ポリファイバーのスタンダードなポリ系ストリング:TCS(ティーシーエス)のインプレをお届けします!
・癖が少なく落ち着いた使用感
・意外と反発力は抑えめ
Polyfibre TCSとは?
(ポリファイバー・ティーシーエス)
柔らかいポリ系ストリングを作るのが得意なポリファイバー(Polyfibre)。
その基礎となったモデルがこのTCS(ティーシーエス)。
TCSのスペック&テクノロジー
製品名 | TCS (ティーシーエス) |
素材 | ポリエチレン +複合素材 |
断面形状 | 丸型 |
太さ | 1.20mm 1.25mm 1.30mm |
色 | オプティックイエロー |
定価 | ¥2,600+tax (12m) |
使用されている素材はポリエチレン。
ポリファイバーのエボリューションにも使用されているものと同じものになります。
TCSに使われているテクノロジー
レモンピール加工 | 皮のように外側が硬く、内側が柔らかい特殊なコーティング |
SMDテクノロジー | 素材分子の適正配分を行う。 テンション維持性能、スピン性能、コントロール性能を更にアップさせました。 |
セッティング:ピュアドラVSに45ポンド
ストリング | TCS 1.25mm |
ラケット | バボラ ピュアドライブVS |
テンション | 45ポンド |
張り方 | 1本張り |
表面はツルツルで滑りは良好。
指で押してみるとブラックヴェノムよりもハリがあって、少し硬そうな感じ。
ストリンギングをしてみると、クロスを通す時の摩擦は小さいものの、素材の硬さ・ハリ感がちょっとだけ通しにくさを感じさせられました。
TCSの打感:柔らかく敏感過ぎない
TCSの打球感はポリ系の中では少し柔かい方です。
過剰にホールドしたり弾いたりしない、敏感過ぎないちょうど良い使用感でした。
エボリューションは同じポリエチレン素材を使用していますが、もう少しムッチリ(モッチリ?)とした打感で、ホールド感も強い印象。
僕はTCSの方が好きかな!笑
TCSの性能:バランスが良くて色々やれる!
TCSは性能のバランスが良く、強打もタッチ系ショットも色々やりやすく感じました。
ストリングがプレーの邪魔をしない、そんな印象でした。
反発力:比較的抑えめ。
若干のホールド感があり、弾きや反発力は比較的抑えめ。
ハードなストリングではありませんが、ある程度スイングスピードがある人の方が快適に使えると思います。
反発力はエボリューション<TCS<ブラックヴェノムのイメージでした。
スピン性能:自然なスピン量を実現
表面の滑りはポリらしく良好で、感覚に近い自然なスピン量を実現してくれる印象。
グリグリスピンには向きませんが、フラットドライブ〜普通のトップスピンならスイングに合わせてスピン量が変化してくれます。
TCS:単価が安いのでコスパもGOOD
テンション維持性などは標準的なレベルですが、単価の安さがコスパを引き上げています。
単張最安値:¥650+送料(¥250)
楽天の最安値は¥650+¥250(関東への送料) = ¥900となっています。
1000円でおつりがくる!!かなり安いですね!!
ロール最安値:¥9,380!(1張分¥590)
ロールも1万円を切っています。
1張分は約590円!
耐久性もそこそこあるので、部活を頑張る学生などにもオススメなストリングですね!
ライバル比較:プロレッドコード
ライバルとしてぜひ比較してもらいたいのがテクニファイバーのプロレッドコード。
バランスの良い性能や少し柔らかめな打感はどちらも共通。
プロレッドコードの方が少しハリがあって、ボールの抜けが良い印象。
薄ラケに張るなら、レッドコードの細めにすると相性が良いですよ!
ラフ加工されたTCS ROUGHもあります!
TCSをベースに、表面にラフ加工を施しているTCS ROUGHも展開されています。
より食いつき+引っかかりが向上しているのが特徴で、ループ系ショットも打ちやすくなっています。
オススメ:硬めのフレームや弾き過ぎ防止に
TCSは性能バランスの良いストリングなので、どのフレームでもしっかり活躍してくれるはず。
中でもオススメなのは硬めのフレームに組み合わせるパターン。
性能を保ちつつもボールの弾き過ぎや、敏感過ぎる使用感を抑える事が出来ます。
まとめ:こんなストリング
・TSCはポリとしては柔らかめの打感
・弾き過ぎず、食いつき過ぎない感触
・反発力は若干抑えめ
・性能のバランスが良い
・1張分で¥1000未満と安い
・特に硬めのフレームと相性良し