・世界で活躍する西岡良仁選手特集!
・使用しているラケットはVCORE98
・ペイントジョブだったのが変化!!
・ナチュラルxPTプロのハイブリッド
Cover Picture : “2015 US Open Tennis – Qualies – Yoshihito Nishioka (JPN) [23] def. Daniel Nguyen (USA)” by Steven Pisano is licensed under CC BY 2.0.
世界で活躍する西岡良仁選手とは?
現在、日本男子テニス界を背負って立つ存在となっている西岡良仁選手。
名前 Name | 西岡 良仁 Nishioka Yoshihito |
誕生日 Birthday | 1995.9.27 |
身長 Height | 170 cm |
体重 Weight | 64 kg |
利き手 Plays | 左 |
バックハンド Backhand | 両手打ち |
出生地 Birthplace | 三重県 |
居住地 Residence | 三重県 |
コーチ Coach | 高田充 (公式ブログ:こちら) |
キャリアハイ ランキング Career-high | 33 (2023.1.9) |
身長170cm、体重64kgという数字だけをみると、本当に普通の一般成人の体格と言っても良いぐらいですよね。
180cm台が普通、190cm以上の選手も珍しくはないATPツアーの中ではとびきり小柄な選手の1人です。
2023年にはキャリアハイとなる世界ランキング33位を達成し、全豪オープンにはシード選手として出場しています。
ATPツアーで活躍する小柄な選手たち
ちなみにトップ100で180cm未満の選手は
(パッと調べた限りですが)
5位 錦織圭 178cm
24位 ディエゴ・シュワルツマン 170cm
39位 ラドゥ・アルボット 175cm
44位 ダニエル・エヴァンス 175cm
73位 コールシュライバー 178cm
83位 コランタン・ムーテ 175cm
89位 トーマス・ファビアーノ 173cm
97位 マッケンジー・マクドナルド 178cm
(※2019年8月時点)
こんな感じ。
西岡選手はシュワルツマンと並んで170cmで、トップ100の選手では最小。
うむ、錦織選手が大きく見えてきたぞ。笑
体格的な不利を言い訳にせず、世界で活躍する西岡選手。
そんな西岡選手の使用しているラケット・ストリングについて、今回は調べてみました!
一般プレイヤーの僕たちにも参考になるポイントがあるかも!?
西岡選手が使用しているラケット / ストリング
Embed from Getty Images
ここからは2023年6月時点で、西岡選手が実際に使用していると推測されるラケットについて考察していきます。
VCORE98(2023)にナチュラルとPTプロのハイブリッド
西岡選手が2023年全豪オープン時点で使用しているラケットとストリングがこちら。
使用ラケット Racket | VCORE98 2023年モデル |
使用ストリング String | ナチュラル x ポリツアープロ (1.25mm) |
参照:http://www.yonex.co.jp/tennis/players/post-17.html
西岡選手は歴代VCORE98を使用してきており、現在はVCORE98 2023年モデルを使用中。
2023年モデルはフェイスの先端側が非常にワイドな形状になっており、遠心力を上手く使ったスピン系のスイングとも相性◎。
西岡選手のフォアハンドのスピンにもこのラケットの性能が大きく貢献していると思われます。
西岡選手は縦にナチュラルガット、横にポリツアープロ1.25mmを組み合わせたハイブリッドストリングを使用。
以前はポリツアースピンを使用していましたが、ポリツアープロになってからはより戦績が上がってきているのでスイッチは大成功だったと言えるのではないでしょうか。
2023年8月追記:西岡選手本人が動画で解説!
なんと西岡選手本人がラケットやセッティング、スペックについて解説をされています!
内容を要約してみました!
・VCORE98 2023年モデル
・フレームは約314g
・トップに1.5g、エンドに2.5g加重
・振り抜きが良かったので少し軽めになった
・縦にはバボラ VSタッチ130
・横にポリツアープロ125
・縦52ポンドx横49ポンドが基本
→全仏は48x45
・プレストレッチはしていない
[過去のラケット]
中身はブイコアSVなのでは?
この先の内容については2019~2021年頃に執筆した内容となるため、現在使用されているラケット・ストリングとは異なっています。
西岡選手の使用アイテム遍歴を振り返れるように残しておりますので、あらかじめご理解頂いた上でお楽しみください。
西岡選手が実際に使っているラケットは、現在販売されているVCOREとは仕様が異なるようです!
ストリングパターンが16×20を使用
まずはこちらの写真から!
ラケットのデザインは現行ブイコア98で間違いありません。
しかーし!
ラケットのストリングパターンが16 x 20なんですね!
(市販品ブイコア98は16×19)
ちなみに、お隣の錦織選手のストリングパターンも16×20。
フレームのくぼみ構造がない
そしてもう1枚。
Nishioka Channeling Inner Rios In Comeback (外部リンク)
こちらのリンクのトップ写真に西岡選手が写っているのですが・・・
ラケットの5/7時の部分に、現行モデルにあるはずのエアロフィン(くぼみ)が見当たらない!
という事は、より古いモデルをベースに使っている可能性大。
旧型:SV98の可能性が高そう!
そうなるとブイコアSV、ブイコアSi、ブイコアXi、初代ブイコアになってきますが、初代とXiはスロート〜ヨーク部分の形状が異なるため除外。
そうなると西岡選手の実際に使用しているラケットはSVかSi。
写真で見る限りでは(非常に分かりにくいのですが)、フレームの10/2時部分にフィン(出っ張り)が付いているようなのでブイコアSV98の可能性が高いと判断しました!
重量などの細かいスペックなどはわからなかったものの、
日本人選手のガットセッティング(西岡良仁・内山靖崇)
こちらのブログの情報によると、重量は315gぐらいのようです。
2021年5月追記:現行品にチェンジ!!!
まず昨年7月のTwitter投稿がこちら。
湿気が凄すぎてニューガットが1時間ちょいで二本切れた…湿気多いとナチュラルは切れやすいんやけど、初めてこんなに早く切れた🙁
— YOSHIHITO NISHIOKA (@yoshihitotennis) July 23, 2020
そして二本とも全くおんなじ位置!ちゃんと芯捉えて打ててる証拠ですね!^_^#yonex #ヨネックス #vcore限定色 pic.twitter.com/DzPZ2xBMu2
先日販売開始された限定色VCOREを使用している様子の西岡選手。
よく見るとストリングパターンが16×19、フレームのくぼみもあり、現行VCOREを使用している模様。
ストリングが切れやすくなったのは、今まで16×20だったのを16×19に変更した影響なんじゃないかと推測。
限定色のコンセプトや詳細については別記事にまとめてありますので、合わせてチェックを!
結局2020年全米ではペイントジョブで使用!
Embed from Getty Images2020全米1回戦でアンディ・マレーとの激闘を演じた西岡選手。
その手に握られていたのは、限定デザインが施された従来通りのラケットでした。(ペイントジョブでした!!)
ストリングパターンは16×20、エロフィンのくぼみもないフレームになっていました。
Twitterに投稿したラケットは、単純にテストしていただけなのかもしれませんね。
(2021年5月追記)
ついに現行モデルにラケットチェンジ!
明日全仏オープン一回戦入ります!2番目に大きいスザンヌランランコート。ドが付くほどのアウェイになるでしょう。テレビの前から応援お願い致します!
— YOSHIHITO NISHIOKA (@yoshihitotennis) May 30, 2021
ここ最近ありがたいことに試合が連戦だったので腕細くなった?新しいヨネックスのバックと共に頑張ります!#全仏オープン pic.twitter.com/8vscKzKPtO
2021年全仏オープン時の写真がこちら。
よく見るとラケットが変化しているんです!
ストリングパターンは16×19、フレームのくぼみ有り、心なしかフェイス形状も2021年モデルのように見えます。
2021年シーズン序盤は従来からのラケットでしたので、おそらくスイッチしたばかりなのではないかと思われます。
【過去の使用ストリング】
ナチュラルxポリツアースピンのハイブリッド!
使用ストリングについては、再びこちらのブログから情報を拝借。
日本人選手のガットセッティング(西岡良仁・内山靖崇)
縦ストリング Main String | バボラ VS TOUCH 1.30 |
横ストリング Cross String | ヨネックス ポリツアースピン 1.30 |
テンション (縦 / 横) Tension | 52ポンド / 49ポンド |
このようなセッティングで使用しているそうです。
52ポンド・49ポンドなら一般のプレイヤーにも十分使えそうなセッティングですね。
ジョコビッチやフェデラーと同じく、西岡選手も縦にナチュラルストリング!
バボラのナチュラルの中でも、特に柔らかいフィーリングのVS TOUCHを使用しているそうです。
一般プレイヤーの自分にはコスト的にナチュラルはなかなか厳しいのですが、一度は自分のラケットに張ってみたいセッティングですね!
西岡選手の高い弾道を生み出すこのセッティング。
みなさんも是非参考にしてみてください!
<まとめ>
意外と真似出来るセッティングかも?
いかがでしたでしょうか?
ブイコア98にナチュラル x ポリツアースピンの組み合わせは、テンションをしっかり調整すれば僕たちのような一般プレイヤーにも十分使えそうなセッティングですよね!
セッティングに悩んでる方、西岡選手のような高い弾道を打ちたい方、今回ご紹介したセッティングを試してみてはいかがでしょうか!
そして西岡選手は2021全仏オープンにも出場中!
1回戦でJW・ツォンガを撃破し、2回戦進出を果たしています!!
西岡選手の試合はWOWOW放送&オンデマンド配信されます!
とにかく生で観るなら加入しておくのが吉!
まだ間に合いますので👍
今後のテニス観戦にWOWOWはオススメですよ。
最新のVCOREの詳細についてはこちら
すでに西岡選手も乗り換えたと見られる最新型VCOREはこちらの記事でチェック!