00-解説

【ラケット乗り換え】特性の違うラケットにスイッチして感じる悩み。

ラケット変更に伴う悩み・問題点とその対処法
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
・ラケット変更による問題を考察
・特性の違うモデルにしたらミス増加
・試合で使ったら意図しないミス連発
・前のラケットより悩みが増えることも
・ミスの傾向と対策を客観的に考えよう
・ストリングの調整も積極的にやろう
・緊張する場面を沢山経験するべし!

今まで使っていたラケットから新しいラケットへスイッチした時、気持ちはワクワクドキドキしますよね。

バボラ・ピュアストライクVS(Babolat PURE STRIKE VS 2022)

でも実際に試合で使ってみたら期待とは違うプレー内容、ミスなどにガッカリしてしまう事も。

今回の記事では、新しいラケットに変えた時に感じる問題点についてまとめ、そして対処法について考察をしてみました。

TRUEMAN
TRUEMAN
EZONE98LからPURE STRIKE TEAMにラケットを変えて初めてシングルスをやってみました!
そこで感じた変化や悩み、問題点について記事にまとめてみました。

使用感の違うラケットに変えてみたら。

YouTubeやTwitterでも連日投稿しているのですが、長く使っていたEZONE98LからPURE STRIKE TEAM(カスタム)へのスイッチをトライ中。

約1年使い込んだEZONEに対し、ピュアストTEAM自体は初めての購入(※100は所有歴アリ)でチューニングの方向性を模索中。

とりあえずラリーなどの練習をする限りでは非常に使いやすくて好感触。

2本のラケットの違い・特性

項目比較
反発力・飛びピュアストの方が楽に飛ぶ
打ち応えEZONEの方が重くしっかり
引っ掛かり
弾道
ピュアストの方が引っ掛かり
弾道は持ち上げやすい
スピン
掛けやすさ
(感覚的には)
ピュアストの方が掛けやすい
振り抜きEZONEの方が空気抵抗少ない
スイートエリアピュアストの方が広く
中央に近い感じ

今使っている2本を比較すると上記の通り。

EZONEは振り抜きが良く打ち応えがあり、スイートエリアの位置など若干シビアさがある印象。

ピュアストの方が全体的なアシストが強く、楽に打てて調整もしやすい印象。

練習のラリーでは明らかにピュアストの方がショットバリエーションが豊富で、自分の感覚に対し球種がしっかり変化するのがピュアスト、あまり球種は変化しない代わりに安定しているEZONEという感じです。

打ち比べ・試合形式での検証はこちらの動画で公開していますので、見比べてもらうとイメージしやすいです。

試合形式:心理的圧力があると意図せずミスも出る

練習では非常に快適なピュアストTEAMだったのですが、シングルスの練習をしてみるとEZONEの時とは違う意図しないミスが増えた印象。

特に心理的圧力が掛かるタイブレーク練習などでは、より一層ミスが増えてしまいました。

悩み・問題点

実際に試合形式で新しいラケットを使ってみて、どんなミスが出てしまったのか、どんな変化を感じたのかをまとめました。

弾道の高低の調整がズレてしまう

ラケットを変えて感じた大きな変化は弾道の調整で、EZONEは大体同じくらいにまとまるのに対し、ピュアストTEAMは上に持ち上がり過ぎたりスピンが掛かり過ぎてネットしたりというミスが目立ちました。

弾道を変化させやすく感じる反面、弾道のブレ幅が大きくなってしまう感覚ですね。

思ったようにスイング出来なくなる・振り切れない

弾道の変化などもありEZONEの時よりも自信を持って振り切るのが難しく感じました

練習では楽に飛ばせるしスピンも掛けやすいと感じていましたが、いざ試合となると振り切れずに浅くなってしまいがちでした。

相手を見る余裕が少なくなる

ミスが増えるにつれて「どう振るべき?」や「どんな球種で打つべきなのか?」という自問自答する場面が増えてしまい、それに伴って戦っている相手の事を見る・考える余裕というのが少なくなってしまう感覚がありました。

テニスは相手との駆け引きありきの競技なので、無意識に打ってるラリーが大丈夫でも試合になると上手くいかないというのは当然・・・ですが出来るだけ相手・ボールに意識を割けるようにしないと試合に勝利するのは難しくなってしまいますよね。

ショットの再現性が若干下がる

EZONEとピュアストを比べると、ショットの再現性には違いを感じる場面が多かったです。

スピンにしろスライスにしろEZONEは同じ弾道・同じ飛距離にまとめやすく、ピュアストになるとそのバラつきが大きくなる=再現性が低い感じでした。

対処法を考えてみた。

ここからはラケットを変更した時やする時に生じる悩みや問題点に対し、どのような対処法が取れるのかを考えてみました。

具体的なミスの傾向を把握する

まず必要なのは今までとは違う部分でのミスが出るという事は念頭に置いておき、実際のプレーの中でどのようなミスが出るのかを出来るだけ具体的に把握すること

どうしても試合になると漠然と「今日はミスが多かった」とか「酷いミスがでた」、「前のラケットはこんなミスしなかったのに」といった気持ちになりがち。

(実際自分もそんな感じの時間を過ごしてます。笑)

ただそこで一呼吸入れて、どんな場面でミスをしてしまったのかを出来るだけ冷静に振り返るのが大事ではないでしょうか。

動画撮影をしているのであれば、第3者になったつもりで見返すのも効果的だと思います。

緊張する場面で使う機会を増やす:沢山ミスする

対処法というのとは少し違うかもしれませんが、ラケットを変えたら出来るだけ早く出来るだけ多くのミスを出し切ってしまうっていうのもありだと考えています。

「ラケットにアジャストしきってから試合にでよう!」と考える人が大半だと思いますが、やはり(試合形式だとしても)普段の環境や相手と戦うのと、お金を払って参加したトーナメントで見ず知らずの相手と勝負するのとでは別物だと思います。

負けるのは本当つらいし嫌なんですが、ラケットへアジャストするためには強い心理的圧力が掛かる場面を出来るだけ沢山経験するというのが近道。

沢山ミスすることでどんどん改善することが出来る、そう考えて対処する方が結局効率的なんだと感じています。

ストリング・セッティングを変える

ラケットが変わればスイングが変わるし、プレーを最適化するためにはストリングのセッティングを改めて調整するというのも必須レベルのアプローチ。

今回のEZONE→ピュアストに関して言えば、手応えも引っ掛かり具合もかなり変わったこともあって弾道のブレが大きくなってしまいました。

そのブレを出来るだけ抑えるために少し硬めでたわみ過ぎないポリにしてみる、テンションを調整して少し抑制を利かせやすくするというのもありかもしれません。

ナイロン+ポリのハイブリッドだったのでポリ単に

今回のピュアストTEAMはアスタリスタ・アーマード130とポリツアーストライク120のハイブリッドを45ポンドで張っていました。

EZONEにPTストライク単張りがメインだった頃と比べれば、食いつきや手応えも別物。

フレーム自体もよりパワフルになっている事も考えると、アジャストが難しく感じてもおかしくないワケですね。

ポリ系ストリングでもう少し抑えを効かせてアジャストしやすくし、徐々に変化させていくというアプローチが良いのかもしれません。

とりあえず試合を頑張ります!

バボラ・ピュアストライクチーム (Babolat PURE STRIKE TEAM) 2019年モデル

ということで今回はEZONE98L→ピュアストTEAMへのスイッチを例に、ラケット変更時の悩みや対処法について考えてみました。

記事内でも触れている通り、最終的には緊張する場面をどれだけ多くそのラケットで経験したか?っていうのが凄く大きな要素だと考えています。

良い意味でも悪い意味でも練習試合と試合は別物。

ということで僕自身、来月試合が控えているのでしっかり経験値を積んできたいと思います。

偉そうに対処法を語っておいて、自分自身で実施しなかったら無責任ですからね(笑)

ラケット変更の悩み・問題点:まとめ

・ラケット変更による問題を考察
・特性の違うモデルにしたらミス増加
・試合で使ったら意図しないミス連発
・前のラケットより悩みが増えることも
・ミスの傾向と対策を客観的に考えよう
・ストリングの調整も積極的にやろう
・緊張する場面を沢山経験するべし!


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テニス系ブロガー
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年

・オールラウンド器用貧乏
・TOUR100 290gを愛用中
・クセの少ないラケットが好き
詳しいプロフィール

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