
最初は「ちゃんと粉出てきてる?」と焦ったほど。
(なので薄暗い環境だとどのくらい出たか分からないかもw)
細かい粉ではなく、丸くて小さいビーズ状のツブツブになっていますね。
※全然見えないと思うのですが、手の中央部分にティースプーン1杯分ほど出してあります。
使用感:サラサラな握り心地
ティースプーン1杯分ほどを手に出してすり込むと、最初のツブツブ感がなくなって手のひら全体がサラサラで乾いた状態になります。
ほんのり手の表面が粉で白くなっているような感じになります。
その状態でグリップを握ってみると、ウェットタイプのグリップテープでもサラサラ+ドライな感じがしてちょっと不思議な感じ。
性能:ヌルヌル滑る感じを抑制
最初はサラッサラの状態なんですが、しばらく使っているとドライ感が落ち着いて来てグリップ力が発揮されるようになってきます。
汗をかいてもヌルヌルするような感じが少なく、グリップの滑りを抑える事が出来ます。
グリップ力:あくまでサポートという印象
最初はサラサラ+ドライでグリップ力は強くないのですが、しばらくして表面の粉が落ち着くと皮膚の脂や水分が一緒に落ちるのかグリップ力を発揮するようになります。
ただ摩擦力の大きさは、元の状態よりも強くなるとことは無いように感じますね。
元々のグリップ力を10とした時に汗をかくと5~4とかまで下がってしまうのを、チョークレスを使えば7~9くらいに抑制してくれるよねという感じでした。
例えば松ヤニ入りの滑り止めみたいに元々の摩擦力が10だったのを12とか15とか高めようっていう製品とは違う使い心地ですね。
持続力:個人的には4ゲームくらいで追加
使用するグリップテープや環境、汗をかく量など個人によって効果の持続力はかなり差が出ると思いますが、僕個人としては真夏だと4ゲームくらいで効果を感じにくくなるかなといった印象でした。
1ゲーム目はサラサラ、次のゲームくらいで落ち着いて来て残り2ゲームでグリップ力を発揮するような感じ。
グリップテープとの相性が重要
チョークレスを使うならウェットタイプのグリップテープがマストだと思いますね。
というのもドライタイプのグリップにチョークレスを使うとサラサラ過ぎて、特につけたばかりのタイミングだと摩擦力が低すぎてすっぽ抜けそうで怖いです。笑
ヨネックスのウェットスーパー、ウイルソンのプロオーバーなどウェットタイプのグリップテープとセットで使うのが良さそうです。
メリット:サラサラでドライな感触
・サラサラな握り心地をキープ
・グリップ力が落ちにくくなる
・パッと出してパッと使える
・汗を弾いてヌルヌルしない
・肌が痛くなりにくい
・ラケットが汚れにくい
チョークレスのメリットはさらっとドライな握り心地を引き出せることと、汗によるグリップ力の低下を抑えられるというのが大きいと思いますね。
また通常の滑り止めのようのな肌のツッパリ感や痛みはほぼ皆無ですし、フレームを汚すこともほとんどありませんでした。
デメリット:ドライグリップには合わない
・元のグリップ力以上にはならない
・体感では4ゲーム毎に塗りたい
・ドライグリップには合わない
・競合に比べると高めの価格
画期的なコンセプトの製品ではあるものの、いわゆる滑り止めと比べるとグリップ力の増強という点では劣るように感じました。
ドライタイプではグリップ力が低くなりすぎる可能性もあるので、ウェットタイプのグリップと組み合わせるのがオススメですね。
チョークレス:使い方のコツ
僕はドライグリップを使っていることもあってか、チョークレスを使っても期待したほどのグリップ力を発揮出来なかったので上手な使い方のコツを担当者にお伺いしてみました。
量と回数を調整しよう
・手が乾いた状態で使う
・汗をかきやすい人は量を多めに
・個人差があるので回数も要調整
チョークレスの効果を発揮するには手が乾いた状態で使用しないといけないそうです。
手が汗や水でぬれた状態で使用してしまうと、粉がダマになってしまうとのこと。
使用する前、そして途中で付け足す時にも乾いたタオルで手を拭いてからチョークレスを使う必要があります。
またグリップ力を感じにくい人、汗をかきやすい人は多めに使用したほうが効果を実感しやすいみたいです。
個人差もあるので、それぞれにあった回数や頻度などを調整しながら見つけましょう。
みんなの感想/口コミ
チョークレス、色んな場所と環境で使ってきましたのでようやく記事にまとめられそうです。
— アドブロ / コトウダマサト(TRUEMAN) (@ADVNTG_kotodama) August 29, 2024
粒が透明で最初は手に出したのが分からなかったです(笑) pic.twitter.com/maOpEg0yrX
このチョークレスを一緒に練習した人に試してもらったりもしたので、その時の感想をザックリまとめると以下の通りでした。
・サラサラしててグリップするか疑問
・しばらく使ってるとネチャっとグリップする
・効果は1セット持たないと感じた
・面白いアイテムだと思う
・予想よりグリップしない
・日によって効果が違う?
・価格は高いと思った
サラサラでドライな握り心地になってビックリする人が多かったように感じましたね。
またグリップ力に関しては予想よりも控えめと感じるようなので、チョークレスを使うならグリップテープ選びもまたちょっと変わってくるかもしれませんね。