・BIG4が実際に使っているラケットのスペック比較
・黄金スペックなのはナダルだけ
・ハイブリッド率75%
・ハイブリッドはいずれもアルパワーとナチュラルの組み合わせ
BIG4のラケットスペックを調べてみました!
みなさん、こんにちは!
男子テニス界に絶対的な存在として君臨し続けているのが「BIG4」と呼ばれる4人。
< Roger Federer >
GS歴代最多20勝を誇る史上最高のオールラウンダー
パーソナルスペックはこちら↓
BIG4のリアルなラケットスペックを調べてみた!ロジャー・フェデラー編[パーソナルスペック]
< Rafael Nadal >
GS18勝、全仏12勝を誇る赤土の王者
パーソナルスペックはこちら ↓
BIG4のリアルなラケットスペックを調べてみた!ラファエル・ナダル編[パーソナルスペック]
< Novak Djokovic >
GS16勝、鉄壁の守備・正確無比なストロークを持った現ランク1位
パーソナルスペックはこちら ↓
BIG4のリアルなラケットスペックを調べてみた!ノヴァク・ジョコビッチ編[パーソナルスペック]
< Andy Murray >
GS3勝+オリンピック2連覇、優れた戦術による幅広い戦い方
パーソナルスペックはこちら ↓
BIG4のリアルなラケットスペックを調べてみた!アンディ・マレー編 [パーソナルスペック]
いろいろ調べまわって各選手が実際に使っているラケット・ストリングのスペック = パーソナルスペックをまとめました。
(詳細は各リンクからチェックしてみてくださいね!)
4人の道具を比べてみよう!
テニス界の中心であるこの4人のラケットやストリングなどを比較していきます。
まずはラケットから比べてみましょう!
(※ 参考にしているデータにも不明確・不確実な数字が含まれている可能性がある事を予めご理解下さい。)
< BIG4 ラケット比較 >
4人のラケットスペックを表にまとめました!
※スマホで見て下さってる方は、横向きにしてもらえると見やすくなります!
Federer | Nadal | Djokovic | Murray | |
フェイスサイズ [ 平方インチ ] | 97 | 100 | 95 | 98 |
フレーム厚 [ mm ] | 21.5 | 26~23 | 21 | 21 |
ストリングパターン | 16 x 19 | 16 x 19 | 18 x 19 | 16 x 19 |
重さ [ g ] | 366 (Strung) | 317 | 353 (Strung) | 353 (Strung) |
バランス [ mm ] | 315 (Strung) | 328 | 324 (Strung) | 332 (Strung) |
RA値 | 68 | – | 60 | 58 |
グリップサイズ | 3 | 2 | 3 | 3 |
比較した表がこちら↑
特に注目の数字を太字にしています。
< Check points >
・ジョコビッチが1番フェイスサイズが小さい95平方インチ
・ジョコビッチのみ18 x 19のストリングパターン
・フェデラーが1番重く366g (ストリング込み)
・マレーが1番フレームが柔らかいRA58
・ナダルが1番グリップが細くサイズは2
ジョコビッチ:コントロール重視?
精度の高いストロークが持ち味のジョコビッチが95平方インチ・18×19というスペックを使用しているのは納得の結果。
コントロール重視の印象ですね。
表には載せていませんが若干のロング仕様になっているそうで、SWは360~370とかなり大きくなっています。
普通の人じゃ振り切れないよ!笑
フェデラー:高重量+トップライト
フェデラーのラケットは366gと1番重ため。
フレーム自体が重たいのはもちろん、エラストクロスや当て皮の影響もあるの・・・かな?
全体重量はあるものの、トップライト気味のセッティングになっていますね。
片手BHや、ネット際での反射的なプレーなどをスムーズに行うには、(トップライトによる)操作性の確保も重要な要素ですよね。
ナダル:黄金スペック+ポリ
ナダルはグリップサイズ:2というのが驚き!
ただひとり100平方インチ+23~26mmという、黄金スペックのフレームを使用。
ストリング+振動止めを加えて総重量で340g+α くらいだとしたら、Big4の中では1番軽いセッティング。
ラケットの持つ反発性能+スピン性能に加え、軽さを生かした爆発的なスイングスピードがあのスピンボールを生み出してるんですね!
マレー:RA58と柔らかい
マレーのラケットはRA58。
今の市販G360ラジカルはRA68、ウィルソンのクラッシュがRA55なので、マレーのラケットはかなり柔らかいセッティングになってます。
しなりが出る分、反発力は落ちるはずなんですが・・・332mmというトップ寄りのバランスでパワーを補っているんではないかと推測されます。
< BIG4 ストリング比較 >
Federer | Nadal | Djokovic | Murray | |
縦糸 | ウイルソン ナチュラル 1.30 | バボラ RPMブラスト 1.35 | バボラ VS TEAM 1.25 | ルキシロン アルパワー 1.25 |
横糸 | ルキシロン アルパワーラフ 1.25 | ↑同上 | ルキシロン アルパワー 1.25 | バボラ VS TOUCH 130 |
テンション [ポンド] | 59 / 55 | 55 | 61 / 59 | 62 / 62 |
4人中3人がルキシロン・アルパワーシリーズを使用。
恐るべき使用率の高さ。
2000年代前半からずっと売れ続ける驚異の逸品ですね。
アルパワー+ナチュラルが3人
そしてアルパワーを使用している3人のうち、
フェデラーとジョコビッチは縦糸にナチュラル
マレーは横糸にナチュラル
という差が。
同じハイブリッドでも狙いがちょっとずつ違うんでしょうね。
ナダルのみポリエステルオンリー
その一方、黄金スペックのフレームを使用しているナダルは、ポリエステル系ストリングのRPMブラスト1.35mmのみを使用。
ストリングに関しては、ナダルのセッティングが1番パワーが抑えめ。
シリコンによる滑りの良さがスナップバックを引き出し、スピン性能を高めてくれるブラスト。
とは言え1.35mmって生半可なパワーじゃ、良さを引き出せないでしょうね・・・。
まとめ:みなさんが使っているスペックとの違いはありましたか?
最後までお読み頂きありがとうございました!
ここまでお読みになられた方は相当の変t・・・いや、相当のマニアでいらっしゃることでしょう。
BIG4と皆さんのスペックはどれくらい違いがありましたか??
こうやって実際の数字で確かめて見ると、市販品とは全然違うスペックでしたね。
やっぱりプロのラケットはプロにしか使えなさそうなものばかりでしたね!
ストリングならまだ同じようなセッティングを試す事は出来そうですね!
ただナチュラルの値段と、アルパワーの伸びの速さに耐えられるのかどうかが問題になりそうな予感。
(プロはすぐ張り替えるから良いけど、一般プレイヤーは・・・良く考えましょうね!)
こうやってスペックを知ってから試合を見ると、また違った観点からも楽しむ事が出来そうですね!
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